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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1977/06/01
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元推理文庫
  • サイズ:15cm/335p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-11007-X
文庫

紙の本

奇商クラブ (創元推理文庫)

著者 G.K.チェスタトン (著),中村 保男 (訳)

会員は既存のいかなる商売の応用、変形でない完全に新しい商売を発明し、生活を支えなければならない。この変わったクラブ、奇商クラブの面々をめぐる事件を、優れた裁判官でありなが...

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奇商クラブ (創元推理文庫)

税込 1,034 9pt

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商品説明

会員は既存のいかなる商売の応用、変形でない完全に新しい商売を発明し、生活を支えなければならない。この変わったクラブ、奇商クラブの面々をめぐる事件を、優れた裁判官でありながら裁判官席で発狂し、隠退したバジルが解決する逆説に満ちた探偵譚。チェスタトンがブラウン神父シリーズに先駆けて発表した傑作短編集である。全六編に、中編「驕りの樹」と「背信の塔」を併録。【「BOOK」データベースの商品解説】

収録作品一覧

奇商クラブ
ブラウン少佐の大冒険 10−45
痛ましき名声の失墜 46−71

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みんなのレビュー10件

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評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (5件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

不条理小説

2005/01/04 01:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:死せる詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 チェスタトンが書いた唯一の長編小説です。不思議な事に推理小説として紹介される事が多いこの作品ですが、それはひいき目に見ても嘘です。読めば分かる事ですが、ぜんぜん推理小説とは違う形式を持つ作品となっています。
 だた僕はこの形式の小説を何と呼べば良いのかは分かりません。強いて言うならばサスペンスかスリラ小説でしょうか。とても不思議で幻惑的な物語です。それでいて、読者に息も吐かせない、めくるめく展開でどんどん進行していきます。特に物語後半では圧倒的な「読ませる力」を感じます。
 それ程長くない小説ですし、上記のようなスピード感ある内容なので、すぐに読み終えてしまうのですが、読後感はなんとも言えずモヤモヤとしているのです。しかも、そんな読後感なのに決っして嫌な感覚は無いのです。不思議な小説としか言いようがありません。

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紙の本

奇想と逆説の大家

2002/03/01 00:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 イギリスが数多くの推理小説作家を産出する──消費する──豊かな土壌を持つに至ったのは、ドイルとチェスタトンという高名な二人の人物によると言っても過言ではない。
 
 片やシャーロック・ホームズ譚で知られる作家で、当時は英国でもっとも有名な人物の一人であったという医師。もう一人は、様々な芸術を優れた思弁によって批評した批評家であり、芸術の一つとしての推理小説を擁護した人物である。
 
 チェスタトンは、逆説という言葉で表現されるに相応しい批判精神を持った哲学者であった。彼の書く小説に登場する人物は、ことごとくが哲学者の風貌を持ち、深い思索に満ちた言葉を口にする。その言葉は、チェスタトンがいいたくて仕方なかったものだと考えてもいいだろう。本書では、素人探偵の口を借りてシャーロック・ホームズにちゃちゃを入れている。シャーロキアンとして都合よく考えれば……、きっと好むものだからこその一言だろう。
 
 
 『奇商クラブ』
 
 《わたし》は、奇妙なクラブの会員となることを趣味とする、クラブの蒐集家。苦労の末に漸く見つけた《奇商クラブ》なる集まりは、完全に既存の職業とは異なる新しい職業を発明しなくてはメンバーとして加わることができないという前代未聞の奇っ怪なクラブだった。
 
 英国でもトップレベルの判事でありながら、法廷でおかしくなってしまったというバジル・グランド氏。その弟で、様々な職業をこなす才能を持ちながら、なかなか定職とすることができず、現在はなんとか私立探偵に落ち着いているというルパート・グランド氏。兄弟の友人で語り役となっている《わたし》。以上の3人を中心として展開される、奇妙な物語。
 
 可笑しい職業に思わず笑ってしまう、奇想の連作推理。
 
 
 『背信の塔』
 
 背中から歩くという奇癖を持った青年は、一人で森を進んでいた。木の根に足をとられた彼は転んでしまい、そのすぐ先には男の死体が寝そべっていた。しかもその側にはサーベルを引き抜いた謎の男の姿があって……。
 
 塔の最上階に厳重に管理されている、多くの宝石。その塔には寝ずの番をしている射手がいて、規定の道を歩かずに近づく者を容赦なく射撃する。青年は森の死体は撃たれて死んでしまったと考えた。
 
 青年が塔を訪ねるたびに少しずつ失われていく宝石。彼はあらぬ疑いを払拭するため、住民たちが問題の起こるたびに相談に行くという高名な神父を訪ねる。優秀な外交官であり、探偵でもあるという神父は、予言めいたことを口にする。
 
