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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1986.4
  • 出版社: 朝日新聞社
  • サイズ:20cm/375p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-02-255500-9
  • フィルムコート不可

紙の本

馬喰八十八伝

著者 井上 ひさし (著)

馬喰八十八伝

税込 1,320 12pt

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みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

評価内訳

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紙の本

井上ひさし全著作レヴュー72

2011/09/01 20:12

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:稲葉 芳明 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 初出「週刊朝日」1980年1月11日号~10月24日号の連載に加筆。
 時は江戸時代初期、島原の乱からまだ間もない頃。舞台は下総国(現在の千葉県北部と茨城県南部)の、馬産地として知られた桜七牧(さくらななまき)にある高野(たかの)という村。主人公は、馬の種付けを生業とし後の世に馬喰八十八(ばくろうやそはち)と喧伝された大法螺吹き。
 種付け料で口に糊をしながら諸国を旅して歩き、各地の国分寺や神社仏閣をたずねて回っていた八十八は、ヒョンなことで高野の村で事件に巻き込まれたのを契機に、途方もない嘘をいとも容易くかつ鮮やかにつくという天賦の才を活かし、大活躍を見せる。筋書きだけいえば、典型的なピカレスクロマンであり、法螺話の面白さでどこまで愉しませて/騙してくれるか、その作者の腕を存分に楽しめばいい娯楽小説である。井上ひさしが往々にして遣りすぎ過剰しつこ過ぎる位作りこむ細部への拘りも、本作ではさほどなく、気楽に作り話を楽しめる。
 しかし、八十八の法螺話の突拍子もなさ、独創性、即興的に話を自在に拵える頭の回転の速さを楽しんでいるうちに、最後に物語から大きなメッセージが浮かび上がってくる。八十八が名主や代官を相手にしているうちは八十八vs.個人という図式であったが、八十八が或る目的遂行の為に徒党を組み殿様相手に戦いを挑んでいくと、思いがけない真相が明らかになってくる。言わば、お気楽な喜劇映画を楽しんでいたら、クライマックスでいきなりシリアスなテーマが展開されたようなものだ。
 このサゲを唐突ととるか、やはり井上ひさしらしいととるかは読者次第だが、最後の頁で或る実在の人物の名を出してきたところを見ると、法螺話尽くしもここに行き着くための用意周到な布石であったのかと、筆者は素直に納得させられた。

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