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マルタの鷹(ハヤカワ・ミステリ文庫)
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文庫

紙の本

マルタの鷹 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 ダシール・ハメット (著),小鷹 信光 (訳)

マルタの鷹 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

713(税込)

ポイント :6pt

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みんなのレビュー12件

みんなの評価3.3

評価内訳

紙の本

舞台劇のような

2002/03/12 19:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:猫  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ジョン・ヒューストン監督、ハンフリー・ボガート主演の映画化で余りにも有名なハードボイルド小説。内面描写を一切欠いた一人称記述による、悪人同士の騙しあいがまるで舞台劇のような緻密さで描かれる。この小説で決定的な暴力は、直接的に描かれることはない。抑制された筆致の凄さは、まったく古びていない。

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紙の本

「少しも古さを感じさせないハードボイルドの古典」と賞賛するのにはそれだけの理由がある。

2005/05/29 15:19

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

サム・スペード。理不尽な権威に超然とした実行力と強靭な精神力で自分を貫く矜持。誇りをかけるところに伴う反倫理的行動、斜に構えた人間観察と歯に衣を着せぬ物言いなど、われわれがやりたくても踏み込めない人物像がそこにある。
ただこれは本格ハードボイルド主人公に共通する魅力なのだが、サム・スペードは加えて実に興味深いキャラクターをのぞかせるのだ。
それは、スペードが相手役の女に語る、ある長いエピソードに見いだされる。
事業に成功し資産も蓄え、妻と二人の子供と平穏なアメリカンライフをおくっていた男が突然蓄財を家族に残したまま、無一文で蒸発する。悪事に関わりなく、仕事の問題もなく、女もいない。そして5年がすぎる。不可解のままに過ごした夫人が別の町に男を見かける。そして帰宅を願う夫人の依頼を受けたスペードは男にこの間の事情を尋ねる。
その日、道を歩いていたときに落下物があって危うく一命を落とすところであった。
その瞬間、男は人生のなんたるかを悟った。
「よき市民であり、よき父であり、よき夫であるような男だった。それまで知っていた人生とは、きちんと秩序の保たれた、まっとうで、理に適ったものだった。ところが天から降ってきた一本の鉄梁が、人生は根源的にそんなもんじゃないということを垣間見させてしまったのだ。」
男は真の人生とは破滅と隣り合わせにあることに気づいて愕然とした。
「垣間見てしまったこの新しい人生のほんとうのすがたに自分自身を適応させる以外に、二度と心の安らぎは得られないだろと悟ってしまったのだそうだ」
そして明日の見えない流浪の旅に出た。
(おもしろいなぁ、仏にならんとする菩薩の道か、1929年のアメリカのマイナーな作家がねぇ。これはまるで東洋的な発想ではないですか)
(アメリカの高僧にでもなったのかと思いきや、なんてことはない)
この男は数年を経て、二人目の女房と子をなしてふたたび秩序ある世界で幸せに暮らしているのだ。
「やっこさん捨ててきた同じ生活の溝にはまりこんでしまったことにさえ気づいていなかったようだ。やっこさんは天から降ってくる鉄梁のたぐいに備えていたが、それ以上降りかからなくなると、こんどは降りかかってこないほうの人生にわが身を適応させたんだ」
スペードはつぶやく
「だが、そこんところが、おれはいつも気に入っている」
「おれはいつも気に入っている」!!!???
「小市民的調和などクソくらえ」
とこの男を張り倒すのがハードボイルドの常道だと思うのだが………。
このエピソードはストーリーとは無関係なのだ。
脈絡なくヒョッコリと挿入されている。
異物がいったん引っかかって、すぐスッと胃の中に納まった。だが緊張と安堵がないまぜになってその感覚が喉元に残っている。そんな味わいのある一節だった。
これはスペードのせりふではない。ハメットの苦悩に満ちた生活実感からでた本音だろう。
日本のことだが、十年前までは多くの人は、明日という日は今日の延長にあるものとしてそれを疑うことはなかった。ところがある日突然、たとえば勤めていた会社がなくなっていた。そして底なしの深淵をのぞくハメになったものだ。
その実感はまだなまなましいものとして残っているだけに、このエピソードにある人物の生き方について、ふがいないとか、無様だとかで一笑に付すことはできやしない。
時代に逆らうことにともなうある種のカッコよさ、時代に逆らったことによる手ひどい代償、そして何とかして生きていかねばならない現実とすべてを経験したハメットがつぶやく「気に入っている」との一言にはこの作品の「古さを感じさせない」ところの本質があるような気がした。
そしてわたしは70数年の時をこえてハメットを身近に感じたのである。

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2010/01/24 16:48

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2006/12/03 17:21

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2008/03/05 11:13

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2010/04/17 22:04

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2012/07/01 13:21

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2011/06/11 09:39

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2012/11/21 15:16

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2011/10/30 02:01

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2012/06/06 15:25

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2016/12/30 07:34

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