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紙の本
とり残されて (文春文庫)
著者 宮部 みゆき (著)
婚約者を自動車事故で喪った女性教師は「あそぼ」とささやく子供の幻にあう。そしてプールに変死体が……。他に「いつも二人で」「囁く」など心にしみいるミステリー六篇。(北上次郎...
とり残されて (文春文庫)
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商品説明
婚約者を自動車事故で喪った女性教師は「あそぼ」とささやく子供の幻にあう。そしてプールに変死体が……。他に「いつも二人で」「囁く」など心にしみいるミステリー六篇。(北上次郎)【商品解説】
収録作品一覧
とり残されて | 7-70 | |
---|---|---|
おたすけぶち | 71-110 | |
私の死んだ後に | 111-154 |
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紙の本
珠玉の短編集のひとつ
2020/07/09 11:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮部みゆきの短編集である。本書は本書以外の短編集とはやや趣を異にしている。ミステリーが主なのであるが、空想的でもあり、死後の世界でもあり、オカルト的でもある。それだけに一風変わった短編集であると思う。いかにも宮部らしいラインナップである。この短編集は雑誌に書かれていた短編を集めて作られている。7編の短編から構成されている。
タイトルにもなっている「とり残されて」は分かりやすいのだが、読者にタイムトラベルをさせているところがあり、ややSF的な雰囲気のある短編であった。「おたすけぶち」はあり得る話ではあるが、住みやすい居住空間形成を考える人々の閉鎖的なコミュニティに関するもので、米国などにはよくあるストーリーであろう。
「私の死んだ後に」は、珍しく現役のプロ野球選手が主人公である。不調が続く選手が突然の事件で刺傷させられる。死霊の世界の監視人に絡まれるが、見事に復帰するという内容である。これも死の世界にさまよう主人公を描いている。「居合わせた男」は電車に乗る乗客との会話に乗ったために、珍しい経験をする会社社長の体験談風の話である。これが中では最も現実的な内容で、理解もしやすいものであった。
「たった一人」は巻末にある抄録では「名作」の聞こえ高い作品であると書かれている。また、巻末の解説ではこの作品だけでも読む価値があると絶賛されている。たしかにどの作品も私にとっては甲乙つけ難い作品であるし、宮部の作家としての器の真骨頂がよくあらわれていると思う。いわば珠玉の短編集の一つであると思う。
紙の本
寂しい
2021/05/10 19:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作の寂しさが印象に残る短編集。
誰もがどこかに傷ついた自分を、許せない自分を遠ざけてなんとか生きているのかもしれない。
紙の本
刻み込まれる6編
2020/05/22 22:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋人を奪われた女性の恨みが暴走していく、表題作に圧倒されます。復讐の終わりが新たな悲劇の始まりとなるラストも秀逸です。
紙の本
ちょっと不思議な話
2021/08/29 23:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
「たった一人」がやっぱり一番入り込めて読める感じがしました。どうしても離れたくないただ一人の人、その人を見つけるという強い気持ちがいい。
紙の本
共感と共鳴を呼ぶ作品
2001/08/13 23:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浅倉南 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作を含む短編7作品集です。「とり残されて」は人間が持つ「悲しみ」を題材にした作品。誰でも心のどこかに「悲しみ」を持っているはず。それゆえにこの作品は共感・共鳴するところがあります。この本を読んで「悲しみ」を受け入れ、それを飲みこんで生きて行こうと励ましてくれた作品です。
紙の本
あんまり
2020/08/21 12:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
あんまりおもしろくなかったかなあ。
ただの不思議なお話って感じで。
ドラマとかには、しやすそうな感じかな。
紙の本
世にも奇妙な物語のような作品集
2020/07/21 22:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者初期の短編集だ。サスペンスというより不思議な話が多い。テレビでたまにやってる)世にも奇妙な物語」みたいな味わいがある。よく出来た話だが、逆に言えばそれだけである。宮部みゆきの多くの優れた作品からすれば、これはちょっと落ちる。「私の死んだ後に」はちょっと良かった。