自然図鑑 動物・植物を知るために

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投稿者：銀の皿　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

図鑑となっていますが、たくさん生き物を並べて記載しているのではありません。観察の方法やどんなところに目をつけたらよいかなどを丁寧に教えてくれる「初心者用の手引き」に近いです。写真は使わないでカバーのようなイラスト（本文はカラーではない）がふんだんに使ってあります。

基本的な観察のポイントの記述が最初にあり、そのあと「昆虫類・その他のむし」「鳥類」などのように分かれてそれぞれに「道具と服装」「注意点」などがまとめられています。おおよそ見開きで「雑木林で昆虫を探そう」とか「干潟で見られる鳥」のように、少し細かい対象についての観察の仕方などを説明と、観察できる生きものを並べた絵。具体的に名前が挙げられている生き物はそれぞれで数種類。でも項目が多いので、本書全体ではかなりな量になると思います。
高校生が中学生と小学生を連れて三人で観察に行く、という数ページの漫画が数か所載っています。2020年の今ならこんな風に出かけられるかな、と思う状況もありますが、自然観察で実際におきそうな気づきや驚きが描かれていて意外に参考になりそう。

出版が1986年ですからちょっと古いところもあります。例えば持っていく道具。外来の生きものについてもまだあまり深刻な書かれ方はしていません。それでも読んでいると自然観察の基礎は変わらないな、と思えるところがたくさん。現代の便利なものがなくても十分自然と触れ合い知識を得ることはできる、と思いました。

キレイな写真図鑑などもたくさん手に入る昨今ですが、基本を丁寧に描いたこういう書籍も一度は読んでも良いと思います。古さを逆手に「お父さんの子どものころはこんな風」などと、子供と読んでも楽しそう。

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投稿者：kyoto　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

子供から大人まで楽しめるシリーズです。いろいろな機会（誕生日、クリスマスなど）に
兄弟2人にそれぞれ合ったものもプレゼントしてすこしずつそろえています。