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紙の本
註釈と解説とに価値あり。
2020/06/07 15:27
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本文は作法を中心とした内容になっています。また本書の構成として右側のページに漢文(返り点等のみを打った白文)が表記され、左側のページにその訳文が記されている形です。訳文は当然旧字体の漢字です。
本文で苦労したのは熟語です。漢文から降りてきているので、現代人である我々に馴染みの無い語句が多く、また仏教用語、作法用語も散見されるので、中々すんなりと理解して読み進められるという訳にはいきません。但しそれは註釈に詳述されているので、そこで氷解しました。
本レビュー冒頭に記した通りの事から、本書は一般受けし辛いと思います。道元の思想であれば正法眼蔵随聞記が適切な気がします。但し、註釈が教養的に学べる点、そして解説が道元の歴史を振り返るのに素晴らしい内容なので、その2点が本書の有意性かと思います。