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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1991
  • 出版社: 角川書店
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/257p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-04-108301-X
文庫

紙の本

いのちの初夜 改版 (角川文庫)

著者 北条 民雄 (著)

いのちの初夜 改版 (角川文庫)

税込 506 4pt

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評価内訳

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紙の本

何が出来るのか

2002/02/24 14:37

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 苦しんでいる人間の苦しみは、苦しんでいる当事者、もしくは同じ苦しみを抱えている人間にしか理解することは出来ないのか。苦しみを抱えていない人間が、苦しみを共有しようとすることは、苦しんでいる人間への冒涜になってしまうのか……。
 
 昭和初期。本書の作者・北條民雄は、ハンセン病に罹り、隔離され、そこで若い生命を散らした。当時はハンセン病の特効薬も無く、感染した人間は、人間であることを捨てさせられ、身体が腐ってゆくのを、ただ見ているだけしかなかった。北條民雄は何度も自殺を試みたが、その度に生への願望がつのり、結局果たすことが出来なかった。そして彼は、文学に目覚めてゆく──。
 しかし北條民雄は、決してハンセン病を「乗り越えた」わけではない。常に病の進行に恐怖し、それと戦い、絶望の中で創作を続けていたのだ。創作活動が失明を促すと分かっていながら、心の想いを表現せずにはいられなかったのだろう。
 作品を読んでみれば分かるが、北條民雄の視線は冷徹そのものである。読者に憐れみを請うてはいないし、病が進行して腐れた患者の描写も、厳しいの一言に尽きる。神への呪いや恨み節も無い。それは、作者自身がハンセン病患者であるからだろう。絶望の中にいる当事者になってみれば、甘ったるい感傷など書いてはいられないのだ。また、昭和初期という時代を考えれば、自分が差別されることを仕方が無いことと思っていたのか──。
 ハンセン病に関する正しい知識が無かった頃は、患者が「区別」されても仕方が無かったのかもしれない。しかし、行き過ぎた区別は「差別」であるし、正しい知識がありながら「差別」をすることは許されない。最近は、障害者を差別しない為に、障害者を特別扱いしないという考えが普通だ。それはその通りで、押し付けがましい同情は、安っぽい偽善でしかない。しかし、中には障害や難病を乗り越えることが出来ない人もいるだろう。そうした人々に対して、「くよくよ考えずに、明るくしていろ」と言うことは酷ではないのか。「他人事だと思って……」と言われても仕方が無い。
 私は本書を読んで、自分が健康体であることを、心から有難く思った。近視が酷くならないように、目を酷使しないようにしようと思うようにもなった。しかしこれは、決して障害者や難病の人を差別しているわけではない。少なくとも、自分に差別意識は微塵も無い。それでも、苦しんでいる人々の為に泪が流れることがある。泪を流すことは、差別になってしまうのか。この想いを、どう表現すれば好いのか……。

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