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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1993.5
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文芸文庫
  • サイズ:16cm/489p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-196218-3

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荒魂 (講談社文芸文庫)

著者 石川 淳 (著)

荒魂 (講談社文芸文庫)

税込 1,388 12pt

荒魂

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荒魂

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みんなのレビュー2件

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紙の本

文学作品の価値とは?

2019/02/18 13:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:燕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る

題名は、「あらみたま」と読む。

 主人公佐太は、生まれた日は死んだ日だった、という紹介をされ、その破天荒な生きざまが綴られる。
 化け物じみた生命力を持つ佐太は、口減らしのために生まれるとすぐにりんごの木の下に埋められてしまうが、穴から這い出て大声で泣き叫ぶ。父親はさらに頭を殴ってさらに深く埋めるが、やっぱり這い出てしまう。 やむなく育てることにしたが、姉二人を犯し、兄三人を召使のように使役し、父親を自分が元埋められていた場所に埋めてしまう。

 「荒魂(あらみたま)」は物事に対して激しく活動する神霊をいい、和魂(にぎみたま)に対して称する。古く日本人は神の霊魂の作用および徳用を異なる作用を持つ霊魂の複合によると考えた。静止的な通常の状態における神霊の作用および徳用を〈和魂〉とし,活動的で勇猛,剛健,ある意味では常態をこえるような荒々しい状態における作用および徳用を「荒魂」と考えた。

 佐太はこの後田舎を出て仲間を得、60年代前半の混沌とした社会、金と暴力と性と陰謀が渦巻く裏社会に身を投じる。
 が、果たして「荒魂」は佐太その人を指しているのだろうか?
 当人は殆ど無言ながら、花売りの子供たちを自転車ごと抱え、花を纏って街路を練り歩く祝祭性、「巨大で黒い塊」で破壊的な力を発揮する荒ぶる存在でありながら女達に額ずかれる神性、これらは「荒魂」そのものと思える。

「荒魂」の正体探しは別にしても、石川淳お得意の現世的野心や神性に加え、現代風俗や経済問題などまで書き込まれ、べらぼうに面白い作品に仕上がっている。

 ある文芸評論家は、この作品を評して、「かっらっぽであり、手法を楽しむ小説」と断じている。また、別の評論家は、「ばかばかしくておもしろくて」と評していた。
石川淳的な要素が過剰に詰め込まれ過ぎて、評論家先生もどう評して良いか途惑ったということか?

 これこそ石川淳の真骨頂だろう。彼自身、「文学作品の価値はどこにあるか?つまり形式にあるのか内容にあるのか?」という問い対して、「その価値は形式にあるのでも内容にあるのでもなく、むしろ『(作者本人には)意識されざる内容』にある」としているではないか。「文学作品の価値は作者によってコントロールできる範疇にあるのではなく、作者が書いているうちに意図せずに生まれてくる内容にある」と。

 ラストに地下室の饗宴、風見鶏との会話というシーンがあるが、 そこからの怒涛の展開が圧倒的である。
 そこまで綿密には悪人と聖人を描き、そいつらが集まると、 一気に虚構の寓話的な世界となる。始めは人物関係が複雑でややわかり辛いかも知れないが、ラストに全ての糸が瞬時に繋がる。この手際も見事だ。

 蛇足を申し上げると、現代文学で性の問題は避けて通れないが、この作品においても、下手な欲情小説よりも余程エロティックな描写がふんだんに織り込まれている。
 そう言えば、同じ作者は、「恋愛について」と題したエッセイでこう説いている。
「心情が一箇の女人にぞっこん打ちこむという仕打をして見せても、陽根エネルギーは必ずしも心情のおもむくところに集中しては行かない。情熱をみちびくものは精神である。精神の運動は波なのだから、蓋然的にしか一点にとどまらない。情熱もまた一物にのみ執著はしないだろう。情熱は過度でなくてはならぬとは、このことをいう。(・・・・)情熱の過度はどうしても女人遍歴という形式をとらざることをえず、したがって有為の男子はどうしてもドン・ファンたらざることをえない」と。

 宣(うべ)なるかな。

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紙の本

荒神の遍在

2018/07/18 23:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

馬力が余って実業界から政界進出を企てる男、その精力を吸い取って自らの養分にしようとする愛人、こんな話はどっかで読んだことある、、、倉橋由美子の桂子さんシリーズですね。倉橋の俗物を憎む悪態も痛快だが、石川淳は俗物にこそ人間のエネルギーを見出す。登場人物は、揃いも揃って俗物ばかりである。そりゃ現実世界では、ほとんどの人間が俗物なのに違いない。骨董の研究に没頭して奇論を吐く男、芸能界を双六の上がりと見据える女だって、金銭欲、権力欲は薄いにしても、激しい自我意識を満たそうとする欲求は強烈な、重量級の俗物だ。
そんな俗物たちを翻弄し、嘲笑する荒ぶる神とは、生後すぐに埋められたが、何日も泣き声がやまずに、とうとう這い上がってきたというのが成長して、村を蹂躙し尽くしたのちに都会に出奔したというやつ。彼は何をするでもない、ただ生と破壊の衝動の解放される中に現れ、何か手をくだすでもなく、自分の存在、肉体がなしうるままにあるだけだ。いわば祝祭を司るごとき存在だが、人間は自ら望んだ通りとはいえ、そのおかげでエネルギーを発散し過ぎてしまうらしい。老人も少年少女もその場にいれば、激流に呑み込まれてしまう。
世界は彼の手で加速し、竜巻のようにどんどん周囲を巻き込んでいくパワーが与えられるが、その流れの先に破滅があるのか、繁栄の道なのかは定かではない。日本を舞台にしてはいるのだが、その野望は軍を掌握してクーデターに行き着くという、いつどこの日本かもわからない国であり、歴史的帰趨もまた僕らには判じかねる。
権力、財力に群がる多くの人々、自ら孤独の道を進む人々、みな欲望のままにいっしょくたに時が進んでいく。それも現実社会の縮図であろうが、荒神のいるところ、人々は激情、あるいは非情、そして裏切りがにわかに表面化して、一気に諸相景色は移りゆく。彼がいなくても同じことがゆるやかにも、疾風奔流のようにも起きるのだろう。
すると荒神はこの地上のどこにでも存在し、またどこにも存在しないとも言える。ただ空間が歪んだような瞬間を、その存在に擬しているのだ。大小様々な歪みを含んで世界の総体は構成されている。その歪みから歪みへと乱世を旅する冒険小説であり、そこでは俗も美も超えて、生き延びるための知恵だけが求められている。

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