紙の本
4世代に受け継がれる壮大な物語。
2004/04/24 18:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:海璃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
…この話は、ある男がダイヤモンドを求めて旅立ったことからはじまった。
およそ100年にまたがるこの物語は、主人公が何度も変わっていく。
少しずつ浮き彫りになるのは、人の欲望の汚さ、恐ろしさ…もしかしたら読んでいるうちに、人間の本性を疑いたくなるかもしれない。
二転三転するストーリ。上下巻と量があるにもかかわらず、止まることなく一気に読ませるところは『さすが!!』としか言いようがない。
読み終えて気づいたのは、真の主人公が『ケイト』であるということ。
私自身、彼女の勝負強さには大きな尊敬を覚えた。
何事にも自分を信じ突き進む。その信念があったからこそ彼女はすべてを手に入れることが出来たのではないだろうか。
何もかも自分の力で叶え、かなりの高齢となったケイト。
もう何もやることは無いと思った彼女にも、たった一つだけやり残したことがあった。普通に考えれば、もはやその最後の望みを叶えることなど、出来るはずも無い。
…しかし、きっと彼女はその望みすら、成し遂げることが出来るのではないだろうか。
なぜなら彼女は『ゲームの達人』なのだから…。
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イライラしっぱなし。
どうしてかというと、話の中心になる人物が殆んど性格が異常に悪いから(爆)
本の中の人物にムカツイテしまうんですよ(笑)
けれど読むのをやめられない。
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スリルとサスペンスを持つ、惹き付けられる作品 ・・・とにかくスゴイ!!!内容です。もうドロドロです。。。読めばその意味分かると思います。
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どうしてシドニィシェルダンって何世代もつながっていく話、主人公が代わっていってしまう話が多いのでしょうか?
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最初はジェミー・マクレガーがダイヤモンドを掘り当てて一発当てるため、南アフリカに旅立つ。そこで裏切り・死ぬ思いをしながらも巨大企業を立ち上げる。
その後は娘ケイトを中心に、その父から受け継いだ会社をさらに大きく発展させ、世界で名をとどろかせる多国籍企業になる。
そんな大企業のトップであり、また大富豪でもある上流の家に住んでいても、その家族たちはそれぞれ問題を抱えており、非業の死を遂げたり、夢を断ち切られたりしてしまう。そして、ケイトが子供たちに受け継がせたいと思っていた会社も結局は息子も孫も、ひ孫も継がず、ちょっと残念に終わった。でも、最後はまぁハッピーエンド、なのかな??
この話はケイトを中心に、その父からひ孫まで、なんと5世代近くにわたる人々の話。とってもスリルに溢れていて「次はどうなるの??」と重いながら読んでいた。
とても充実した内容の濃い話。でも、その中でも私はジェミーが会社を立ち上げてケイトが生まれる辺りまでが一番好きだな♡
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上下巻、同じ事を書きます。
珍しく洋物です。登場人物がそれほど多くないのか、あまり迷わなかったけれど、でも、やっぱり、「え〜〜〜っと、これは誰だっけ?」状態に、何度かなりました。(^_^;)
一言で言うと、壮大な小説です。新書版で800ページ以上ある。そして、5代にわたる物語。もっとも、前半の主人公のジェミーと、後半(こちらの方が遙かに長い)の主人公、ケイトの2人の物語だとも言える。しかし、ケイトの曾孫、ロバートが学童期になるまでで、そのロバートが話題の中心になるから、5代の物語でよいのではないか、と。
話は、ジェミーが苦労して会社を興し、大きくするまでと、ケイトがその会社をさらに大きくする話である。ゲームというのは、この大きくなった会社の経営や、その会社の争奪戦を指している。異常な夫婦関係、兄弟の関係、親子の関係、金銭が絡むことにより、肉親の殺人も辞さない異常な事態となっていく。
しかし、最後にケイトと読者は本当に必要なものを悟るのではないかと思う。
読んでいてもどかしく感じることが多かったが、最後の最後で納得できる小説だった。
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この後も同じ著者の作品を何作か読んだんですが、出版社によって同じ作品でもずいぶん訳が違うことを知ったのはかなり後のことでした(苦笑)
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途中から「悪い予感」におびえながら読んだが、まあなんとか楽しく読み終えた。
でも、上巻と下巻では、お話の世界が全く異なる。
後半部の、イブの話はいらないのではないか?
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アカデミー出版の超翻訳版。会話が自然で、テンポよく読めたのが嬉しい。ただ、ところどころ「?」となるような不自然な表現があったのが残念。(例えば「焼き肉にタレをかける」と表現されても、日本人が思い浮かべるタレと、作中での焼いた肉にかけるソースは違うでしょう。)
この作品は、現代の道徳感で人物の行動をいいわけがましく正当化しないところがいい。大体、主要人物の中に「いい人」が存在しない。全ての人がおかしくて、時代もおかしい。復讐に徹するジェミーの外道っぷりがいい。マーガレットのおめでたさがいい。ケイトが最後まで一片ほども自分のやり方を疑わないところがいい。彼らには内省とか後悔がない。だからこの本には教訓がない。にも関わらず、時代だとか人間の愚かさや計算高さ、復讐の後に残るものなんかを色々考えてしまうのは、やはりこの本が面白いからだと思う。
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ケイトの話が中心。話がめまぐるしく変るので、『ありえない話』という印象を受けたが、それでもケイトのえげつない陰謀に反発する気持ちと惹かれる気持ちが半々ずつ。
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最初のシドニィ・シェルダン作品。
まるで映画を観ているかのようなストーリー展開。
図書館で一気読みしました。
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購入者:川端
最後まで展開が読めそうで読めない内容で面白かったです。上巻と合わせてちょっと長すぎましたが、、、。
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展開が早すぎな所とか色々と突っ込み所はあるけど、、、。
それでも好きな1冊。
ジェミーの復讐劇に驚かされ
ケイトの執着心に驚かされ
イブの狡賢さに驚かされ
そのイブの最後に驚かされ
初めて読んだ時は驚きの連続やったなぁ。
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ケイトは次々と会社を合弁し、クルーガー=ブレント社を強大なものにし、「ゲームの達人」となった。
ケイトは、息子のトミーを会社の跡継ぎにするために、さまざまな手をこまねくものの、最終的にはトミーを廃人にしてしまったり、孫の素行の悪さにかきまわされて、結局会社の跡継ぎを得ることができなかった。
ケイトに勘当された双子の孫娘の一人イブは、祖母ケイトの莫大な遺産と権力を再び手に入れるための復讐をもくろんで、殺人まで犯してしまう。
親子4世代に渡る、巨大な富にまつわるゲームの物語。
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下巻の方が断然おもしろい。
切なかったり爽快だったり、波乱の話。
全体通して残酷さがもっとマイルドだったらもっとよかった。