- カテゴリ:小学生
- 発売日:1995/04/16
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:31cm/51p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-8340-1278-6
紙の本
人間 (かがくのほん)
著者 加古 里子 (ぶん え)
人間を地球に現れた生物の一つとして、生物の歴史の流れの中で、人間の発生を描く。そして、人間の成長と、身体各部の機能を簡潔に示し、人間のつくってきた社会と活動について説明。...
人間 (かがくのほん)
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商品説明
人間を地球に現れた生物の一つとして、生物の歴史の流れの中で、人間の発生を描く。そして、人間の成長と、身体各部の機能を簡潔に示し、人間のつくってきた社会と活動について説明。「人間」を真正面にとらえた絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
加古 里子
- 略歴
- 加古里子
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紙の本
ただ、こどもたちのために
2018/06/10 05:38
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵本作家かこさとし(加古里子)さんは亡くなる直前の今年(2018年)3月から4月にかけておよそ一ヶ月間、NHKの取材を受けていました。
その姿が「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で、先日放映されました。
タイトルが「ただ、こどもたちのために かこさとし 最後の記録」。
まさに「こどもたちのために」終生、絵本を描き続けた人かこさんの姿がカメラにおさめられた貴重な記録映像でした。
番組の最後に使われたのが、1995年に刊行されたかこさんの科学絵本シリーズの一冊であるこの本でした。(この絵本の執筆では加古里子という漢字表記を使っています)
この絵本はかこさんの人気シリーズである「だるまちゃん」や「からすのパンやさん」とは一味も二味も違います。
どちらかといえば、デビュー作である『だむのおじさんたち』(1959年)に近いものです。
タイトル『人間』とあるとおり、宇宙の誕生から地球の成り立ち、その小さな星に生き物が生まれ、やがて私たち「人間」が誕生する、壮大な世界観がまず描かれます。
その次には子供がどのように誕生して成長するのか、ここでは性教育のような描かれ方をしています。
この単元でかこさんはかつて子どもが自分が母親のどこから生まれたかわからないという疑問に答える形で、ていねいに綴られています。
こういうあたりが、「こどもたちのために」描いたかこさんらしい一面です。
そして、人間の身体の成り立ち、人間の歴史とつながっていきます。
かこさんはこの絵本を制作するにあたって10年以上の歳月を有しました。
それだけ強い思いが結実した絵本だといえます。
紙の本
科学に根ざしたかこさんの絵本
2022/01/20 17:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間という生きものについて、かこさとしさんが、確かな科学と親しみやすい絵で解説している一冊。大判なのでちょっとかさばるのが難点だが、子どもに読み聞かせるのにも、大人が理解するにもとても良い本。