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ソフトウェア(ハヤカワ文庫 SF)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1989.10
  • 出版社: 早川書房
  • レーベル: ハヤカワ文庫 SF
  • サイズ:16cm/296p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-010840-3
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

ソフトウェア (ハヤカワ文庫 SF)

著者 ルーディ・ラッカー (著),黒丸 尚 (訳)

ソフトウェア (ハヤカワ文庫 SF)

648(税込)

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評価内訳

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  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

マッドって、こんな感じ…

2004/06/23 23:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品はラッカー氏の出世作ですね。
一応「サイバーパンク」に分類されると思いますが、
“野心的なテーマをもっともフマジメなやり方で取り扱う”のが
彼の持ち味なので独特の読み味になっています。

明るい陽光、パームツリーと白い砂浜。
隠退老人たちのリゾート天国、フロリダで余生を送る
元天才ロボット学者のコッブは、
自分とそっくりの男の訪問を受けた。
月に行ってくれれば、代償に新たな肉体を提供するというのだ。
月では、かつてコッブに自意識を与えられ、
人間に対して叛乱を起こしたロボットたちが、
独自の都市を築いている。
いぶかしく思いながらも招待に応じたコップは、
いつしかロボット同士の大抗争にまきこまれてしまった!
マッドSFの鬼才ラッカーが、奇想天外な大騒動を
ポップなタッチで描いたディック記念賞受賞作登場!
(文庫カバー解説より)

この作品のタイトルは肉体(ハードウェア)に対する
魂(ソフトウェア)です。
“マッドSFの鬼才”と称されてる通り、ヘンテコな作品です。
自意識を持ったロボットたちの初登場は
“「——0110001」とワグスタフが結論を言う。
「100101」とラルフ・ナンバーズが手短に答え〜”などと
2進数での会話ですから、ヘンテコです(笑

扱われるテーマは「不死性」なんですが、その方法論は
ソフトウェア(魂)はそのままにハードウェア(肉体)から
別のハードウェア(機械)に移してしまおう、というものです。
ゲーム機からPCへソフトを移植するような感じですね。
基本的に真の知性の前にハードウェアのプラットホームの違い
(PCかゲーム機か?)は些細なものにすぎない、
というラッカー氏の主張があるように感じます。
何であろうがゲーム(知性)はゲーム(知性)、みたいな感じでしょうか。
全ての脳活動(思考、記憶、感情、直感まで)をコピーし
シュミレートできればオリジナルとどこが違うのか?
マッドな思想ですね。う〜ん…大好き(笑

コッブの得た新しい肉体(ハードウェア)もステキにマッドです。
通常の活動以外に特別な場合用に音声認識による
サブルーチンが起動します。
計算機、酩酊(酔っ払う)、感覚鋭敏化、セックス(笑)など…。
音声認識なので、さりげなく会話のなかにコマンドを入れての
ベッドインのシーンなど、けっこう笑わせてくれます。

深く読み解いていこうとすると、少し恐ろしい面も…。
そこまで変容した身体(ハードウェア)でも
人間と定義できるのか?
ただ生存することが生きることになるのか?
人間の知的活動の本質は何なのか?
理詰めで考えていくと恐ろしくなってくるかも。
続編も書かれていて、ますますマッドになっていきます。

黒丸氏の翻訳も賛否両論ありますが、
この作品ではポップ(というか軽薄?)な感じが
微妙にマッドで良い感じです。

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人間に生まれてすいません

2002/01/13 22:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 SFの重要な要素のひとつに、視座の変革というのがあるという。この本は、この視座の変革というものを実に徹底的に思い知らせてくれる作品だ。

 ロボット知性体バッパーたちの視点、バッパーたちの世界観から語られた物語は、われわれ人間という存在を徹底的に相対化して見せてくれる。

 そして、困ったことに「人間に生まれてすいません」と思ってしまうのだ。

 面白いSF体験である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

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2004/10/21 23:17

投稿元:ブクログ

時空の支配者の続編?あ、逆、こっちが先の話だった。あっちが続編。3次元世界に4次元からの訪問者が。なぜかエロい。
数学的な発想が自然に物理(倫理も)の壁を超越していく。

2010/04/01 18:17

投稿元:ブクログ

人格・魂のソフトウェア化に関するSF。道筋として極めてわかりやすくてシンプルだと感じた。今回はじめて読んだが、今日ではあまり目新しさはないと思う。

2010/04/05 18:53

投稿元:ブクログ

内容
明るい陽光、バームツリーと白い砂浜。隠退老人たちのリゾート天国、
フロリダで余生を送る元天才ロボット学者のコッブは、自分とそっくりの男の訪問を受けた。
月に行ってくれれば、代償に新たな肉体を提供するというのだ。
月では、かつてコップに自意識を与えられ、
人間に対して叛乱を起こしたロボットたちが、独自の都市を築いている。
いぶかしく深いながらも招待に応じたコップは、いつしかロボット同士の大抗争にまきこまれてしまった!
マッドSFの鬼才ラッカーが、奇想天外な大騒動をポップなタッチで描いたディック記念賞受賞作。

2013/05/19 08:18

投稿元:ブクログ

魂=ソフトウェアって考えが今じゃなんか普通すぎてしっくりこなかった。魂を引き継ぐこともできれば、同時に多くのコピーを作ることもできるわけで、その多くのコピーが果たして自分であると言っていいのか?主人公がロボットになる展開は良かったし、サイバーパンク独特(?)の読みづらさを残しつつ限りなくポップな文体で惹きつけられた。

2014/10/17 17:09

投稿元:ブクログ

月に栄えたロボット文明で水面下に進行する陰謀。
暗躍するカニバリズム狂信集団。
自己発展型AIの礎を作った落ちぶれ工学博士と、ご近所のヤク中青年がひょんな事から月世界ランデヴー。

くねくねしなよ。

2016/07/12 06:57

投稿元:ブクログ

マッドSFの割に、思いのほか読みやすかった
表紙   6点横山 えいじ
展開   7点1982年著作
文章   6点
内容 710点
合計 729点

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