サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4 2件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1986
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • サイズ:15cm/312p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-325671-9
文庫

紙の本

人はすべて死す 上巻 (岩波文庫)

著者 ボーヴォワール (作),川口 篤 (訳),田中 敬一 (訳)

人はすべて死す 上巻 (岩波文庫)

税込 836 7pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

ガラスの仮面+ポーの一族+ベルばら

2012/10/22 00:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画「サルトルとボーヴォワール」の中で、サルトルが、書け、とにかく書けとハッパをかけるシーンがあって、その真意は不明ながら、とにかく書いた! 批評も哲学も、そしてファンタスティックな物語も。
まずパリの舞台で美貌と実力で期待を集める女優、愛と嫉妬の炎の燃え狂う、スキャンダラスな芸能界ストーリー。
その彼女の前に姿を現す、不死を名乗る男。不死なる男の愛を得るのも、銀幕のスポットライトに劣らず得難い、むしろそれ以上に稀少かもしれない。だが彼には人を寄せ付けない無常感を漂わせている。永遠の若さは誰しもの夢であるはずなのだが。
男はイタリアの小さな都市国家で生まれた。戦乱と権力闘争に明け暮れるのに倦み疲れて、やがてシャルル5世の腹心として宮廷に入り込み、そこで帝国の統治に取り組む。しかし個人や国家という視点を離れ、新大陸の冒険に向かったのは、新しいものを求めるのと、文明の行き末の可能性を拡げたいという欲求だろうか。フランス革命を経て現代に逼塞しているところを、バカンス中の女優に見いだされた。
芸能界もので伝奇もので歴史ロマンという、乙女ちっく満載である。ボーヴォワールは決して鉄の女ではなっかたということか。それ故に重要なのかもしれない。
不死の男は長い長い生涯の中で、妻を亡くし、息子を亡くし、また愛した者を繰り返し失った。その果てに、愛するということに対して心を動かせなくなっていて、それと同時に世界に対する意欲も失っている。そこに、人が生きていく意味について問いかけられている。彼は繰り返される戦乱にも関わらず、人々の暮らしに平穏が訪れない現実にも諦めを感じている。弾圧して捕えた宗教改革派の僧の語った、ただ一つの善は「自分の良心に従って行動することだ」という言葉を否定することができないならば、世界から争いは永遠に無くならないからだ。
良心に従って行動する、そのこと自体に疑義が生じるのだとすれば、果たして人に何が出来るのだろうかということになる。そのジレンマに対する解もまた無いのだ。せめて彼の内面を燃え上がらせれば、その豊かな経験と知恵が活かされるかもしれないが、誰がそんな動機で人を愛するというのか。もっと直裁に情熱を燃やせればいいのに、理性や悟性というものが少しでも顔を出すと萎えてしまうものもある。
そしてそんな葛藤に迷う者はこの世で勝者にはなれない。勝者になることを望みすらしなくなるい。それでも生まれる焦り、敗北感、華やかな物語であるほどに、個人の無力さを思い知らされる、厳しく寂しい物語でもある。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2017/01/24 15:57

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。