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商品説明
【吉川英治文学新人賞(第16回)】町に地下鉄がやってきたその日、真次はふしぎな錯覚に捉われる。ホームに立ちつくす自分を、もうひとりの自分がはっきりと地下鉄の窓の中から見つめているのだ…。すべての地下鉄通勤者に捧ぐ愛と冒険の傑作ファンタジー。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
浅田 次郎
- 略歴
- 〈浅田次郎〉1951年東京生まれ。様々な職業を経て「とられてたまるか!」で衝撃デビュー。93年刊の「プリズンホテル」は各誌で絶讃される。近著に「日輪の遺産」など。
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紙の本
美しく厳しくそしてせつない真実
2003/07/10 23:28
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投稿者:森のさかな - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が本当に体験していない時代をこうまで生き生きと描ける人は少ないだろう。現代と過去を行き来する主人公真次と共に、様々な時代に引き込まれるリアリティ。真次は、時代を超える度に嫌悪していた父の真実の姿に近づく。しかし、父への葛藤が消えたとき、真次にとってつらいもう一つの真実が現れたのだ。その時共に真実を求めた恋人みち子の行動のせつなさが胸を打つ。