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  • カテゴリ:小学生
  • 発行年月:1992.10
  • 出版社: リブリオ出版
  • サイズ:22cm/339p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:4-89784-319-7

紙の本

時計坂の家

著者 高楼 方子 (著),千葉 史子 (絵)

時計坂の家

税込 1,540 14pt

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みんなのレビュー38件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

異世界とは本来、不穏な場所なのです

2007/03/25 22:00

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』で、ウサギを追いかけたアリスは何のためらいもなく謎の穴(不思議の国への入り口)へ飛び込みました。そのあっけらかんとしたところが作品の魅力でもあるのですが、やはり普通はもっと躊躇するでしょう。初めての店に入る時でさえ、人はいくらか尻込みするものです。まして、現実とかけ離れた別の場所に一歩を踏み出すとしたら、興味と憧れ、好奇心、不安……感情が高ぶって、とても平静ではいられないのでは。
 「時計坂の家」は、まさにその、異世界へ踏み込む際の揺れる気持ちを上手く描いた作品です。主人公フー子は祖父の家で、階段の踊り場に不思議な扉を見つけます。扉の窓枠には黒く錆びた懐中時計がぶらさがっていました。錆びた懐中時計が時を刻み始め、花に姿を変える時、窓の向こうには緑の園が広がるのです。
 祖父はフー子に、その扉はかつて物干し台に続いていたと言いました。まだ若い祖母が転落死した為に物干し台は取り壊され、扉も木で打ちつけられたのだと。けれど祖母が本当は事故死したのではなく失踪したのだと知った時、フー子は祖母があの扉を抜けて幻の園に入り込み消息を絶ったのだと確信するのです。
 緑の園に不穏なものを感じながらも、どうしようもなく心を奪われ、フー子は足を踏み出します。フー子がさまよう世界は魅惑的で美しいけれど、明るくも楽しくもなく、読み手に息苦しいほどの緊迫感と不安を感じさせます。迷路のように生い茂るマツリカ、誰かが残した目印のリボン、揃いのスカートをはいた小さな娘たち、スカーフに隠された地図。
 この作品で異世界は、禁断の場所でもあります。天才時計職人チェルヌイシェフが、己の愛する物を集めて築きあげた幻の王国は、憧れの代償を求めるのでした。かつてフー子の祖母が、庭に取り込まれてしまったように。
 決して胸躍るばかりではない、異世界とのつきあい方を考えさせられた一冊です。危険と不安がつきまとい、けれどこの上なく誘惑的なファンタジーでした。挿絵込みで一つの世界です。
 登場人物はみな魅力的ですが、私は特にフー子の祖父に共感を抱きました。彼は妻が失踪した後一度だけ、懐中時計が花に変わる所を目にしました。フー子と同じように、幻の庭園を目にしたのです。けれど彼は、ついに扉を開けませんでした。「ぼくは、ああいうものを、善しとしないからだ」そう語る彼をフー子は怖い人だと思うのですが。

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2005/03/15 02:57

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2005/04/17 10:55

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