 
 『驕りの樹』
 
 他の木々に比べると一際背が高く、龍のような外見をもった樹があった。昔から人を喰うと恐れられ、近づくものもいないという。
 
 樵の娘が急死し、樹に対する言い伝えがまことしやかに囁かれる中、腹を立てた領主は自ら森に入り、件の樹に登ると言い張る。翌日、友人たちが領主を探しに行くのだが、彼の姿は見つからなかった。素人探偵は、樹のそばに古井戸が発見し、そこから突然に水が溢れだすのを見る。その後、その井戸からは乾いた骨が見つかり、それは領主のものであると考えられた。
 
 突然に溢れた水、水に浸ったはずなのに完全に乾いている骨。これらの謎を解くことで、失われた領主についての事実も明らかとなるはずなのだが……。
 
 
 ブラウン神父譚よりも、よりチェスタトンらしい作品がちらほら。<家屋周旋業者の珍種目>などは、チェスタトンの逆説がわかりやすい形でまとまった良作。他にも、アクロバティックな論理の本家ともいうべき作品が多数収録されている。
 
 奇商クラブ、ユーモア、登場人物、筆力、哲学、逆説の論理と、他の作家にはとても真似できない素晴らしい要素がふんだんに盛り込まれている傑作。

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紙の本

表題作よりもむしろ併録の二作が大傑作

2001/12/14 16:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:樟  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 奇商クラブ——その会員は、既存の商売の応用や変形ではない、完全に新しい商売を発明しなければならない。
 しかし著者自身が定義したこのクラブの条件が、作品上で厳密に守られているとはいえない。多くの商売は、詐欺、周旋業、大学教授、裁判官、と、既存の商売名で説明できるものの応用なのだ。
 だから作品自体の興味も、どんな奇商なのか、にはない。奇妙な出来事が、珍妙な新商売とどう結びついているのか、それをチェスタトン一流の逆説とユーモアで解き明かしてゆく、その過程にある。そしてそれは、一部の作品で見事に成功している。
 併録の「背信の塔」や「驕りの樹」と併せて、結果だと思えたものが実は目的だったとわかる過程の、逆説に満ちたロジックは言いようもなく素晴らしい。

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紙の本

なぜか復刊

2017/02/12 15:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アジア坊 - この投稿者のレビュー一覧を見る

近頃チェスタトンの新訳が相次いでおり、とうとう老舗の創元推理文庫自身が新訳を出し始めましたが、なぜか少し前に出たこの「奇商クラブ」だけが旧訳の復刊です。ちょっとほっとしています。

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紙の本

謎解きによる文明批判の効用

2013/11/06 01:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

「奇商クラブ」「背進の塔」「驕りの樹」の中編三作で、それぞれに謎解きのプロセスを含みながら、まったく異なったタイプの小説になっている。
「背進の塔」が一番ストレートで、意外な結末が我々の抱く常識や先入観をひっくり返してくれるもの。厳格な僧院に収められている宝石が次々と盗難されていく、その謎の前にはいくつもの障壁が待ち構え、それらは皆精神的なもの、我々の偏見、先入観といったものによる限界が暴かれる。
「驕りの樹」では、殺人事件の謎解きを図る人たちが、農村にはびこる偏見や無知に悩まされる。ようやく真相に辿り着いたと思った瞬間、本当に蒙昧だったのはどちらかを知らされる。彼らが軽蔑していた人々の中にこそ真実はあった。それは単に登場人物の問題ではなく、科学的であると自認するその時代のすべての人々の意識のことであり、階級意識から抜け出せずに、分かりもしないことを分かった気になっている社会のことだ。
謎解きというスタイルをとった小説であって、多くの探偵小説、推理小説と呼ばれる作品は知能の活発さを表現するが、本書の作品は人間が構造的に持っている盲点や怠惰を明らかにする。同じ起源からまったく正反対のタイプの小説が生まれたと言える。
「奇商クラブ」は、主人公達が奇妙な商売をする人たちに出会うのだが、それはディレッタントな生活と観察眼によるだけでなく、奇行により裁判官を退職した男の存在が引き寄せてくるらしい。その商売はなるほど狭いニーズに応えていて、工業化社会からこぼれ落ちてしまう人びとの感性を掬い上げた、それぞれに工夫を凝らしたもののように見える。それが自然発生的なものなら微笑ましかったが、エピソードの連なりの中から確固たる意思の存在が姿を現してくる。
結局これは社内全体に対する叛逆、あるいは革命の意思表示のようでもある。ソビエトのような暴力的な革命ではなく、当時のフェビアン協会に通じるような穏健さだが、革命の欲求が都市にも農村にも静かに渦巻いている。繁栄を謳歌する大英帝国を形作る構成要素を、その意思は順繰りに否定していこうとしている。
イギリスのインサイダーでありながらまるで外部の眼を持ったようなチェスタトンの筆致だが、登場する人物の言動もトリックもユーモアが漂い、決して辛辣ではない。まるで外部からのようでいて、実は土着の価値観に依って立ちながら時代を見て、そして寄り添っているという方が本当かもしれない。

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2004/11/07 23:33

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2015/08/10 09:46

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2013/10/19 21:24

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2015/03/02 22:01

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2019/08/15 13:09

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