紙の本
動物としゃべれたら……夢がかなう物語
2001/02/09 21:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
動物としゃべれたらどんなに楽しいか、子供の時よくそんな空想をした。動物と友達になりたいと誰もが一度は思うだろう。
この物語はそんな夢をかなえてくれる。
ドリトル先生は動物をもちろん助ける。でも助けるだけじゃなくて、助けられもする。しかられたりもする。
ドリトル先生には妹がいた。でもその妹は動物もかわいがらないし、先生のことも文句ばっかり言っていた。だからドリトル先生は妹のことがでていってほっとする。ドリトル先生は人間だからとか動物だからとかで、友達を選ばない。
井伏鱒二訳のこのすばらしい物語を皆さんに勧めたい。特にシリーズ一作目であるこの本が私は一番好きだ。
ちなみにドリトル先生の名前の由来は DO LITTLE(やぶ医者)からきてるそう。
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えらい博物学者でお医者さまのドリトル先生は
ひょんなことから飼っているオウムに動物の言葉を習います。
以来「動物の言葉がわかるお医者さま」と動物たちの間で大評判になり
多くの動物たちが、先生に診てもらおうとはるばる押し寄せてくることになります。
ドリトル先生はどんなに疲れていても、就寝中でも食事中でも
急患(もちろん動物)がくれば往診に飛んでいく。
人間のお客はわかっちゃいないけど、動物たちは、先生の人物が素晴らしいこと世界に二人といない名医であるかをようく知っているんですね。
また先生は博物学者でもありますから、たくさんの動物たちに支えられながら冒険の旅に出かけます。
まさに子どもの夢が詰まったようなお話です。
一気に読めます。
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新版もいいですが、子供のころ読んだこちらのすべすべしたきれいな表紙の方が、ドリトル先生らしいワクワク感を思い出させてくれます。大好きなシリーズです。
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小学生の頃、初めてドリトル先生シリーズを読んだ時は衝撃でした。オウムのポリネシア、ブタのガブガブ、アヒルのダブダブ、犬のジップ、フクロのトートー、オシツオサレツなどなど、動物たちにそれぞれ個性があってすごくかわいい…!動物と話せる先生が心底うらやましかったです。ドリトル先生はちょっと人間関係に不器用だなあと大人になった現在は思いますが、でも昔と変わらず大好きです。井伏鱒二訳はほんと絶妙です!
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登場人物(キャラクター)がかわいい。
子供だけじゃなくて大人も楽しめる冒険もの。
井伏鱒二さんの訳がうまいと思う。
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幼少時に読んだころは井伏鱒二氏のむずかしい日本語がよくわからなかったりもしましたが、おもしろくて風合いのあるお話。
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小学生の間で、一番、何度も繰り返し読んだのが、「ドリトル先生アフリカゆき」でした。
偏屈だけど、動物には好かれる性格も素敵。
なんとなく、心が落ち着く話です。
最初は、名古屋市立鶴舞図書館で借りて読んでいました。
何度も借りて読みましたが、最後にはシリーズを全部買い揃えました。
その最初の号がアフリカ行きです。
ps.
「ドリトル」が、do littleのことだと知ったのは、中学校に入ってからでした。
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福岡伸一さんからのドリトル先生だけれど、図書館の児童書コーナーに入る、という行為自体が大人になったわたしの新たなセンス・オブ・ワンダーだった。
かつて読んだ、読みたかったけど読み損ねていた本がたくさんあり、なんて素敵な場所だろう!と興奮してしまった。
ドリトル先生シリーズは小学生の頃に読んだ記憶はあるが、順番もてんでばらばらだったし話のすじももう覚えていない。
アフリカゆきはドリトル先生が獣医になるところから始まり、アフリカから帰る道中までエピソードがてんこもりで本当に楽しい一冊だ。
話のテンポは早すぎず飽きがこずとちょうどよい。
登場人物が次々と増える(主に動物)のに全くうんざりしない。
これは読者がこぞってロフティングに続編を求める訳だ。
わたしも今日中に二冊目のドリトル先生航海記に手が伸びそうなのだから。
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すごく聞き覚えがある題名だけど、読んだことなかったので読んでみました。
医者のドリトル先生は大の動物好き。たっくさんの動物が家にいて、患者とのいざこざがあり、次第に患者が来なくなってしまいました。ある日ふとオウムのポリネシアが動物には動物語があるとドリトル先生におしえてくれました。動物と自在に話ができるようになった先生は、人間の医者をやめて動物の医者になりました。
ツバメのたよりにより、遠いアフリカの地で猿が疫病で苦しんでいると聞いた先生はアフリカを目指すことにしました。
色々な改訂版が出ていて絵柄が可愛いのもあるんだろうけど、最も硬派なのを選びました。なんと訳者が井伏鱒二!今の子が読むにはちょっととっつきにくいかもしれない。大人はサクッと読めますけど。でもできればこの文章に馴染んでもらいたいなー。
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すごく好きってほどではなかったけれどわりと好きだった本。
無性に読みたくなって、子供のころ以来の再読。
このシリーズのせいでオウムやサルに夢を抱いてしまう。
動物はそのままの姿や動きが美しいんだから無理に芸をさせるなって話が印象に残っているんだけれど、あれはどの本だったんだろう。
この巻はドリトル先生が流行り病に苦しむアフリカのサルに請われて診療のための旅に出る話。
とっても大英帝国。
先生けっこうダメな人だ。
一応の悪役を担うアフリカ人は、これ中身は白人だよなと思う。
その辺はちょっと気になるけれども、あんまりアフリカ人っぽくないからアフリカ人を貶めるというよりは寓意を探りたくなる。
作者の生まれた時代を考慮してやっておくれと書かれた後書きで帳消しにできる。
ドリトル先生って「DoLittele」だったのか!
石井桃子さんのあとがきにある通り、もう「ドリトル先生」しか考えられない。
石井桃子がご近所さんの井伏鱒二に訳させたという文章は古めかしさもまた素敵。
ロフティングの手による、うまいんだか下手なんだか微妙な絵も魅力。
すっとぼけた顔のドリトル先生はやっぱりこの絵でこそだ。
後書きがずいぶん長いと思ったら、シリーズ他作品のあらすじが紹介されていた。実際に読みたいのでここは飛ばす。
イギリス(ヨーロッパ?欧米?)ではワニの涙はそら涙らしい。
エジプトの子を食べながら涙を流したというお話から。
「年をとったワニの話」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4834005038は、このイメージがあるからこそなのかな?
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図書館に行って、思わず手が延びてしまった。
小学生の時に読んで懐かしいな~と思って、読んでみました。
あっという間に読んでしまった。
シリーズどこまで読んだか忘れてしまったので、また読み返してみよう。
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ドリトル先生はおっもしろいよねぇぇぇ!
冒頭ではまだ人のお医者さんをやっているね。
アフリカにサルを治しに行くのね。
犬のチップが風をかぎわけるところが大好きだ。
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『センスオブワンダーを探して』にて、福岡博士が大好きだったドリトル先生を読むことにした。
児童文学なのに、大人になってから読むとはね。
でも、大人でもとっても楽しめました。
元々、翻訳本は苦手ですが、この本はとても読みやすいです。ハリーポッターよりもずっと好き。
人が良すぎて、貧乏なドリトル先生。そんな先生を愛し、助ける動物たち。次々に起こる事件。
あとがきにて、著者のロフティングは「子供の読み物は、まず、面白くなくてはいけない」と書いている。まさにその通りで、子どもは面白くないと読まない。大人のように「タメになるから」なんて我慢してくれないのだ。
その信念を感じさせる面白さ。続きもまた読みます。