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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 38件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1988.12
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/347p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-310660-X

紙の本

香水 ある人殺しの物語

著者 パトリック・ジュースキント (著),池内 紀 (訳)

香水 ある人殺しの物語

税込 2,043 18pt

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みんなのレビュー38件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

香りにとりつかれた男の物語

2002/07/07 23:54

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

ホラーとも言えるし推理小説のようでもある、なんとも不気味で魅惑的なストーリー。香りにとりつかれた男の恐ろしい犯行が描かれているのだが、香水と言えば上品で美しい香りを思い浮かべるのに対して、これを読むとそんな当たり前のことが根底から覆されてしまう。独特な訳でとても読みやすく内容の不気味さを煽っていたのだが、人に薦めてみたら読みにくいと返されてしまった。ハマれば取り付かれたように読みきってしまうが、向かない人にはとても読めたものじゃない、そんな本です。

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紙の本

「香り」の真相

2000/12/30 05:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぼだいじゅ並木 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本はある意味で「香り」というものの原点をついていると思う。そして秘密にそっと心の中にしまっておきたい。一方で、誰かに絶対読ませたくなる不思議。
妙な本です。確かに非常に妙な本なのです。まず、ジャンルがわからない。推理小説でも、ホラー小説でも、文芸 でもない、でもそのすべてなのです。ジャンルがない。たぶん、ヒトにすすめようとしても、「おもしろいよ」とか「すごいよ」くらいしか表現できないでしょう。
 アロマや香りに興味のある方、アロマテラピーなどを専門にやっている方に特におすすめしたいです。まったく「香り」というものに関する考えが変わるかもしれません。そのくらい衝撃的な本です。キレイキレイ、ステキステキ、とアロマテラピーに親しんでいるだけの方にはショックがおおきすぎるかもしれませんのでご注意ください。でも、エンターテイメントとしても超一級です。
 アロマの本にはどこにも書かれていない本当の「香り」の真相。なぜヒトは「香り」に関心を持つのか。なぜヒトは「香り」になにかを求めるのか。知りたい方はぜひ。

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紙の本

自由になりたいとき読む本

2000/08/28 14:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sachi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 学生時代に読んで、非常に感じるところがあり、その後も何度か読み返したり人に贈ったりした本である。
 書店で、表紙に惹かれて何も知らずに買ってしまった(本のジャケ買い、自分は結構やってしまう)のだが、とても大事な本になった。
 自分が何が何だか良くわからない学生時代にも、自分がどんなものだか思い知らされて悲しい社会人時代にも、いつ読んでもいい本だと思う。

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紙の本

18世紀のフランスの匂いに匂う様がお見事。

2001/03/17 10:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日下夏海 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 須賀敦子さんが続きが待ち遠しいほど(イタリアでの新聞連載時)夢中になったというのも納得の物語です。作品のテーマや物語の完成度も素晴らしいのですが、これを後押ししているのが訳者、池内紀さんです。谷川俊太郎が訳した『マザーグースのうた』という世にも恐ろしい作品に匹敵する、不思議というよりは不気味な口上仕立てによって『香水』の世界を仕上げてくれました。

「奇想天外な物語である。鼻が主役だ。胸をつく悪臭から天にも昇るような芳香まで、ありとあらゆる匂いが顔を出す中で、主人公ひとり、匂わない。(後略)」

 これは訳者あとがきの一説なのですが、まるで小説の一部のよう。
 彼の丁寧な仕事のおかげで、はるか昔の、およそ想像し得なかったおフランスを堪能することができました。感謝!

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2005/10/31 15:12

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2007/05/22 20:40

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2006/12/25 11:06

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2007/03/06 18:54

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2007/05/13 02:21

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2007/06/19 20:21

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2007/07/03 15:49

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2007/08/10 14:09

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2008/01/28 21:08

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2008/02/03 23:42

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2008/02/11 19:28

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