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名指しと必然性 様相の形而上学と心身問題
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.8 3件
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  • カテゴリ:研究者
  • 発行年月:1985.4
  • 出版社: 産業図書
  • サイズ:20cm/283p
  • 利用対象:研究者
  • ISBN:978-4-7828-0022-5
専門書

紙の本

名指しと必然性 様相の形而上学と心身問題

著者 ソール A.クリプキ (著),八木沢 敬 (訳),野家 啓一 (訳)

名指しと必然性 様相の形而上学と心身問題

2,916(税込)

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みんなのレビュー3件

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評価内訳

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紙の本

天才クリプキの「哲覚」

2003/08/16 13:45

7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る


 本書には1970年1月プリンストン大学で行われた講義の記録が収められていて、その第三講義の冒頭でクリプキはそれまでの講義を通じて「なしとげられたこと」を自ら三つあげている。第一に、名指し(naming)は対象の性質にかかわらないこと。つまり名前は確定記述(指示対象を一意的に同定する性質の束)に還元できない純粋な指示語であって、その機能は最初の命名儀式以後の共同体における伝統によって受け渡されてきたものである。

 第二に、名前は「固定指示子」であること。つまり名前はあらゆる可能世界において同じ対象を指示する。ここで「可能世界」とは指示対象が現実世界でもつ性質をもたないような反事実的状況のことで、クリプキによると「可能世界は、われわれがそれに結びつける記述的条件によって与えられる」ものであって、「強力な望遠鏡で発見される(discover)ものではなく、約定される(stipulate)ものである」。(だから、ある固定指示詞があらゆる可能世界において同じ対象を指示するというとき、対象の諸可能世界にまたがる同一性の規準、貫世界同一性の規準は必要ない。)

 第三に、異なる名前が同一であることが真ならば、それはあらかじめアプリオリに知ることができないとしても必然的に真であること。つまり同一性とは対象とそれ自身との間の関係なのであって、だから「宵の明星」と「明けの明星」と「金星」とが同一であるということは必然的に真であり、私たちの経験的=科学的な知見に左右されない。もしこの主張に困惑を覚えるとすれば、それは認識論的な「アプリオリ性」と存在論的=形而上学的な「必然性」とを混同しているからである。

 クリプキは、第一と第二の講義で「固有名」に関連して述べられたこれらのテーゼを第三講義で猫や水や熱、光といった一般名辞にまで拡張して、たとえば「熱は分子運動である」といったアプリオリではないが必然的な理論的=科学的同一性の問題を論じる。そして最後に、ある物理的状態(脳状態)とそれに対応する心理的状態(痛み=直接的な現象学的性質)との間に想定される同一性は理論的同一性ではない(偶然的に成り立つ同一性である)ことを論証し、心身問題に関する唯物論(心脳同一性)を退けている。

 ──さすがは天才クリプキ。その議論はいささかの理論的混濁も概念的不純物も含まず、純粋な思考の力でもって最短距離で「実在」の真相に迫っている。その結論を受け入れるかどうかは別にして、ここには確かにクリプキにとっての哲学的問題が、いやクリプキ自身の「哲覚」(身体のありかたに根ざした哲学的な問題感覚)に裏打ちされた固有の「生」の問題が息づいている。このことを見失うとき、『名指しと必然性』は一見きらびやかな業界的ジャーゴンに彩られた出来合の哲学問題をめぐる、知的だが退屈な議論の書でしかないだろう。

 それではクリプキが本書で取り組んだ哲学的問題(私が本書のうちに読み込んだ私自身の哲学的問題というべきかもしれない)とはいったい何か。おそらくそれは、あらゆる可能世界がそこにおいて(その様相的性質として)記述される「現実世界」の実質は何かということ、いやそもそも生命や神経システムを含む物質的世界と言語的に構築された世界(異界=彼岸=あの世を含む)が複合する「現実世界」が存在することそのものへの驚きだったのではないか。

 ──論理学とは神なき神学である。より深く神秘を感じうる者こそが、より明晰な論理を語る。

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2006/02/22 10:53

投稿元:ブクログ

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2012/08/19 23:48

投稿元:ブクログ

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