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秋津温泉(集英社文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1983
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社文庫
  • サイズ:16cm/195p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-750181-0
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

秋津温泉 (集英社文庫)

著者 藤原 審爾 (著)

秋津温泉 (集英社文庫)

238(税込)

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評価内訳

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紙の本

人の純欲を笑うな

2008/08/10 22:18

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

純愛もののように言われている作品なのだが、そもそも女にモテる男の話というのは正直理解しがたいし、何か異性を引きつける繊細さを持っているのだろうけど、生来にがさつな当方にとっては羨望、嫉妬もあるけど、自分がそうなりたいのかというとちょっと見当が違う。全編を覆う繊細な観察眼には感心するやら、ほんとにそんなことあるんだろうかと疑念ぐるぐるになるやらではある。
舞台は山奥深くの温泉地、親を失って養育されている伯母について来た少年は、同じく逗留中の美少女に胸の疼きを憶える。次に訪れた時には、旅館の娘とも顔馴染みとなる。戦争を挟んでかつての少年は、乳飲み子を抱えた妻がヤミ米を求めて奔走する間に、再びこの温泉地を訪れる。地方の静謐な世界で進行しているにせよ、これは作者が本作執筆後に上京してから戦後派らしく放蕩生活を送ったとされるのと、まったく同質のものであろう。自分らには死の運命だけが待っていると思っていた戦争が思いがけずに終わり、その先には肺病質の体を抱えた不安だけが待っていた。その埋め合わせとしての桃源郷が、新宿でありこの温泉地であったということだ。ただそこにはひたすらゆっくりと流れる時間と、人の哀感を際立たせて重みを増す空間があった。だからそこでの女性達への思いはとても純愛などという種類とは異なって、透明な空気を通して伝わる息づかいに支配された情欲ばかりだ。そういう場での、その、行くかな、行こう、行けー、やっぱり行かない、と行きつ戻りつする時の、逼迫したどっきんどっきんする感覚の甘さは、しかしやはり魅惑的なのだ。
都会の焼跡ばかりでなくとも、ただ軍国と言うものが去って空虚となった空間は日本中にあったろう。そこに無数に生まれた飢えや焦りが解放される場として、この秋津の地が構築されているのだ。男の冷たさも身勝手さも、女の怒りも怨みも、昇華してくれた。
怨みというのはつまり、主人公の「結婚するより女は道がないのだよ」というさらっと出た台詞が、それは発表当時に男たちから見れば当たり前だったかもしれないけど、現代に読んでみれば紛れも無い残酷さがあり、そこにさりげなく哀しみを込めた繊細さも、若さも、かけがえなく記憶されてよいものだと思える。

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