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埴 沙萠
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紙の本
何度でも驚かされる身近な植物の姿。一年中手元において時々開きたい。
2012/03/28 16:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
180ページあまりがほとんど写真。ほんとうに様々な植物の姿が納められています。タンポポやナズナといった身近にある植物をじっくり見て記録したものが大半で、珍しい植物は多くありません。
一年365日の変化のメモが各月のフィールドノートとして載っています。著者の観察拠点である国東半島の季節変化なので、読者の場所とは少しずれるかもしれませんが、一年中何時開いても「ああ、そろそろそういう季節か」と感じることができます。
連続撮影写真も素晴らしいです。一本の樹や畑の四季変化を撮ったものから、スミレの種が飛び出す様子、アサガオのつるがぶんぶん回って絡みつくものを探している様子など。一度はちゃんみたい、と思ったものが載っています。(自分で「撮ってみたい」と思ったものが載っていてがっかり、ということもありそうです。)
そしてそれぞれについたキャプションも楽しいもの。たとえばスミレの種のとぶ連続写真は「ぴっちん」!。
見開きの美しい景色や植物の周りを行きかう動物たちの表情にも、著者の愛情溢れる目線を感じます。
長い時間をかけて撮りため、まとめ上げた力の入った写真集。出版から随分たったけれど、見ごたえは充分です。2010年のものは第14版。長く愛されているのでしょうね。紙質がよいので仕方ないのでしょうが、大判でちょっと重いのだけが難点かも。
姉妹編として今森光彦さんの「昆虫記」もあります。こちらも同様な構成で手元において時々開きたい一冊です。
紙の本
すばらしい!
2015/03/17 22:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみいぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前番組でやっていたことで初めて存在を知って、興味を持ち購入。
すばらしいの一言です。
言葉より実際に見なければわかりません。
自然ってすごいんだな、と感心しきりです。
小さいお子さんでも眺めるだけで楽しめるのではないでしょうか。
こういう本を見ていると、人間は偉そうにしていますが、当たり前に存在している植物やその他の生きもののほうが偉いのではないかと・・・
紙の本
暖かい写真が詰まった植物百科
2001/11/22 16:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤田千枝 - この投稿者のレビュー一覧を見る
180ページの本にぎっしり美しい写真とさまざまな植物に関する知識が詰まっています。著者の住む国東半島や野津町をフイールドに、毎月のカレンダーでまず植物の動きを見開きで伝え、その後細かくいろいろな植物の解説が続きます。
4月の芽生えの写真のおもしろさだけでもしばらくは自然の造形の見事さに見とれてしまいます。へちまのつるが巻きつく過程やスミレの種が飛ぶ過程などくわしくみると、おもしろいものです。
サクラの木やアジサイの一年間の変化を追ったり、夜に咲くカラスウリやオオマツヨイグサのはなの写真がある間には、イネの苗を機械で植える現代の苗代の様子が紹介されています。夏の朝、葉先に光る水玉は朝露ではありません。葉の縁にある水孔から排出される水です。大きな水玉が並んだ様子は宝石のようで美しい眺めです。
そっくりさんという題名でホオヅキとピーマンをくらべてみたり、恐竜が食べた草?という題名でシダ類の紹介をしたり、題名もユ−モラスでわらってしまいます。秋になり美しい色の紅葉が並ぶページをすぎると、さまざまな種の話がぎっしりつまっています。冬の防寒対策や冬芽のおもしろさの後には、美しい霜柱の写真が目を楽しませてくれます。
埴さんの写真は、いつも暖かく、そのそこに論理性が貫かれていて、誰にも推薦できる写真集になっています。