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紙の本
考古学的なヴァイキングの実相についてのビジュアルな入門書
2001/05/10 07:17
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投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カラー写真満載のヴァイキング入門書。700年代末から1000年代なかばまであたりの北欧・デンマーク・アイスランドなどに居住し、現在のロシアからカナダ沿岸までで交易・植民・略奪などで活躍したヴァイキングとはなんだったのかを、ビジュアルに理解できます。
はっきりとは書かれていませんが、イヴ・コア著のカラー写真満載の概説書に、資料編としていくつかの書籍や論文からの抄録を加えたものだと思います。
前半2/3ほどは、フルカラーの写真や図版、昔の絵画などをたくさん配した解説書になっています。
色々と面白い写真がありますが、まるで丘のようなロングハウス(P102)には、びっくりしました。防寒のための厚さ2mの泥炭の壁、その上に芝生が生えているという感じでしょうかね。『指輪物語』のホビット庄ってこんなもんなのかもな、とか思ったりしました。
後半1/3ほどを占めているモノクロの資料編も、いろいろな本からの抄録とはいえ、短めでわかりやすくまとまっているので、けっこう便利です。
神話や儀礼などの信仰を中心に、軍事教練についてや、遺物研究からの生活についてなども含まれています。とくに、弓や水泳の訓練の内容についてなどは、たいへん興味深く読めました。