- カテゴリ:一般 研究者
- 発行年月:1995.1
- 出版社: 日経BP出版センター
- サイズ:21cm/281p
- 利用対象:一般 研究者
- ISBN:4-8227-2030-6
紙の本
わかりやすいマニュアルを作る文章・用字用語ハンドブック 改訂新装版
初心者にも経験を積んだ人にもわかりやすく、親切なマニュアルはどうすれば作れるか。マニュアルの文章の基礎、用字・用語、単位などを具体的に紹介。そのまま使えるテクニック集。改...
わかりやすいマニュアルを作る文章・用字用語ハンドブック 改訂新装版
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商品説明
初心者にも経験を積んだ人にもわかりやすく、親切なマニュアルはどうすれば作れるか。マニュアルの文章の基礎、用字・用語、単位などを具体的に紹介。そのまま使えるテクニック集。改訂新装版。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
文書作成、用語統一の良きガイドライン
2000/07/12 15:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:宇野みれ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本業はマニュアル制作ではなく、コンピュータ関係の英日翻訳だが、マニュアル関係の翻訳も多いため、参考になる。特に単独ではなくグループで翻訳をてがけるときは、使用漢字、送り仮名、表記法など、グループ間の用字用語の統一が大きな課題となる。詳細な辞書、用字用語ガイダンスを提供するクライアントもあるが、そうした指針がない場合の用語統一の目安となる。
以前、新聞記者をしていたので、知っている内容も多かったが、マスコミが作った新聞用の独自の体系とは違う視点のアプローチも多く、参考になる。
「なぜ、そうするのか」という解説が必ず載っているので(納得するかどうかは別として)説得力がある。なぜ、「のみ」ではなく「だけ」にするのかとか、「による」ではなく「によって」なのかの説明は興味深かったし説得力があった。
新聞社の校閲がいつもこだわって、ついに校正支援システムにまで組み込んでしまった「たり・たり」ルール(並列で「たり」を使う場合、「〜したり、〜したり」と「たり」を並列表記し一方を省略しない)は、マニュアルなどの場合、煩雑になるのでこだわらないのかと思っていたら、しっかり載っていた。 参考文献にも厚く5ページを割いている。
この本と、「朝日新聞の用語の手引き」があれば、日本語表記に関する最低限のガイドラインができる。常に読者の立場に立ち、読み誤りのない一意性を持たせる、というポリシーは、マニュアル・ライティング、翻訳のみならず、一般の文書作成にも役立つと思う。