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映画化までされてるらしいし、すばる賞も取ってるんですが、文庫で400P越えは長すぎました…
さらに、改行をあんまり入れないから、ページめくった瞬間に、文字がビッシリ…
キツカッタ…
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ずいぶん昔に書かれた本とは知らず、買ってしまったのだが・・面白い。野球好きで、競輪好きならもっとよかったのに!同じ時代を生きてる作家と、共鳴できる作品。
それにしても、自分そっくりの人が存在していて、その人のために、事件に巻き込まれたとしたら・・私も・・同じように動くだろうなぁ・・
この主人公・・ほんと、面白いわ!
2008.2
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2008年5月13日 読み終えました(´ε')
27歳、田村宏。
“失業したとたんツキがまわってきた”
とはいうものの競輪の儲けで暮らす失業者……。
競輪場でやけに脚のきれいな
元人妻・良子と知り合うが、
その頃から宏そっくりの男が街に出没、
次々に奇妙な事件にまき込まれていく。
青春の日の蔭りと明るさをとらえる今日的長編。
すばる文学賞受賞作。
うーん(´・ω・`)
主人公がダメ男すぎて・・
働けよ!(゚Д゚)
競輪ってそんなに儲かるもんなのかなー
なんか良子さんもいづみちゃんも可哀想(PД`q)
だめ男にひっかかっちゃダメだなあー
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主人公田村は、競輪と野球が大好き。
競輪の中野浩一や、野球で江川が話題に上る時代です。
懐かしい!
田村のそっくりさんが、競輪場やデパートに出没し、
知り合いに何人も目撃されます。
しかも、身に覚えのない罪で突然の暴力に会ったり…
どうやらそっくりさんは、やくざな男!?
田村自身の、やさぐれた生活一年間を追いながら
彼の恋愛、仕事、競輪、+サスペンス?のお話です。
彼の変な?真面目さ加減が、かえって怠惰な感じに映り、
いらいらさせられました。
ちょっと長さを感じる一冊でした。
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主人公 田村は仕事を辞めてからずっと、競輪ばかり。女関係もはっきりしない。いい加減な男だ。
そんな田村に瓜二つという男 野口が現れ、周辺が慌ただしくなる。
いい加減なのに、変に真面目過ぎる田村の日々が描かれている。
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旅行用にボロボロにしてもいい文庫を親から借りたので読みました。なんと自分が生まれる前に書かれた本だったなんて。
すばる文学賞受賞作品だったそうです。たしかに400ページほどのちょっと眺めの小説だったのですが、すらすら読むことが出来ました。文庫の後ろで佐伯彰一さんの解説には「軽み」を身につけた日常系ミステリーというような内容でした。
本作品は日記という体で文章が書かれています。重大な犯罪が起こる、予想もしないトリックがある、巧みな文章構成で読者をはっとさせる、というような内容ではなく、それはたしかに日記として読める少し不思議な日常といった感じでしょうか。やはり何よりの特徴はさらっとした口当たりの文章と思います。
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年が明けて、大量に図書館から借りてきた本のうち
最初に手にとったのがこの本。
古ーい本だったし、佐藤正午さんの本は始めて読むので
まったく中身を想像せずに読み始めたけど
テンポがとても良くて一気に読みきってしまった。
普段なら飽きて他の本を読んだりしてしまうけど、これは面白い。
母親の誕生日、もめ始めた妹と母親との間に挟まれる主人公の叫びに
電車の中でクスッとしてしまった(^^;)
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時代は1980年。自分に瓜二つの男が存在することにより引き起こされるたくさんの事件。解決することなどできないが、それでもどうにかしなければ、という中でのスリリングな展開が楽しめる。ドストエフスキー的長いセリフもあり。
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瑞々しい文体が細部まで行き渡ってて気持ちいい!たまたま主人公と同じ歳にこの作品と巡り会えたことを運命に感じる。
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第7回(1983年)すばる文学賞受賞作。九州・長崎の競輪場がある街「西海市」が舞台のヒューマン・ミステリー。27歳失業中の主人公はなんとかギャンブルで生計を立てているが、他人に間違えられるトラブルが続き、自分に酷似した人物の存在を知る。そのもうひとりの自分である謎の人物と彼を慕う女たち、彼を追う男たちとの関わりを描いた作品。
物語の構成や着想はおもしろいのだが、448Pというボリュームの割には主人公の軽薄さからくるのであろう読みごたえの無さ、”追い詰められた”感を演出するために西日本の端の地・長崎を舞台としている割には”ハードボイルド”感を出すために全く九州弁が使われていないことの不自然さなど、残念。
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「知らないということはたぶん幸福なことなのだ。何も聞かず何も見ずに生きていけたらどんなに気が楽だろう」
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主人公は何をしたいんだかわからない!でもでも、20代のころはこうだったかもしれないなぁ。こうだったなぁ。少なくても、この主人公に文句を言える人じゃなかった。そういう点でリアルで、入り込むなぁ。佐藤正午のデビュー作。もうミステリとハードボイルドが味わえ、ごちそうさまでした。なんだかんだで好きです。
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昭和5?年、長嶋が巨人の監督を辞任した年の風俗を背景にした、28歳の無職男が主人公のちょっとくたびれた青春小説。自分とそっくりだという金にも女にもだらしない男の影に散々振り回されつつ、その男の存在はメタファーなのか、リアルなのかどっちとも分からない感じなのが面白かった。シュウジというその男の姿が徐々に明らかになり、最後、駅での邂逅は結構ドラマチック。出てくる女性がどれもいまひとつ共感を呼べないが、妙に現実感がある。ミステリ好きというのが一本底辺に流れていてその具合が感じよかった。
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「自分に似た男」というミステリー的な要素を上手く使えずに展開してしまった印象がある。ミステリー部分が動き出す後半からが面白く読めた。主人公と恋人のやり取りは全体的にもう少し短くてもよかったような気もする。
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デビュー作とは知らず読みましたが佐藤先生はあとがきで謙遜してますがちゃんと今の原点感じます。
登場人物全員執着がないというか流されてく退廃的な空気感。
はっきりした結末は幸せじゃない気がするけどなんか惹きつけられる。
自分に似た人いたら会ってみたいけどやっぱり怖いかもしれません。