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星の塔 (文春文庫)
星の塔
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寝るなの座敷 | 7−48 | |
---|---|---|
花嫁 | 49−88 | |
子をとろ子とろ | 89−131 |
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紙の本
ファンタジックで、なつかしい風情の遠野物語風怪異譚
2004/04/15 07:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:風(KAZE) - この投稿者のレビュー一覧を見る
東北地方の伝承や昔話に現代の怪異をからめた話が7つ。
一番気に入った話は、おしまいの表題作「星の塔」でした。
読み始めて、陸奥A子さんのマンガでこういう話があったっけなあと
思い出しました。
タイムトラベルのテーマをファンタジックに描いた作品。
舞台設定、幻想的な景色の美しさ、素敵なラストシーンと、
読み心のツボをこちょこちょとくすぐってくれてグー。
表題作以外では、「寝るなの座敷」と「子をとろ子とろ」の話も
なかなかいい味わい。どちらもラストの演出がファンタジックで、
話のなつかしさ、やわらかさ、切なさがいい感じでした。
ぞっとする恐さっていうより、なつかしさを帯びた怪異譚みたいな
そんな味わい。
話の雰囲気として、妙に心惹かれる優しい風情がありました。