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文庫

紙の本

敗者ばかりの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 ディック・フランシス (ほか著),リチャード・ペイトン (編),菊池 光 (ほか訳)

敗者ばかりの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

税込 641 5pt

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収録作品一覧

敗者ばかりの日 ディック・フランシス 著
本命が勝てば アンガス・リーチ 著
マリガン一家の失敗 バンジョウ・パタスン 著

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評価内訳

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紙の本

競馬ミステリはディック・フランシスだけに非ず

2001/11/23 23:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る

 副題は「競馬ミステリ傑作集」、アンソロジーである。収録作品は以下の通り。
 フランシス「敗者ばかりの日」、リーチ「本命が勝てば」、パタスン「マリガン一家の失敗」、キプリング「ブロークン・リンク・ハンディキャップ」、ウォレス「同じ毛色の馬」、ラニアン「賭け屋ボブの誘拐」、ジョンストン「濡れ手で粟」、ベイリイ「アスコットの悲劇」、ストラウス「死の馬」、ギルバート「幸運の馬蹄」、クイーン「ロング・ショット」、ダンセイニ「ジョーキンズ、予言者に訊く」、チャータリス「オーナーズ・ハンディキャップ」、イネス「ダービー出走馬の消失」、オハラ「乗り合わせた女」、ウェルカム「クロスカントリーの策略」。

 約360ページに16話という事からもわかるように、10〜20ページ程度の小粒の話がほとんど(例外は「本命が勝てば」の約60ページ)。内容も小粒で、軽い話が多い。傑作はないがハズレもなく、そこそこ楽しめる。競馬に興味のない人間でも充分楽しめる。競馬場に行った事も、馬券を買った事もなく、TV中継もほとんど見ない私が保証する。

 もと騎手で、競馬をメインテーマにしたミステリを売りにするフランシスは別格としても、これほど多くの作家が(有名作家も少なくない)競馬ミステリを書いているのには、少し驚いた。競馬は、日本では単なるギャンブルだが、英米では文化として根付いているのだな、と改めて感じた。

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2006/09/09 17:24

投稿元:ブクログ

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