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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1988.11
- 出版社: 早川書房
- レーベル: ハヤカワ・ミステリ文庫
- サイズ:16cm/367p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-077601-5
敗者ばかりの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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収録作品一覧
敗者ばかりの日 | ディック・フランシス 著 | |
---|---|---|
本命が勝てば | アンガス・リーチ 著 | |
マリガン一家の失敗 | バンジョウ・パタスン 著 |
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紙の本
競馬ミステリはディック・フランシスだけに非ず
2001/11/23 23:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る
副題は「競馬ミステリ傑作集」、アンソロジーである。収録作品は以下の通り。
フランシス「敗者ばかりの日」、リーチ「本命が勝てば」、パタスン「マリガン一家の失敗」、キプリング「ブロークン・リンク・ハンディキャップ」、ウォレス「同じ毛色の馬」、ラニアン「賭け屋ボブの誘拐」、ジョンストン「濡れ手で粟」、ベイリイ「アスコットの悲劇」、ストラウス「死の馬」、ギルバート「幸運の馬蹄」、クイーン「ロング・ショット」、ダンセイニ「ジョーキンズ、予言者に訊く」、チャータリス「オーナーズ・ハンディキャップ」、イネス「ダービー出走馬の消失」、オハラ「乗り合わせた女」、ウェルカム「クロスカントリーの策略」。
約360ページに16話という事からもわかるように、10〜20ページ程度の小粒の話がほとんど(例外は「本命が勝てば」の約60ページ)。内容も小粒で、軽い話が多い。傑作はないがハズレもなく、そこそこ楽しめる。競馬に興味のない人間でも充分楽しめる。競馬場に行った事も、馬券を買った事もなく、TV中継もほとんど見ない私が保証する。
もと騎手で、競馬をメインテーマにしたミステリを売りにするフランシスは別格としても、これほど多くの作家が(有名作家も少なくない)競馬ミステリを書いているのには、少し驚いた。競馬は、日本では単なるギャンブルだが、英米では文化として根付いているのだな、と改めて感じた。