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凍れる瞳
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1988.5
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/302p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-310290-6
  • 国内送料無料
  • フィルムコート不可

紙の本

凍れる瞳

著者 西木 正明 (著)

【直木賞(99(1988上半期))】【「TRC MARC」の商品解説】

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凍れる瞳

1,512(税込)

ポイント :14pt

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.0

評価内訳

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紙の本

初めて読んだ西木正明。昭和15年秋田生まれ。私より4歳年上とはいえ同世代だ。昭和63年に直木賞を受賞したのが48歳であったから文壇デビューとしては遅いほうだろう。

2005/06/01 17:14

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

直木賞受賞の直前に発刊の『凍れる瞳』のあとがきで氏は
「大多数の人間にとって、人生は挫折の連続だと思うし、それが人生だとも思う。しかし、………。人生の翳の部分など、自分にはとうてい書けるものではない、と信じていた。なによりも人生経験が浅すぎるし、人間の年輪を書くほどの文章力もない」と低い姿勢で述べておられる。この言葉が人生経験に裏打ちされた謙虚さによることは、人の夢や挫折、絶望をテーマにしたこの情感豊かな短編集を通してうかがい知られる。
私の周囲にいる本好から「本屋ではなかなか手に入らないのが見つかった。とにかく絶対おすすめなのだから読むべし」と押しつけられたのが短編4作品集『凍れる瞳』であった。
昭和8年、旭川市営球場。甲子園出場を賭けて戦った若者ふたりに人知れず友情の強い契りがうまれた。戦争と終戦と戦後をとおして、それぞれに栄光と挫折を体に刻んだ男ふたり。男たちの太い絆を知ることなく、その一人に恋をした女。恋人たちに訪れる突然の破局、やがて知ることになるもうひとりの男の真心。その後、結婚して、ただいきていくだけの人生にすぎなかった老女が今、豪雪に埋もれる宿屋で孫娘に語るたったひとつの秘密、生きていたことのあかし。表題作「凍れる瞳」(直木賞)
振り返って人に語れるものがある人生だったのだろうかとふとそんなことが頭をよぎる歳になっているものだから目頭を熱くします。
もはや自分の存在価値はなくなった。秋田・阿仁地方、年老いた又鬼(マタギ)の頭領(シカリ)。マタギの伝統も単に観光ショウと化し、若い連中も迷信は迷信と指摘するような時代だ。そして大型の林道建設工事。ただ我慢して我慢して静かに暮らすつもりが我慢ならないことがあった。その結末を静かに見つめる除け者のマタギ、体の不自由な乱暴者の親友(ドヤク)。「頭領と親友」
時代の流れに逆らった老人の悲劇と単純には言えないものがある。「俺ももうおしめぇだ」とつぶやくドヤクの一言にこめられた万感の思い入れをかみしめたい。
昭和40年、一本釣りのサバ漁で栄えていた東北の漁場はまき網漁法の大量捕獲時代に突入した。最後まで一本釣りを捨てきれなかった剛胆の男も今は不法入国者をかかえる売春バーの人のよいマスターに落ちた。どん底の生活から這い上がるために、実の日本人父を見つけるために働くバンコク娘。男の優しさが親探しの手助けをしたことで………。「夜の運河」
ここにも時代に逆らって逆らいきれずに時代に妥協し、それでも折り合えきれない人の情が仇となった男の哀れがある。
10年前に炭坑が廃山になって無人の島と変貌した長崎・端島。昭和19年生まれ39歳、ここを第一の故郷とする女が暴風雨に晒されながらひとりたたずむ。衰退する鉱山集落に母と二人で過ごした少女時代。結婚して東北の山間に移り住んだ。しかしそこもまた日本の経済発展のために変化しなければならない地であった。もともと夢や希望や幸せを追い求める女ではなかった。ただ毎日を生きていくだけだった女がすべてを失った。「端島の女」(直木賞)
前の3編と異なり、ただ荒涼とした精神風景だけを残したまま終わるこの1編はやや異色であった。わたしと同い年にしても当時まだ39歳の女であるから、ここは過去のすべてを廃墟に埋めて、再生を誓う女性であると解釈したい。
昭和戦後史のある断面に人のいきかたをなまなましく絡めた粒ぞろいの作品集である。
「充分に人生経験を積んだ」などとは死ぬまで言えるせりふではないが、ほどほどには生きてきたつもりの年代だからこの作品の底流にある「ほろ苦さ」を充分に味わうことができた。同じような年代の仲間が推奨した理由もその辺にあるに違いない。

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2013/02/16 09:43

投稿元:ブクログ

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2012/01/04 07:43

投稿元:ブクログ

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