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- カテゴリ:幼児
- 発行年月:1994.12
- 出版社: ポプラ社
- サイズ:22×29cm/40p
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-591-04187-5
紙の本
森のはるなつあきふゆ オシギッパのもりでみつけた (えほんはともだち)
オシギッパの森の四季の移り変わりを数年にわたって観察、そして絵本になった。落葉樹の様子や森にすむいきものたち、自然のそのままのすがたが、生き生きと描かれる。静かな森で繰り...
森のはるなつあきふゆ オシギッパのもりでみつけた (えほんはともだち)
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商品説明
オシギッパの森の四季の移り変わりを数年にわたって観察、そして絵本になった。落葉樹の様子や森にすむいきものたち、自然のそのままのすがたが、生き生きと描かれる。静かな森で繰り広げられる四季のドラマ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
岸田 衿子
- 略歴
- 〈古矢〉千葉県生まれ。東京農業大学農学部卒業。植物画家。著書に「しょくぶつ」「野の草花」「たねのずかん」「きいちごだより」など。
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紙の本
オシギッパの森の春夏秋冬
2001/11/22 16:49
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投稿者:赤木かんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
オシギッパの森の春夏秋冬は、ページをめくるあいだ、森の生み出す澄んだ新鮮な空気、冷たい小川の音、つま先がやわらかな水気の多い草にうづまる感触。
この絵本の舞台となった、通称オシギッパの森は、長野県と群馬県にまたがる浅間山の北のすそ野にあります。
オシギッパは、「押切際」または「押切端」と書き、200年前の浅間山の大噴火で裾野の森や林が溶岩で埋まった時にこの森の手前で溶岩が止まってそっくり残された森、という意味だそうです。
森にあるのは、ほとんど落葉樹。
ミズナラ、カツラ、コナラ、ハルニレ、クリ、トリ、などで関東地方に住んでいる人にとってはこれが“森”ですが、日本は南北に長い国なので、北海道や沖縄に生れて育った人には、これが森かあ・・かもしれません。
けれどもどんな所であろうとも、水と太陽の光と緑が命のもとです。
緑のあるところにはその地に似合った命が生まれ、私たち人間をも生かしてくれます。
この絵本は、その豊かな命の息づいているオシギッパの森の春夏秋冬を生き生きと描写してくれ、ページをめくっているあいだ、森の木の生み出す澄んだ新鮮な空気を吸い、冷たい小川の音が聞え、つま先がやわらかな水気の多い草にうづまる感触を感じたような気がしました。
もっともそれは私が信州生まれでそういう森が自分にとっての森だ、と思っているからかもしれませんが、そうじゃない人にとっても魅力的な一冊になりうるでしょう。
私がツンドラの写真集や熱帯のジャングルの絵本を見て、一度行ってみたいと思うように・・。
大きなニレの木を子どもだったらそうするだろうようにあおぎみるように描いた構図や、夜、木に囲まれた野原に寝ころがって空を見た構図を子どもたちは敏感に楽しんでくれるでしょう。