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  • カテゴリ:中学生 一般
  • 発行年月:1993
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/427p
  • 利用対象:中学生 一般
  • ISBN:4-10-210503-4
文庫

紙の本

秘密の花園 改版 (新潮文庫)

著者 バーネット (著),竜口 直太郎 (訳)

秘密の花園 改版 (新潮文庫)

税込 649 5pt

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

【名作巡礼】人の気持ちを押し上げる何かの力——「魔法」が支配する庭園にふたたび訪れる読書。

2005/06/10 16:54

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

子ども時代に読んだ名作って「面白かった」「ピンとこなかった」の印象の差はあっても、いざ人と話をするときのためにおおまかなプロットが教養として頭に残っていればいいや……ぐらいのつもりでいる。名作のブックガイドをのぞいてもほとんどがそういう内容で、あらすじが押えられ、作家のプロフィールや執筆された時代背景が説明され、どのように読み継がれてきたかの情報が提供されて埋められている。
何で自分はあの本にそう深く感動したのかということが、ブックガイドに盛られた内容だけではどうにも思い出せない。それで思い切って再び作品に当たってみたりすると、これが意外な発見の連続。子どもながらに作者の深い思索の入口に辿り着いていたのかもしれないと知らされる。
『秘密の花園』は、両親を亡くして健康のすぐれない女の子メアリーが伯父の家に引き取られる。歓迎ムードのまるでないその屋敷で、彼女は閉ざされた庭園へ入る扉を発見し、幸運にもできた親しい友だちと一緒に、病弱な従兄弟コリンをそこへ誘い出して元気を取り戻していく。
読んだ本が抄訳だったからなのかもしれない。そういう流れで、みんながハッピーになっていく良い話だったよねという程度の記憶で改めてこの本を読み進めていくと、小説の実りの豊饒に驚かされる。初読であるならば、「よく知られた世界名作だから」の前提を元に書き出した上のあらすじは余計なお世話だろう。「『秘密の花園』って、ただの少女小説でなく、骨格のしっかりしたいろいろな味わいのある小説ですね」ということになるのではないか。まぁ、みんながハッピーになっていく過程で、いささか偶然のもたらす幸運が多いのではないかと辛口コメントの1つ2つは出てこようとも……。
大きな舞台の真ん中にぽつんと大道具が置かれたように、「扉」が象徴的に用いられる。秘密の花園の扉だ。花園の扉を強調するためなのだろう。父の赴任地だった遠いインドからヨークシャーのヒースの荒野の屋敷にたどりついたメアリーには、緊張の目の前に立ちはだかるはずの大きくどっしりした扉の存在は、案外さらりと書かれて流されている。それゆえ、隠れて見えなくなっていた花園の扉の発見は劇的であり、そしてまた、その劇的効果は終盤の父子の対面にも生かされている。閉ざされた扉が開くという出来事は、親の育児放棄の犠牲となったメアリーとコリンに希望の「芽」をもたらす。庭園の植物の生長は、その芽をも静かに育てていく。
ワーズワースの有名な詩「Daffodils」に触れたとき、英国の春はクロッカス、スノードロップス、ダフォディルズと進み、そしてヒヤシンス、チューリッからバラへと引き継がれていくことを教わったが、園芸の伝統国に生まれ、その趣味に親しんだ作者の作品らしく、植物や自然の描写は、色と香りの楽しみを与えてくれる。
その恵みは、21章の冒頭に控え目に提示された作者の思いに注ぎ込まれている。そこには、さりげない日常の瞬間、おごそかな自然の変化に触れ「自分はいつまでもいつまでも永久に生きて行くのだ」と人が感じる不思議についての美しい思索が表出している。
この思索は、自分が病気だと思い込んでベッドから長いあいだ起き上がらなかったコリンへと引き継がれ、人の心を押し上げる「魔法」の力として語られていく。作者が言うところの「魔法」の力は、本作品を読み継ぐ人たちがいる限り、次々に花咲くことをやめないのであろう。

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2005/10/31 21:37

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2006/08/04 13:20

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2006/09/06 07:31

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2006/12/20 16:04

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2008/08/25 21:36

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2008/11/03 18:17

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