電子書籍
全体像が分かる
2020/03/15 11:40
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投稿者:K - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニーチェのことを何も知らない方は読んでみると良いと思いますが、生涯とニーチェの思想の全体像の把握(永遠回帰や超人についてはもちろん)できる入門書でした。
紙の本
これだけでニーチェを語ってはいけません
2001/05/02 20:10
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る
突然ニーチェを読むのは大変そう、という方はまずこの本をどうぞ。哲学的語彙の解説を含んだ、ニーチェの主要な文献解説や他の哲学者との連関を読むことができます。これから哲学に踏み込んでみようという人には最良の参考書。
「力への意志」「永劫回帰」についても竹田青嗣の解釈が丁寧に書かれているので、何となくわかったような気にはなることができるでしょう。でもこれだけ読んでニーチェ思想について理解できたと思ったり、ニーチェについて語りだしたりするのは大きな誤り。あくまでも一つの解釈例として読みましょう。
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8点
竹田青嗣氏の本は内容が非常に分かりやすくなっており、入門としては素晴らしい本ばかりだと思います。批判する人も多いですが、入門書としては抜群の本だと思います。
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ニーチェの入門書では「これがニーチェだ」と並んでかなりわかりやすいし、面白い。「これがニーチェだ」」とは少しニーチェの思想の捉え方が違うので、そこらへんも読み比べてみると面白いです。
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うっかりするとニーチェ自身がルサンチマン(俗な捕らえ方では怨みつらみ)と認められない優越感にまみれているように誤解してしまうのを説得力を持って否定し、その核心の「自分自身を生かす」思想をつかみ出して見せる手つきは鮮やか。
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まさにニーチェ入門。ニーチェの思想自体がもちろん好きだからだけど、ここまで建設的にニーチェをわかりやすく伝えてくれる本はないと思う。ニーチェの思想が気に入ったのも、この本のおかげだ。
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「ニーチェは何を考えたのか?」に的確に答えてくれる。主要な思想(受験生にとっては用語)をわかりやすく説明。
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思考の枠が外れた。自分がぶれてしまった。
2008/08/10追記。
この「思考の枠が外れる状態」を「ゲシュタルト崩壊」と呼ぶと言うことを最近知った。
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ニーチェというと何となく危険なイメージを持っていたが、これほど強く生きることを肯定する言説は他に無いのではないだろうかと感じた。
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20代前半の頃にこれを読んで(意味がわかってたかわかりませんが)大いに勇気づけられたことを思い出して,紹介してみました.
ニーチェとか「永遠回帰」とかって聞くとびびっちゃいそうですが,竹田青嗣さんはわかりやすく,でも易きに流れずに書いておられるように思えます.
哲学に興味がない人でも,一度は読んでおくといいような気がします.特に若い時期に読むと「効く」のではないかと.
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ニーチェは嫌いでした。が、この本を読むと、こういう風に考えることもできるんだなあ、という感じでした。
『ツァラトゥストラかく語りき』などを読むとわかるのですが、ニーチェという人は好感持てねえ・・・というタイプの人です。生理的な好悪を正面に持ち出して人を評価するのはいかがかと思いますが、しかたがありません。
おそらくニーチェが好きでない人の大半は、嫌悪感でニーチェを挫折していると思います。
ニーチェの言葉は難解すぎて、何を言っているのかさっぱりわからないところがあります。この本は、そんなニーチェの思想を削りだしてくれる便利な本です。もちろん、筆者から見たニーチェ像ではあるのですが、ニーチェの原書にひたすら当たり続けるよりも効率はよさそうです。
ルサンチマン、はいわゆる格差社会・現代日本において重要なキーワードであると思います。ルサンチマンの構造がスッパリ書かれている本書は、現代日本においても重要でしょう。
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哲学なんて今まで触れたことなーい!なんて人にもお勧め。理系の人でもちゃんと理解できます。
細かいところまでは頭には入っていないけど、言わんとすることは掴めたと思います。心に響きました。学生の間にニーチェについて考えられたのは良かったです。読んで良かった。時間をおいてまた読みなおしたいと思います。
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社会人一年目に、大変お世話になった先輩がニーチェ好きだった。
当時、その人への憧れと勢いだけで『ツァラトゥストラ』を読んだのだが、さっぱりわからず。
これは読んでよかった。ニーチェがどれだけ大きなものを、いかにひっくり返したか、おおまかにはつかめた気がする。
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神は死んでニヒリズムの時代になった
キリスト教的価値観の崩壊を訴えた当時は
ものすごい異端児扱いだったんだろうな
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ニーチェはどうして、こうも特色ある哲学者なのか?
彼の生きた時代背景は、宗教は?という基本スタイルから入る入門書。
一度、「ツァラトゥストラ」のページをめくってみて、「ああ、こりゃダメだ」と感じ、
本書でもってまずは思想の外郭を理解しようと試みました。
ニーチェを代表する書、「権力への意志」や「人間的、あまりにも人間的」など、
その思想の変容とともに時系列で追っていく。
解釈がいかようにも取れるニーチェを、「入門」というに相応しく、
一番スタンダードであろうと思われる見方で解説してくれるので嬉しい。
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