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紙の本
しずかに流れる愛情
2002/06/12 14:08
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ないた赤おに』でも有名な浜田広介さんの童話です。
お父さんと二人で暮らす、むくどりの子どものお話です。
死んでしまってもういない母親鳥のことを、遠くへ出かけていると子どもに話した父親鳥と、帰ってくるはずのない母親鳥を待ち続ける子どもの鳥。
そして、カサコソと、母親鳥の羽音やささやきのように聞こえる音を鳴らす、木の枝についた一枚きりの枯葉。
地味な登場人物の間に、ただただ静かに愛情が流れています。
寒いのに暖かい。哀しいのに幸せ。
相反する感覚が同時に存在している作品です。
いもとようこさんの絵が、暖かさを増していて、よりやさしい作品に感じられます。