瘦せゆく男 （文春文庫）

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スティーブン・キングがリチャードバックマンの名前で出した作品。ジプシーを轢き殺してしまい、呪われる話。

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私が初めて読んだキング作品は「スタンド・バイ・ミー」かな？でも、キングにはまったキッカケは間違いなくこの作品。怪物も幽霊も出ない、ただ呪いで痩せていく男の物語。ラストは…ちょっと救いが無いかな。

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リチャード・バックマン名義で書かれた作品。なので、作中にスティーヴン・キングの作品がどうこう…という会話が出てきたりします。
オチはありがちながら秀逸。

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主人公はジプシーの呪いで痩せてゆく
その主人公を擁護した関係者たちも・・・・・・

半ばからの進行が好きです
しかし翻訳過程でKgに直してくれればもっと良かったと思う

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ストーリーの流れは並なのだが、痩せゆくことへの恐怖が秀逸。
主人公の精神病者を楽しむ一冊と思ったほうがいっそ楽しめるか？
翻訳家があまり好みでないのが残念だった。

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やっと読み終えた　因果応報。自分が行った事は必ず自分に帰ってくるという感じ　スティーブン・キングは表現が怖い

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僕的にすごくキングらしさが出ててサクサク読めて楽しかった。これまた映画されたものですが、映画より小説のほうが楽しいよ♪

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スティーブンキング、初めて読みましたが、なかなか面白かったです。
体重の単位が違うので、電卓で計算しながら呼んだりましたが＾＾；

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それは彼にとってはちょっとした失敗。…彼にとって、は。

S・キングを初めて読むなら、名義は違いますがこれを薦めています。
キングの映像が見えるような緻密な描写は読み応えがあるのですが、初めて読むにはちょっとくどすぎるきらいがあるかな、と。
描写は割と軽め、話のテンポは◎、結末を知らずにはいられない展開、そんなに長い話ではない。
とりあえず「キングってどんな話を書く人？」と思ったらこれを読むのがいいです。

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不注意からジプシーの老婆を轢き殺してしまった弁護士のハリック。だが、顔馴染みでもあり警察署長と担当判事によって不起訴処分となった。裁判所を出てきたハリックに近づいてきた腐れ鼻の老ジプシーが一言ささやいたのは「痩　せ　て　い　く」。その言葉は呪いとなって、巨漢であったハリックは徐々に体重が減っていく。ハリックが老ジプシーの復讐と気付いた頃、担当判事は体中が鱗に覆われ、警察署長は全身を吹き出物と膿に覆われていた……。ハリックは独りで老ジプシーを探し出し、対峙することを決意する。

S・キングがR・バックマンの名義で執筆した作品。というかキング節はモロ出しだと思うのだが。
訳者はあとがきで「痩せていくことへの恐怖感が今一つ身をもって味わえないのが残念」と書いているが、それは自分も同じである。とは言え、巨漢だったビリーが痩せていくことに対し徐々に感じ始める恐怖は、自己の中にあるうしろめたさに起因しているものであり、呪いそのものは老ジプシー、レムキの言葉どおり「引き金」でしかない。

仲間が先に死を選び、妻にも見放されたハリックの助っ人を買って出るマフィアのジネリの活躍はアクション風で、ラストもかなり皮肉が利いている。