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- カテゴリ:小学生
- 発売日:1987/10/01
- 出版社: ほるぷ出版
- サイズ:21×27cm/1冊
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-593-50209-8
ルピナスさん 小さなおばあさんのお話
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:43,505円(395pt)
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紙の本
私たちが見落としている回りのお年寄りに、すごい経歴の人がいやしないか?自分の存在の意味について考える絵本。
2001/04/11 10:41
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
とまあ、見出しのように大上段に構えなくても、バーバラ・クーニーの清楚で繊細な絵柄、丁寧な描き込みにほうとため息をつきながらページを繰るのが楽しい絵本です。
通称<ルピナスさん>という小さなおばあさんの一生を追ったお話なので、子どもよりもむしろ、仕事、結婚や子育てのキャリアがある女性の心によく響く絵本なのだろうと思います。
静かで満ち足りた時間を過ごせるとともに、自分の越し方行く末に思いをはせるきっかけをくれる本です。
幼い子どもたちにとっては、このおばあさんが少女時代に与えられた課題、彼女のおじいさんとした約束が心のどこかに留まってくれれば素敵ではないかと考えます。
それは何かというと−−
アメリカに移住してきたおじいさんが遠い国々の様子を語ってくれたあとで、少女だったおばあさんは、大きくなったら遠い国へ行き、年をとったら海のそばの町に住むことにする…という夢を持ちます。
それを聞いたおじいさんが、もうひとつしなくてはならないことがあるぞと、少女に話すのです。
「世の中を、もっとうつくしくするために、なにかしてもらいたいのだよ」
何をしていいかは分からない少女でしたが、彼女はそれを胸にしまいながら日々を過ごします。
成長して図書館に職を得た彼女は、遠い国の本を見て、幼い頃のおじいさんとの話通り、遠い南の島や根雪の残る高い山、ジャングルや砂漠へ出かけ、大勢の人たちに出会います。
体をいためことが原因で、海の見える家に住み始めます。
壮年に達した彼女は、世の中を美しくするためにできることを考え、自分が好きなルピナスの花をあちこちへ増やすことを思い立ちますが、体が言うことをききません。
しかし、ようやく起き上がって散歩に出かけると、自分の庭から風が運んでくれた種が、意外な場所まで飛んでいって花を咲かせていました。
彼女は国一番の種屋さんにルピナスの種をたくさん注文して…。
20代、30代…と年を重ねるにつれて、自分の自由時間に優先して家族をはじめとする人々のために働かなくてはいけないことが多い女性にとっては、このまま、回りの環境に引きずられるように自分は年をとっていくのかなあと思えてしまう瞬間が訪れることがあるかと思います。
年をとってしまうと、リタイアとして社会から切り離されたように扱われることが多いこの国では、生きる意味を意識しながら日々を過ごすことは難しいことのように思えます。自分の采配で仕切ることができ、満足や幸福感を得る何かを見つけることが大切だと感じられたとき、手にしたい絵本です。
クーニー自身もきっとそんなことを考えながら、木の板に水彩絵の具や色鉛筆で、いとおしむようにこの絵を仕上げていったことと思います。木の素朴な質感が温かみを加えている絵です。
紙の本
ルピナスの花にこめられた願いは…
2001/02/07 12:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る
海を見下ろす丘の上に住んでいるルピナスさん。今はもうおばあさんですが、ルピナスさんにも勿論少女時代がありました。今の子どもたちと同じ様に、夢も見ました。ルピナスさんの夢、それは、おじいさんが、若い頃、遠い国々に出かけたように、ルピナスさんも国々を旅したい。そして、おばあさんになったら海のそばの町に住む… その話を聞いたおじいさんは、一つだけその夢に付け加えました。「世の中をもっと美しくする為に何かしてもらいたい。」簡単なようで難しい願いです。
この絵本は、どうやって、ルピナスさんがこの願いを叶えたか… 回想でストーリーが進みます。そして、最後のページでは、ルピナスさんの話を聞き終えた子どもたちが、野原一面に咲く「ルピナス」を摘み、楽しそうに遊んでいます。そして、丘の上で優しく子どもたちを見守るルピナスさん。パステルカラーの優しい花 「ルピナス」は、まるで、ルピナスさんの様に子どもたちを優しく包んでいます。大人の方にも是非読んで欲しい素敵なルピナスさんの一生を描いた絵本です。
紙の本
素敵なお話です。
2016/06/07 22:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:楽しい家庭菜園♪ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自立したある女性の物語。
世界中を旅したり、ルピナスの花をたくさん咲かせたり。
丁寧に描かれた絵がとても素敵ですが、途中ちょっと悲しい方向に話が進み、
悲しいエンディングを迎えるのではと心配しましたが、そんなことはありませんでした。
やたら説教くさくならずに大切なメッセージも伝えてくれます。
とても素敵なお話だと思いました。
ちょっとターゲット年齢が高めで、4歳の下の子にはわかりづらかったようです。
というより、大人が読むべき本なのかもしれません。
私自身とても大好きなお話です。
紙の本
ルピナスさんのように生きてみたい
2016/05/03 11:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵本の色使いは、とても柔らかく、温かいです。
ルピナスさんの人生は、
決してひとつの場所にとどまることはありません。
彼女のように、
自分でやりたいことを決めて、
なんにでも挑戦してみる人生…
ルピナスさんは、目標にしたい女性のひとりです。
紙の本
あざやかな彩り
2013/10/14 11:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:花園ぽぷら - この投稿者のレビュー一覧を見る
アリスとおじいさんの信頼しあった関係が深く、いい内容でした。大事なことをあまりにもシンプルに伝えている話も、かえって心に残りやすいという印象でした。