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著者 連城 三紀彦 (著)
夜よ鼠たちのために (新潮文庫)
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評価内訳
2010/05/25 20:32
投稿元:
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+++ 脅泊電話に呼び出されて出かけた総合病院の院長が殺され、続いて、同じ病院の内科部長の死体が発見された。見つかった二人の死体は、首に針金を二重に巻きつけられ、白衣を着せられていた。何故二人がこんな姿で殺されたのか?そして、「妻の復讐のために殺した」という犯人の電話の意味は?執拗な復讐者の姿を追う表題作ほか、人間の心の奥に潜む闇を描くサスペンス6編。 +++ 表題作のほか、「二つの顔」 「過去からの声」 「化石の鍵」 「奇妙な依頼」 「二重生活」 +++ どれもとてもよくできた物語である。極自然にまっすぐに流れていた流れが、ある時点を境にもつれ絡まり合い逆流するように、がらっと様相を変える。その変わり様が見事である。真実がわかるとそれまで見逃していた些細な点が、浮かび上がるように見えてくるのが不思議である。どこでどうひっくり返されるかわくわくする一冊だった。
2006/04/24 12:54
6編の短編集。 だれが本当のことをいって、誰がうそをついているのか。 頭がぐるぐるしてきます。 どれもこれもええっ!?と驚くこと間違いなし。いい作品集です。
2010/04/17 11:25
仕掛けは基本的に似たようなものなのだけど、どれも面白く読める。好きなのは「過去からの声」、びっくりしたのは「二重生活」。
2014/03/23 12:51
短編。 話は古い内容を含みますが、昭和生まれの私にはむしろ 落ち着いて厚みのある雰囲気が心地よかったです。 初めての連城三紀彦作品でしたが、他の作品も読みたいと思います。
2013/01/17 15:36
思い込みによる目の錯覚というものがあるが、この先生の作品はまさに思い込みによる心の錯覚を衝いてくる。 連城先生の作品を読むと、「こういうものだ」と思い込んでいることがいかに多いことか。 並みのどんでん返しじゃない。 加えて描写の機微の美しさ。すべての物語に通底する切なさと悲しさ。 先生は本当に天才だと思う。
2012/07/07 18:37
叙情性と本格ミステリのトリックが両立する稀有な短篇集。しかも6篇全てネタが被らずテイストがまるで違うという贅沢な奇跡。こんな傑作がどうして絶版なんだ。新潮社さん、なにやってんの! 創元推理文庫、文春、双葉社あたりが版権とって復刊させてください。 『化石の鍵』 冒頭にも書いたが、叙情性と密室トリックという一見相容れない要素の親和性が凄い。アパートでひっそり暮らす父子家庭の車椅子の少女。少女をめぐる殺人未遂事件と密室の謎に無理がなく、謎の解明がそのまま人間ドラマに繋がるラストが素晴らしい。『化石の鍵』という詩的表現が見事。 『奇妙な依頼』 ハードボイルドの探偵物でありながら、二転三転どころか五転も六転もする展開。全く予測不能でちりばめられた伏線と構成に唸る。かなり面白かったしお気に入り。 しかし、なんといっても表題作『夜よ鼠たちのために』が至高。 孤児院で育った男の復讐譚。クライム・サスペンス、ピカレスク・ロマンでありながら高密度のサプライズ。そしてサプライズの奥にある犯行動機にさらに驚く。こんなことを考えつく連城三紀彦は凄過ぎる。あとがきに作者自ら「フィクションとして時代遅れになる事を願う」と書いてあったが、残念な事に(そして本読みとしてはありがたいことに)全く古びていない。ラストの愛とニヒリズムに胸が締めつけられる。 他、誘拐ものあり、男女の愛憎劇あり。全てに驚きがある。ハズレなし。
2013/04/27 00:42
これほどまでに濃密な短編集はあまり無い・・・・と思う位に 秀逸な作品が詰まったミステリ小説である。 文章の巧みさと言うか、「言葉にするとこういう事」と思わず唸ってしまう 上手さが散りばめられていて素晴らしい。 特筆は「二重生活」。このどんでん返しにはしばらく余韻が消えなかった・・・。
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