サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

アプリで立ち読み

hontoアプリの確認

立ち読みには最新の「honto」アプリ(無料)が必要です。

バージョンの確認はアプリの「設定/情報」から確認できます。

最新の「honto」アプリをご利用の方

立ち読みする

最新の「honto」アプリをダウンロードされる方

hontoビューアアプリ

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.8 4件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1988/12/05
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文芸文庫
  • サイズ:16cm/259p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-196032-6

読割 50

読割50とは?

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。
購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

または読割50のアイコンがついている商品が対象です。

一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ※ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • ※書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • ※hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しく見る

文庫

紙の本

舷灯 (講談社文芸文庫)

著者 阿川 弘之 (著)

亡き戦友への鎮魂の情と典型的夫婦像を描く。苛烈な戦争体験により青春を喪失した男の、漠然としたいらだち。一見専制君主的な夫婦関係を描きながら、男の哀しみ、ニヒリズムを鋭くつ...

もっと見る

舷灯 (講談社文芸文庫)

税込 1,320 12pt

舷燈

税込 1,254 11pt

舷燈

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
「e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 3.6MB
Android EPUB 3.6MB
Win EPUB 3.6MB
Mac EPUB 3.6MB

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ 閲覧期限
ブラウザ EPUB 無制限
iOS EPUB 無制限
Android EPUB 無制限
Win EPUB 無制限
Mac EPUB 無制限

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

亡き戦友への鎮魂の情と典型的夫婦像を描く。苛烈な戦争体験により青春を喪失した男の、漠然としたいらだち。一見専制君主的な夫婦関係を描きながら、男の哀しみ、ニヒリズムを鋭くつきつける長編傑作小説。


海軍予備学生に志願し従軍した牧野の青春は敗戦とともに打ち砕かれた。心は萎えていた──身内に暗い苛立ちを棲みつかせ、世間に背を向け頑なに生きる男。短気で身勝手で、壮烈な暴力をふるう夫に戸惑い反撥しながらも、つき従う妻。典型的な夫婦像を描く作品の底に、亡き戦友への鎮魂の情を潜め、根源的な哀しみを鋭く突きつける傑作。【商品解説】

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー4件

みんなの評価4.8

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

舷灯

2023/02/19 18:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦争によって青春を奪われ、戦争中は大正の自由主義教育を非難され、戦後には軍隊にいたことを非難されてきた主人公は、同世代の戦死者のことを考えて涙を流すなどの一面を持つが、同時に妻や子に対して壮絶な暴力を振るったり、暴言で詰め寄ったりする。その欠点は戦争による心の傷とかではなく、元から内弁慶であるらしい。
この小説を読むときには、人間が通常持っている物事への常識などを当てはめて読むのではなく、ありのままに読むのがいいらしい。そうでないと中々読み進めるのはつらいと思う。少なくとも理解や共感といったことは難しいと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

この令和の時代に読むと、とんでもないDV夫ですが

2022/04/04 12:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私小説に限りなく近い作品のようだ、この文庫に添えられている「著者から読者へ」で作者自身が「群像」の編集長が「お宅の家庭生活を一挙掲載の300枚ぐらいでまとめてみないかと、脅したりなだめたりしながら根気よくすすめてくれた」とある。長男長女(阿川佐和子氏)は、「よくも長年辛抱して、こんなもんと一緒に暮らしてきたね」と言っていたという。この令和の時代に読むと、とんでもないDV夫で、すぐ離婚ということになりかねないのだろうが、私の親の世代の夫婦間では普通とは言えないまでも、まあよくいる気の短い夫(例えば寺内貫太郎さん)という扱いでいいのだろう。この小説に出てくる主人公が受賞したY賞が読売文学賞だとすれば作品は、私の大好きな「春の城」だ、とすると耕二も智恵子と結婚していたら、智恵子を虐めたのであろうか、考えたくないが

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

「もしかすると古代人の物語のように」

2010/11/20 19:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:analog純 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 以前この筆者の、戦争末期の特攻隊を扱った小説を読みました。この本です。

  『雲の墓標』阿川弘之(新潮文庫)

 この本は、読む前から何となくそうじゃないかナーと思っていたんですが、何というかやはり、背筋が伸びるように誠実なお話ではありました。
 太平洋戦争下の海軍予備学生が、特攻隊に行って死ぬまでの日記なんですね。

