河童が覗いたインド （新潮文庫）

投稿元：

レビューを見る

「読書に縁のない小学生たちの食いつきがよかった本」その一。

　本業の舞台芸術家……としてよりも、「上から見た部屋の絵を書いてる人」「『少年Ｈ』を書いた人」と、いう方が通りがよいのでは、と要らん心配をしたくなってしまう（笑）妹尾河童さんの著書です。
　一冊すべてが「手書き」。精密なイラストも、地の文章も。
　本を開いて見せた瞬間、子供たちの視線がくぎづけになるのは、きっとそのためなのでしょう（一目で「すごい！」と、言うのが判るから）。
　そして好奇心のかたまりの「コドモのようなオトナ」が、スケッチブックと巻き尺を片手に這い回るようにして記録したインドの記録。ホントのことが書かれている本は、やっぱりウケが良いようです。
　もちろん、普通に大人が読んでも楽しめます。旅行記としても、随筆としても。
　私はこの本を読んで、インドに行きたくてたまらなくなったのです、が……。口にするとものすごいジンマシンがでるスパイスが一種類と、ヤギの油と決定的に相性が悪いので、未だ実行に踏み切れずにいます。

投稿元：

レビューを見る

河童が覗いたシリーズの第二弾。この人の好奇心と行動力はほんとうにすごい。ヨーロッパ編も楽しいけど、インドは呼ばれてなくてもいつか行かなくちゃ、と思いました。

投稿元：

レビューを見る

セノオカッパの素晴らしい描写力を存分に味わいましょ。　　　 独学で学んだ独特な画風と、独特な自筆。最高にいかす。

投稿元：

レビューを見る

河童さんの緻密なイラスト、かわいらしい文字、ものすごい観察力を楽しめる。私が旅モノにめざめたきっかけとなった本。

投稿元：

レビューを見る

妹尾氏のご当地目線で描いたインド旅行記。絵どころか文章も手書きなところが凄い。妹尾さんの好奇心にはホント驚かされる！

投稿元：

レビューを見る

なんとなく購入してから２年くらい放っておいただろうか。なぜか、読む気にならなかった。
ある日本棚の整理をしているとふと目に留まり、パラパラとめくってみた。そのまま一気に読破しました。
なぜ今まで読まなかったのか後悔しましたね。
妹尾河童という人物の物の見方、考え方にすっかり参ってしまいました。
インドという国の表面、そして内面のありのままがここにあります。細かい文字のひとつひとつを、大事に追ってみませんか?

投稿元：

レビューを見る

私のインドへの第一歩。読んだら絶対インドに行きたくなります。絵も文字も全て手書き。芸が大変細やかです。

投稿元：

レビューを見る

河童さんの、海外での姿勢が大好きです。現地の人とのコミュニケーションとか、真摯に世界を眺める姿は見習いたいです。
これを読むとチャイが飲みたくなります。

投稿元：

レビューを見る

全文・全画手書きの一冊。それでも読みやすく、インドの様々な面を垣間見た気分になる。精密なイラストにはただただ関心するのみ。インド訪問の際には必ず鞄に忍ばせたい本。