電子書籍
少し内容に触れてます
2015/08/15 18:12
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投稿者:乾 辰巳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新人歌手がテレビ局から誘拐され、身代金一億円が要求される。岡嶋さんの誘拐物が面白いのは、展開にひねりが加えられているからでしょうか。
ずっと後をつけていたはずの金が新聞紙に変わっていたトリックも面白いですが、後半に入るとCM業界の思惑が前面に出てきて、そのトリックすらかすんでしまうほどです。昔の作品ですが、ここまでやる?感は今の方が理解しやすいかもしれません。
でもその割に人物達に深みがなく、少し感情が入りにくいというのはありました。トリックはよくできているけど「明日天気にしておくれ」ほどの面白さを感じなかったのはそれが理由かもしれません。
紙の本
人さらいの岡嶋
2001/01/13 01:06
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投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
岡嶋二人という作家は、もうこの世には存在しない。だからといって、死んでしまったわけではない。実はこの作家は、井上夢人と徳山諄一という2人によって作られた作家だからだ。要するに”合作”である。
岡嶋二人は、89年にコンビを解消するまで、数多くの傑作をこの世に送り出してきた。そのなかでも誘拐をテーマにした作品は逸品である。
そして、誰が呼んだか「人さらいの岡嶋」。
この「どんなに上手に隠れても」も、そんな誘拐モノの1つである。この話で誘拐されるのは、新人のアイドル。そこから話が進んでいくのだが、とにかく読み出すとやめられなくなる傑作である。
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全然、犯人分かりませんでした。
最後は、おぉ!そ〜ゆ〜事か。。。と。
岡嶋二人の得意な感じの作品です。
途中で読み飽きる事はない!
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売り出し中の新人歌手・結城ちひろが誘拐された。大手カメラメーカー、ゼネラル・フィルムの
新製品『パチリコ』の宣伝に起用し、CMソングとなる新曲とともに大々的な宣伝作戦を繰り
広げようとした矢先だった。事件は商品のイメージダウンになると、だれもがちひろの起用に
反対したが、ディレクターの長谷川宇一は、逆に事件を宣伝に利用しようと考える―。
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多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、売り出し中の歌手が誘拐された。しかもその直後、この誘拐を暗示する奇妙な特命電話が警察に入っていた! 芸能プロやCMのスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリックまで、リアルに書ききった傑作長編推理。―――――とても面白かったです。エンタメ誘拐ミステリです。トリックに派手さはないけど(しょうがないけど)全体はエンタメに仕上がってます。
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<内容>
多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、売り出し中の歌手が誘拐された。しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた。芸能プロやCMのスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリックまで、リアルに描ききった傑作長編推理。
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多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、売り出し中の歌手が誘拐された。しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた。芸能プロやCMのスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリックまで、リアルに描ききった傑作長編推理。
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おもしろい。かつ読みやすい。岡嶋二人作品を読んだのは確か2冊目ですが、一層好きになりました。2008/01/02読了
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多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、売り出し中の歌手が誘拐された。
しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた。
芸能プロやCMのスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、
そして事件の驚嘆すべきトリックまで、リアルに描ききった傑作長編推理。
(「BOOK」データベースより)
東野氏は、
岡嶋二人さんの作品の中で、特に本書がお好きだそうだ。
で、お二人と話をしている時に
「この作品大好きなんですよ」と、言ったところ
「じゃ、書いてー解説、今度文庫になるんだ」と。
なんとも安易な展開で・・・事が運ばれたそうです。 アハハ
それにしても東野氏、ちょっと本書を褒めすぎです…ね(笑)
読んでいて、事件そのものの緻密さには感心していたが
作中の刑事が漏らしていたように
最初から、どこか狂言誘拐のような感じが漂っていました。
誘拐事件は単純な金銭目当てではなく・・・
何か利害関係が??? それとも人間関係の縺れか???
ついつい、先読みしようと思考回路をグルグル。
考え出してからは、物語の展開も然ることながら
犯人(というか黒幕、ね)当てに躍起になってしまった(笑)。
芸能プロや広告界の実像には、驚くほどのリアル感があり、
事件の背景などは、読んでいるというより、
ドラマを観ながら犯人探しをしている気持ちになった。
結果、ほぼ犯人は当てました。
と言っても、ねぇ。。。
「株」やカメラマンの不信な行動が出始めてから、思い当たったので
勝負は、引き分けかな(笑)
失礼^^ゞ
あまり、ハズレ作品の無い作家さんですから、
あっという間に読めるし、それなりに楽しめるし…
本書も、私的には大満足です!
「岡嶋二人」の年内完読を、目指しています。
さて、黒幕は、だ〜れだ?!
お楽しみください。
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白昼堂々,テレビ局から売り出し中の歌手が誘拐される。
芸能プロやCMスポンサーの対応や駆け引きがうまく描かれる。
狂言誘拐も疑われる中,事件は意外な展開を見せる。
事件のトリックや犯人は早い段階で予想できてしまって残念。
しかし,得意な誘拐物だけあり,事件の展開には引き込まれた。
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面白かった〜。このヒトの作品好き。
けど広告業界のどうしょもなさが垣間見えた。
あとがきに東野さんが書いてて嬉しかった。
08.04読了。
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テレビ局から白昼、売出し中の歌手・結城ちひろが誘拐された。犯人からの身代金は1億。
弱小のプロダクションにも、勿論ちひろの両親にもそんな法外な金額が支払えるはずも無く、途方に暮れていた時、CMのスポンサーがその金を肩代わりする。その立案をしたのはやり手の長谷川だった。犯人の指示どおり1億を運ぶマネージャーの玲子。警察の完全な見張りの目を潜り抜け、犯人は1億を手に入れ、無事にちひろは救出された。
ちひろをCM起用していたカメラは長谷川の思惑通り飛ぶように売れるが―――。
軽い推理もの。という感じ。テンポがいいのでサラサラ読める。それぞれの思惑を丁寧に書いてるので楽しく読めるかな。
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すごく読みやすいし面白かったです。練りに練られた誘拐劇。謎解きシーンがなくて、スルスルと真相に近づいていくのがよかったです。やはり暴けない犯罪はないのですな。
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アイドルが誘拐されてしまった話。
かなり引き付けられました。
東野さんが解説をやっているのも注目。
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TV局から誘拐されてしまった芸能人。
一体誰がどうやって、そこから連れ出し誘拐したのか。
警察とスポンサーと事務所が、それぞれの思惑の元行動を開始する…。
見事! としか言い様がないです。
誘拐の仕方もそうですが、目的に対しても唖然とさせられてしまいました。
いつもながら、世間って怖い、と思わせてしまうような最後。
とりあえず、教訓としては『欲を出さない』でしょうか?w