紙の本
夢で会いましょう (講談社文庫)
強烈な個性と個性がぶつかりあう時、どんな火花が飛び散るか――それがこの本の狙いです。同時代を代表する2人が、カタカナ文字の外来語をテーマにショートショートを競作すると、こ...
夢で会いましょう (講談社文庫)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
強烈な個性と個性がぶつかりあう時、どんな火花が飛び散るか――それがこの本の狙いです。同時代を代表する2人が、カタカナ文字の外来語をテーマにショートショートを競作すると、こんな素敵な世界があらわれました。さあ、2種類の原酒が溶けあってできた微妙なカクテルの酔い心地をじっくりとどうぞ。【商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
夢のような短編集
2023/04/09 11:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹と糸井重里各々による短編集。各短編末尾にお互いのイニシャルが付してあって、どちらの作品だかが分かるようになっていますが、文体でも分かる感じです。(本編でも読めば分かるみたいに書いています。)現実か非現実か分からないお話で、村上春樹はいつもの小説のように楽しめますし、糸井重里の方も同じ空気感の中、世間を鋭く突いているようで、面白く思いました。
紙の本
この文章は、村上春樹か、それとも糸井重里か。
2002/06/07 16:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうきっく - この投稿者のレビュー一覧を見る
たいていブラック・ユーモアです。
もちろん短編も短編で、1ページから8ページくらいでひとつの言葉に対して語られるのですが…
まえがきの村上春樹が、
なお、文章の最後に書いてあるmとiで、どちらが書いたかわかるようにしてあります。
まあ、分かるとは思うけれども
と書いているのです。つまり、実は著者当てクイズ的な部分もあるのです。面白いなあ。ハズレも多かったです。挑戦してみてください。
紙の本
軽い軽い、でも面白い
2001/01/03 17:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:白井道也 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「アイゼンハワー」から「ワン」まで、約100個のカタカナ語をテーマにして、村上春樹と糸井重里が、エッセイとも短編小説ともつかない文章を紡いでいく。だいたい、軽やかといえば軽やか。ナンセンスといえばナンセンス(良くも悪くも)。暇つぶしには最適の本だろう。
軽い文章なので記憶には残らないが、その中で面白かったのがいくつかある。まず、村上春樹による、一連の「ヤクルト・スワローズ詩集」。これは、「オイル・サーディン」や「スクイズ」や「チャーリー・マニエル」の項でお目にかかれる。「シーズン」の項では、糸井がキャッチ・コピーについて凄く面白い文章を書いている。「カツレツ」では、神戸生まれの春樹がビーフ・カツレツについて綴っている。
実もフタも無い文章、あるいは腹のたしにならない文章、といえばそれまでなのだけど、これだけ軽くて面白い文章を書けるのはやはり才能だし特権だな、とは思う。