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紙の本
ハラスのいた日々 増補版 (文春文庫)
著者 中野 孝次 (著)
【新田次郎文学賞(第7回)】【「TRC MARC」の商品解説】一匹の柴犬を“もうひとりの家族”として、惜しみなく愛を注ぐ夫婦がいた。愛することの尊さと生きる歓びを、小さな...
ハラスのいた日々 増補版 (文春文庫)
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商品説明
【新田次郎文学賞(第7回)】【「TRC MARC」の商品解説】
一匹の柴犬を“もうひとりの家族”として、惜しみなく愛を注ぐ夫婦がいた。愛することの尊さと生きる歓びを、小さな生きものに教えられる、新田次郎文学賞に輝く感動の愛犬物語。【商品解説】
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やはり犬を飼っている一読者の感想
2002/07/10 23:04
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供のいない著者夫婦が、初めて犬を飼い(柴犬で名前はハラス)、ハラスと過ごした日々とハラスへの愛情を、あけっぴろげにつづったエッセイ。私も犬を飼っているので、共感したり、ニヤニヤしたりして、楽しく読んだ。
特に、ハラスが「散歩連れてけ」とすごい目でにらみつけるくだりは、うちの犬そっくり。渋々散歩に出るが、犬が手放しで喜ぶのでやめられない…という著者の記述も、私の気持ちにピッタリだ。
ハラスが死につつあるあたりの描写には泣いてしまった。前に飼っていた犬が老衰で死んだので、犬に死なれた喪失感は痛いほどわかる。だが、著者の嘆きがあまりにすさまじいので、「いいからさっさと新しい犬を飼いなさい」と言いたくなった。冷たい言い方かもしれないが、私の場合、今の犬が家に来て初めて、前の犬を失った悲しみが癒えたのだから。