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紙の本
どのゲームでも「職業」としてない「拷問者」という奇妙なギルドから!
2005/10/10 01:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:虹釜太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『拷問者の影』『調停者の鉤爪』『警士の剣』と続いてきた、
新しい太陽の書シリーズの第4巻。
どのゲームでも「職業」としてない「拷問者」という奇妙なギルドで育った主人公の謎。
最終段階で明らかにされることをじっくりと味わうこととは別に、このテキストでは抜け道だらけの網の中で自由に寄り道することが許されているかのような楽しみがいっぱい。
途中の、物語の中の物語..
ハルヴァードの物語
メリトの物語
<十七人組>の物語?
フォイラの物語
の味わい。
そして3つのまったく程度の異なるテクノロジーによる武器の混在する世界のディテールへの興味、他ファンタジーに頻出する「魔剣」以上に謎めく特殊アイテム 「鉤爪」の存在、実験室の中での酒精漬けのマンドラゴラ!、故意に人間性を放棄した存在とされる 獣化人(ゾアントロプス)への言及など、ゆっくりゆっくり読みすすめたい幻想小説。