 いい話ではあるんですね。丁寧なきちんとした書きぶりだし。
 日記形式の小説って私は少し苦手なんですが、そしてこの小説でもそう思いつつ読んだんですが、それでもやはり良かったです。

 しかしあえてしつこく考えると(既にこの奥歯に物の挟まったような書きぶりから、何となくおわかりになるかと思いますが)、そのよさは題材にかなり負っているとも思え、なにより、こんなストーリーの話を一生懸命に書かれてしまうと、読者はちょっとどうしようもないじゃないかという気も、まー、少しだけ、しました。

 この文庫本では安岡章太郎が解説文を書いていましたが、やはりそのように読めるような表現がありました。
 とても良い本ですが、読み終えて少し気が晴れないかなという、そんな感想を持ちました。

 で、さて冒頭の小説であります。
 この「厳つい」タイトルに、この話も兵隊の話かなと思ったんですが、さにあらず、この小説は、「ホームドラマ」であります。

 「ホームドラマ」とは、例えば太宰治の晩年の幾つかの夫婦生活を描いた短編小説をそう呼び、例えば志賀直哉の『和解』をそう呼ぶことが可能なら、ということですが、たぶん私は、それは可能だと思います。
 ただ、冒頭こんな描写の出てくる「ホームドラマ」です。

 ----------

 「返事をしたらどうなんだ?」
 かやはしかし、顔を歪めて頑なに黙っていた。
 「言っても分らず、返事もしないと言うんなら、牛や馬なみに叩くより仕方がないんだからね」
 自分で自分の言葉に逆上して来、牧野は再び、往復強く妻の頬を撲った。
 かやは、じっと目をつぶってそれに堪えた。
 頬の肉が震え、すぐ右の鼻腔から、濃い血が粘い洟のように流れ出して来た。それは、ねっとりとゆっくり垂れ下がって、醜く厚ぼったくなった妻の唇を越し、其の口の中へ入ったが、彼女は拭おうとせず、ただじっとしていた。

 ----------

 阿川弘之といえば、志賀直哉の直系の弟子のような作家と、私は思っていたのですが(「直系の弟子」というほどではないんですかね)、その志賀直哉の『和解』の主人公と、この小説の主人公は、どう違っているでしょうかね。

 私の印象では、『和解』の主人公の夫もたいがい「我が儘」の塊のように覚えています。ただ、このような暴力シーンがあったかどうかは少し記憶にありません。
 しかし、こんな暴力シーンがなかったとしても、『和解』の亭主の方が遙かに女房に対して「我が儘=暴力的」だと思います。

 志賀直哉の小説の主人公には、何というか、自らの存在・感覚・思考が、圧倒的に「正統」であることの確信と、そしてそれを当然の前提として行動しているような展開があります。
 この阿川の作品には、そこまでのものはありません。女房にこんな事を言ったりしています。

 ----------

 こんなの、生得のものか、戦争が終わってそうなったのかよく分からないけど、あの戦争で死ななかったんで、あとはまあ、どうでもいいやとつい思ってしまうんだ。発奮して人を見返してやる事が出来るようになっても、それでどうという事はない、まことにつまらないと思うんだよ。こういう、一種の駄目な人間は、(略)奥さんを貰ったら、奥さんとも争いをせず、我儘を言わないおとなしい亭主になっているべきなのかも知れない。ところが、一緒に暮らしているかぎり、俺には女のトゲトゲに眼をつぶっている事がどうしても出来ない。無理に忍耐しようと思えば生理的に苦痛になる。トゲトゲを弄んだり楽しんだりする趣味にいたっては、全く性に合わない。

 ----------

 志賀直哉の小説の主人公は、絶対にこんな事は言いませんね。
 志賀直哉の作品との違いは、究極の所はもちろんそれぞれの人格というところに帰するんでしょうが、やはり、「世代的」なものがあるような気もします。

 私はたぶん筆者の次の世代の人間ですが、この主人公の考え方に近いものも持っていた父親の生き方を見つつ、しかしもはや私は同様の生き方を望むべくもなく、またその意志もありません。

 本書の最後に、筆者自身が「著者から読者へ」という一文を書いています。
 その中に、「新しい世代の人たちには、もしかすると古代人の物語のように思われるだろうが」という文がありましたが、失礼ながら私は、本当にその通りに読んでしまいました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。