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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1987.3
  • 出版社: 朝日ソノラマ
  • サイズ:15cm/283p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-257-76370-1
文庫

紙の本

ARIEL 1 (ソノラマ文庫)

著者 笹本 祐一 (著)

【星雲賞日本長編部門(第36回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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ARIEL 1 (ソノラマ文庫)

税込 534 4pt

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.0

評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

祝完結!長いけどあっという間の20冊

2004/03/13 00:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さくら姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ARIEL」エリアルって読むんですけれど、私、ずっとついつい「ありえる」って読んでました。だってローマ字読みだとこう読めますものね…という話は横に置いといて…っと。はじめての人はこの話、20冊も続くなんて…ってつい引いてしまうのではないかと思います。まあ、1冊、だまされたと思って読んでみてください。つい続きを読みたくなってふと気づけばあれ? 読んでしまった?っていうぐらい読みやすい、完結に17年もかかっているのに読みきるのはあっという間と言う、長くて短いシリーズです。
この主人公?の巨大ロボット・エリアルに搭乗する3人の少女たちは熱血なんてほど遠く、おじいちゃんの道楽につきあわされてしぶしぶつきあっているようなものですし。主人公たちはじめ、敵もミカタもマイペース。ありえないのに妙にリアルでおもしろい、ツボを押さえたSF小説です。

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紙の本

鋼鉄の美少女、大地に立つ

2003/02/02 20:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人類初の巨大ロボット<ARIEL(All Round Intercept and Escort Lady)>最初の任務は、宇宙人の送り込む戦闘メカと戦うことだった!

 70年代、テレビには巨大ロボットが登場するアニメがあふれていた。そんな中で育った子供たちも高校生や大学生になり、「今さらテレビまんがじゃないさ」とツッパるようになっていた。毎週のように街を破壊されても翌週には元通りなのは何故か。銀河系を支配するような宇宙人の軍団が、地球のたった1人の科学者が作った1機のロボットに撃退されるなんておかしいじゃないか…。そんな文句を言いながらも、内心は巨大ロボットの活躍する“大人向け”の物語を求めていたのだ。そして『エリアル』は、まさしくそんな背伸びしていた少年たちが求めていた作品だった。
 章立ての構成を見ても判るように『エリアル』はTVのロボットアニメを強く意識している。しかし単なるパロディやオマージュにとどまらず、アニメで子供ながらに感じていた矛盾や疑問を、いかにももっともらしく理屈づけ、書き込むところは書き込み、ごまかすところはごまかすことによって地に足のついたオリジナルの巨大ロボット・ストーリーを始動させたのだ。
 <エリアル>は現代科学の粋を結集して建造された美少女型巨大ロボットだ。あくまで“現在の地球の科学”である。オーバーテクノロジーもオーパーツも使っちゃいない。だから、地球的には信じられないようなスーパーロボットでありながら、銀河系を軽く跳躍し、ちょっと辺境の星まで仕事に来たつもりの宇宙人の機動兵器とまともに渡り合えるわけがない。撃ったミサイルは追いつけない、殴れば関節が壊れてしまう…。当たり前と言えば当たり前の話なんだけれど、それでは簡単に地球は征服されてしまう。でもされない。なぜされないのか? 各国の正規装備はもちろん、エリアルでさえかなわない機動兵器や戦艦を備えていながら……。そこらへんの絶妙な駆け引きや理由づけが作者のうまさであり、作品の醍醐味だ。
 舌先三寸の天才科学者とその3人の孫娘など登場人物のいずれも活き活きとしていて魅力的だし、メカニックもエリアルはもちろん戦闘機や戦車などの現有兵器から異星人の宇宙兵器までしっかり書き込まれ活躍している。『エリアル』以後、ヤングアダルト向きの小説に巨大ロボットが活躍する作品が見られるようになってきたが、今でもこの作品がジャンル最強であることは間違いない。刊行ペースは落ちているが完結も間近だ。未読の人もそろそろ手を出しても良いと思う。

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2008/03/07 17:51

投稿元:ブクログ

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2010/03/14 16:39

投稿元:ブクログ

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