サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4 21件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1990/04/10
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/478p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-737005-0
文庫

紙の本

海狼伝 (文春文庫)

著者 白石 一郎 (著)

【直木賞(97(1987上半期))】【「TRC MARC」の商品解説】対馬で育った少年笛太郎が、史上名高い村上水軍の海賊集団に加わり、“海のウルフ”として成長していく青春...

もっと見る

海狼伝 (文春文庫)

税込 737 6pt

海狼伝

税込 1,019 9pt

海狼伝

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 6.2MB
Android EPUB 6.2MB
Win EPUB 6.2MB
Mac EPUB 6.2MB

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ 閲覧期限
ブラウザ EPUB 無制限
iOS EPUB 無制限
Android EPUB 無制限
Win EPUB 無制限
Mac EPUB 無制限

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

【直木賞(97(1987上半期))】【「TRC MARC」の商品解説】

対馬で育った少年笛太郎が、史上名高い村上水軍の海賊集団に加わり、“海のウルフ”として成長していく青春を描きながら、海賊の生態を活写した直木賞受賞作。(尾崎秀樹)【商品解説】

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー21件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (14件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

海狼伝/日本海洋冒険小説の傑作

2005/10/18 14:23

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tujigiri - この投稿者のレビュー一覧を見る

海賊、と聞いて「宝島」を思い浮かべる方。
正解です。
ピーターパンのフック船長を想像した方。
あなたも正解です。
キャプテン・ドレイクらの私掠船乗りを思い起こした方。
もちろん正解です。
黒ひげ危機一髪を思い浮かべた方。
……まあ、正解です。
一般的に海賊のイメージといえば帆船に乗り込んで略奪を働くムサい野郎どもなのですが、どっこい、なにも白い人種の専売特許じゃあござんせん。
最近もニュースになったように、マラッカ海峡ではいまも海賊が出没し第三国を介した大規模な収奪とロンダリングが行われていますし、遠くは明国の海岸線を荒らしまわった倭寇もいました。
この倭寇、学術的には前期倭寇と後期倭寇に分類されていて、前期は九州は松浦を根城とした松浦(まつら)党や対馬の海民などが主導的立場を占めていましたが、後期のそれは少数の日本人を帯同したものの実体は食い詰めた明の貧民が徒党を組み、倭寇を名乗って略奪行為に明け暮れた集団とされています。
当時の東シナ海はいまのように国境や領海で厳粛に分かたれておらず、人間の移動や密貿易の盛んな実に流動的なエリアでした。
この海域には周辺国の司直の手もおよばず、日支朝入り乱れてのさながら文化・民族コンプレックスの様相を呈していたわけです。
たとえば国姓爺の称号でおなじみの鄭成功は片親が日本人で平戸の生まれですし、代々五島列島に根拠地をかまえた明国人和名をもたくさんいました。
このように日本の海賊が活動する一方の舞台が外海の東シナ海であったのに対し、内陸に矛先を転じてみれば日本の海運のメインロードたる瀬戸内海があります。ここにバン居して交易を牛耳った存在として、能島・来島・因島の3島にわかれて磐石の態勢を築いた村上水軍が挙げられます。
瀬戸内海といえば日本海賊の始祖・藤原純友が有名ですが、織豊時代とほぼときを同じくして活躍した村上水軍棟梁・村上武吉も日本海賊史上なかなかの大物で、のちに信長の意を受けて開発された鉄被の大安宅船を率いた九鬼水軍によって壊滅的ダメージをこうむるのですが、その信長をして惨敗を喫しめた第一次石山本願寺攻めにおける海上封鎖破りを指揮して、めざましい活躍をみせたりしています。
この村上武吉の確立した帆別銭というやり方がふるっていて、彼らは堺などの港町に出張所のようなものを設けて瀬戸内海を渡る全船舶にあらかじめ高い警護料を課し、目印の旗を掲げて航行させます。何千ともいわれる島嶼が存在する地理的要因のせいで水路を限定された瀬戸内海にあって、彼ら村上水軍ほど水運に熟知した者はおらず、もし貿易船が帆別銭をきらって監視の網の目をかいくぐらんとすればたちまち発見・襲撃され、荷のすべてや船そのものを失うことになるのです。
また物量、戦術ともに村上水軍に立ち向かえる水上勢力は皆無であり、つまり瀬戸内海は陸のルールとはまったく別の支配が及んでいた海の王国だったわけです。
どうです?
わくわくしてきませんか?
本書は日本海賊の跋扈した外海・内海を主人公の流浪という形でリンクさせ、贅沢にも彼を両エリアで活躍させます。なんたる大立ち回り!
片や対馬に根城をかまえる朝鮮帰りの老海賊、片や村上水軍の客将と、主人公は自らの謎めいた血筋にときに翻弄され、ときに救われながら両勢力下を渡り歩き、織田〜豊臣〜徳川政権の統治によって海の支配権が急速に無効化されていく激動の時代を駆け抜けていきます。当時の海賊たちがそうであったように彼の目線は陸の動向に固定されておらず、はるか波浪の彼方に夢を結びます。
「へえ、日本にもそんな大規模な海賊がいたのか」、と思った方は是非この本を読んでみてください。
歴史の先入観を変えられるかもしれませんよ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。