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山海経 中国古代の神話世界(平凡社ライブラリー)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 17件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1994.1
  • 出版社: 平凡社
  • レーベル: 平凡社ライブラリー
  • サイズ:16cm/203p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-582-76034-1
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紙の本

山海経 中国古代の神話世界 (平凡社ライブラリー)

著者 高馬 三良 (訳)

中国古代の地理書「山海経」。各地の山脈や国々、そこの草木、鳥獣をはじめ鬼神や怪物の記述など、中国の古代神話を知るうえで貴重な書である。語り継がれてきた古代の人々の見方、考...

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山海経 中国古代の神話世界 (平凡社ライブラリー)

税込 939 8pt

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商品説明

中国古代の地理書「山海経」。各地の山脈や国々、そこの草木、鳥獣をはじめ鬼神や怪物の記述など、中国の古代神話を知るうえで貴重な書である。語り継がれてきた古代の人々の見方、考え方がよくわかる。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー17件

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評価内訳

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紙の本

奇書にあらず

2005/12/25 13:37

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

 古代中国における、各地の地理、生物、生活などを一網打尽にまとめた書と言えばいいかと思う。無論それらは今日的な地理学でも生物学でも社会学でもない、当時の水準に基づく記述と情報収集力によるものであるから、現代人の感覚で読めばかなりぶっ飛びものの記述なのは当然のこと。本書の解説を水木しげるが寄せているぐらいである。
 特に印象的なのは、人々と動物、それに土地ごとの神々の姿だ。その人々もまた、時には神の子孫、王の子孫から、鳥の子孫までがいる。想像力豊かどころか、考えられるあらゆる組み合わせで書いてるだけとちゃうんか、と思えるほど無尽蔵でバラエティに富んだ造形、「山海経」を奇書と呼ぶに十分にふさわしい。紀元3世紀の東晋の時代にすでに奇怪奇抜と述べられているぐらいだ。しかもこれらが挿し絵付きなのだから堪えられない。
 しかし、例えばある動物が現れると日照りになるとか、疫病が流行るなどは、まあ神話、言い伝え的にはありそうかもしれなが、土木工事が増える、食べると悋気をしない、となるとえらく具体的だ。架空性のレベルがてんでバラバラであって、つまりただ空想を並べ立てたものではない。おそらく現在では喪失されているその時々、土地ごとの歴史やお伽噺などを集めて来て、そのうちで地誌的なことだけを抜き出して記録したために、その背景が分からすに奇怪に見えるだけなのだ。
 してみると、この書に1行か2行ほどに記された地誌の一つ一つに、その土地の人々の生活から滲み出た物語があったはずだ。単なる神話時代の牧歌的な暮らしでではない、現代人にも共感できる社会生活の中で育まれた物語である。そう思うと、人々の生き生きとした、あるいは時に苦難に満ちた生活のイメージが浮かんでくるようだ。中国世界の中心近くでは記述が細々しているのに対し、外縁部に向かうほど大胆でスケールが大きかったりするところにも、妙なリアリティを感じる。
 ここから出発して、描かれた世界と幾多の物語を再構成することも可能ではないだろうか。最近は水滸伝や三国志が人気らしいけど、次は「山海経」が来ますよ。(来ねーよ)
 むろん、手元に置いて、ときたまパラパラとめくってみるだけでも十分に楽しいです。

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2006/12/03 17:13

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2005/09/23 02:35

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