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紙の本
桜島・日の果て・幻化 (講談社文芸文庫)
著者 梅崎 春生 (著)
【毎日出版文化賞(第19回)】【「TRC MARC」の商品解説】処女作「風宴」の、青春の無為と高貴さの並存する風景。出世作「桜島」の、極限状況下の青春の精緻な心象風景。そ...
桜島・日の果て・幻化 (講談社文芸文庫)
桜島 日の果て 幻化
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商品説明
【毎日出版文化賞(第19回)】【「TRC MARC」の商品解説】
処女作「風宴」の、青春の無為と高貴さの並存する風景。出世作「桜島」の、極限状況下の青春の精緻な心象風景。そして秀作「日の果て」。「桜島」「日の果て」と照応する毎日出版文化賞受賞の「幻化」。不気味で純粋な“生”の旋律を伝える作家・梅崎春生の、戦後日本の文学を代表する作品群。【商品解説】
目次
- ●風宴
- ●桜島
- ●日の果て
- ●幻化
収録作品一覧
風宴 | 7-50 | |
---|---|---|
桜島 | 51-122 | |
日の果て | 123-196 |
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得体の知れない人がたくさん登場します
2019/01/15 23:26
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
梅崎先生にはまことに失礼な話だが、これほどおもしろい小説を書く人とは知らなかった。もっと早く読むことができていたならと思う。まじめな私小説を書く人とばかり勝手に思い込んでいたのだが、主人公をとりまくまわりな可笑しな登場人物にとても興味をひかれた。「桜島」の耳のない女、「幻化」でのあんまり気安く話かけると毒づく漁村の女など得体の知れない人が総動員なのだ。「幻化」の主人公がすぐに人のまねをするのは精神病の一種だと聞かされていたので、「しかしおれは、反射的に真似するんじゃなく、時間を隔てているからな」と自分に言い訳するところなどは噴き出してしまう。他の作品も読みたい。