紙の本
シャム猫ココ・シリーズ第4作−恐ろしい赤
2002/05/08 22:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャム猫ココ・シリーズの第4作。本書は、早川ミステリ文庫の日本語版の第1号だが、シリーズの順番的にはあくまでも4番目である。ご注意を。
そして本シリーズは、できれば順番通りに読む事を、強くお薦めする。本シリーズは、個々の作品は大した事ないが、新聞記者クィラランとココとの出会い、両者の友情が深まっていく過程、クィラランの人生の変転など、続き物として読むと非常におもしろく、かつ深みがあるからである。
本シリーズの魅力の1つは、タイトル(特に原題)がおもしろく、かつビシッと決まっている事。本書の原題は“The Cat Who Saw Red”だが、ココの見た “赤”とは何なのか…この恐ろしい意味には正直ゾッとした。軽くて楽しい本シリーズにしては珍しい。
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猫好きなら
2015/11/18 18:56
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
絶対に読んで損はない本。
小説中で描写されてるココとヤムヤム(まず名前がすごく可愛い!)の仕草や行動が猫を飼っている人ならすぐ脳内で思い描ける細かい。作者さんがかなりの猫好きなんだなぁーと。
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タイトルに惹かれて買いました(笑)。シリーズ化されている作品の第一弾と書いてあるにもかかわらず、実際は今作よりも前に数冊出ているらしく、軽く舌打ち。情報は正確にお願いしますよ、あらすじ書く人!!(怒)でも、まあいいです。関連作品を読む事はなさそうだし(笑)。だって「コイツあやしい」と思った人がそのまんま犯人なんだもん。推理小説読んでてこれ程面白くないって事はないですよね。これまで様々な事件を解決したという、タイトルになっているにゃんこも、思った程の活躍はせずって感じだったしさー。何だかなーもう……。
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面白かったー!後ろに「新シリーズ1作目」って書いてあるのに、ホントは4作目らしい。邦訳あるのは2作目だって。にゃろー、最初から読ませろ!猫カワユス!
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きっかけはマウス・ハウスでひらかれたディナー・パーティーだった。グルメ記事の担当になった中年の新聞記者クィラランは、そこで昔の恋人と再会した。彼女は今では陶芸家と結婚し、自分も女流陶芸家として活躍していた。ところが、まもなく行方知れずになってしまったのだ
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登場人物に惹かれて、買い出したシリーズ
海外物の翻訳は決して1巻からの翻訳ではないというのも、この本で教えてもらった。
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シャム猫ココ・シリーズ。ココだけじゃなくてヤムヤムもいるけど。第五作目からはまたクィルの住む土地が変わるようなので、こちらも楽しみ。【2006年6月 中旬読了】
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グルメ記事の担当になった新聞記者クィラランは、パーティーで昔の恋人と再会した。彼女は陶芸家として活躍していた。ところが、まもなく行方知れずになってしまったのだ。夫婦げんかが原因の家出と思えたが…過去に忌まわしい事件があった邸で次々と起こる怪事件。飼い猫ココが掘り起こす驚くべき真相とは。猫好きに捧げる新シリーズ第1弾。主人公が猫好きなのが可愛いかな。ストーリー的には簡単で読みやすいです。
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ミステリー小説としてのロジックには星ふたつか。
猫の名前「ココ」と「ヤムヤム」のチャーミングな響きに★プラス1(笑)。
読むだけで垂涎のグルメ描写に★プラス1(笑)
20年もの間に29作のシリーズが出ている「シャム猫・ココシリーズ」
少しずつ、読んでいこうかな?
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途中まで読み進めて投げ出したものに再着手。
猫とミステリ、に凄まじい勢いで食いついた覚えがあります。
えらく駆け足な(苦笑)クライマックスはちゃんと面白いのに、そこに至るまでがぐでぐでしてるせいで退屈しちゃうんだな、と。
私の読むアメリカ文学にはどうもそういうものが多い。
読後はすっきりするんだけども。
…でも猫の魅力に負けて続巻も買ってしまうんです、きっと。
夏休み一日一冊計画、一冊目。
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ミステリとして読むには物足りないけれど、アメリカ北部の田舎町の人々や生活などが面白く読める。
だがなんと言っても猫である。
猫に関する描写は秀逸と言ってよい。
一応主役である中年男は「これだから猫は!」と感嘆するのだが、猫を女に置き換えてみると良い。
まずはシャム猫ココの登場する最初のお話をどうぞと
世の猫好きさん達にお勧めしたい。
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シャム猫ココシリーズの第4作。翻訳では第1作。
文庫の表紙の絵は、猫のいろいろな姿勢を書いています。色使い、猫の姿の捉え方など、それだけでも購入する価値があると思いました。
主人公は母の知り合いの金持ちから遺産相続を受けた人間ですが、猫との間友達のような、猫に使われているような関係が面白い。
猫と主人公が特別の能力を少しづつ持っているようだ。
今回は、新聞の美食欄の編集です。
主人公の昔の彼女とその夫は陶芸家。陶芸に関連する殺人。鮮やかな色を作り出す釉薬。
食べ物の話題が多く、生活感の溢れる話題が多いのは、リリアン・ブラウンの経験が入っているのでしょう。
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海外版の三毛猫ホームズといえば親近感がでますかね?
個人的にこちらの作品のほうが人間やミステリ要素が好ましく思えるので比較すると好きです。
当然赤川先生の作品の方が好きだという方もいらっしゃると思います。ナンセンスかもしれませんが両方読んで評価してみるのも面白いのでは?
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猫が活躍するという触込みだったので読んでみたけど、う〜ん…微妙。
むしろ猫いなくてもこのおっさんの口ひげピクピクで何とかなったんじゃない??
そしてココ♂とヤムヤム♀という2匹の猫がで出来ますが書かれるのは殆どココのみ。
なぜ2匹の設定にしたのか不明。ココだけではだめなのか?
シリーズみたいだしそのうちヤムヤムも活躍する話も出て来るのかな?
でもシリーズ読破したいとは思わなかったので、もういいや。
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翻訳小説にありがちなシリーズ一作目から訳さないトラップにはまって四作目であるこの本から読む羽目になったけどそこそこ面白かった。想像してたより猫の活躍が少ないもののその分人間たちがキャラ立ちして補った感じ。