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濫觴の宴(光文社文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1986.1
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社文庫
  • サイズ:16cm/454p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-70283-0
  • 国内送料無料
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濫觴の宴 (光文社文庫)

著者 西村 寿行 (著)

濫觴の宴 (光文社文庫)

605(税込)

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評価内訳

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溢れ出る自然への想い

2007/02/03 18:34

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

動物や自然、人間とそれらの交流、天変地異の描写において凄まじい迫力を持つ西村寿行の素養は、海については生まれ育った瀬戸内海で、山については猟師をしていたと自身で言うほどに凝った趣味の狩猟によるのだろう。その狩猟については不意に思うところあってきっぱり止めて、その後「犬鷲」で作家デビュー。次第に冒険サスペンス的な作風に移行するのだが、本書はその寿行の動物愛護の思いが作品として表明されている。
発端は39億5千万円強奪事件の発生。犯人は現金輸送者をヘリで吊り上げて持ち去るという奇策に出て、警視庁のヘリ部隊の追跡は出し抜かれ、捜査の手掛かりを失う。犯人の巧妙で緻密な計画に警察が苦戦する中、刑事黒沼はほんの小さな手掛かりから謎の解明に突き進む。ちょうどその頃、ハンターの誤射によって失明した少女の手記が出版され、その透徹した想念は読者の心を打ち、ベストセラーとなる。そしてそこから狩猟全面禁止運動が大規模な展開を見せ始める。刑事黒沼は、事件と運動の間の符合を突き止めるが、否応無しに進む道を選ばざるを得ないことになっていく。
作者が「真の野生獣保護者のほとんどはかつての殺戮の経験者だ」と述べるのは、そこに自身の体験を重ねているのだろう。狩猟をする者、禁止を求める者、両者の立場からの主張、心理、利権、それに生態系への影響など、具体的な数値も盛り込んで説得力のある展開を突き進む。その対決は、迷走する黒沼の進む奇怪な道筋に沿って全貌を明らかにしていき、遂に日本中を巻き込む全面実力抗争にまで発展する。
濫觴とは、盃を溢れさせるほどという意だという。最初は一人の少女の思い、それに惹かれた者、厳しい生き様ゆえに合流してくる者、多様な人物達が大きな流れを生み出した。一方で荒唐無稽とも言えるようなアクション小説、スペクタル小説を量産していた作者が、同じ手法で自身の祈りを著わすという、ある種異色の作品だが、書かずにはおれなかった切実さ、この手法でこそ描き得た熱さがある。謎と陰謀が張り巡らされながら、不思議に爽やかだ。
現在でも人間による自然破壊や、動物による人間への被害などが語られることは多いが、みな断片的で、問題も論争もメディアと大衆の間で消費されて消えていく。すでに高度成長時代において、こんなに高い完成度と社会性をもって語られていたというのに。

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