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逆転世界(創元SF文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 28件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1996.5
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元SF文庫
  • サイズ:15cm/425p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-65503-3
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

逆転世界 (創元SF文庫)

著者 クリストファー・プリースト (著),安田 均 (訳)

逆転世界 (創元SF文庫)

1,188(税込)

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みんなのレビュー28件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

このアイディアの奇妙さ,見事さには正直脱帽

2005/03/25 06:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る

 〈地球市〉と呼ばれる世界に生まれた主人公ヘルワードは,成人にあたる650マイルの歳を迎えて都市を管理する「ギルド」の見習員となる。その誓いを胸に,初めて見た外の世界は,託児所で教えられたものとは似ても似つかないものだった……。
 全長1,500フィート,七層からなる要塞のような外観の都市が,その行く手にレールを敷設しながら年に36.5マイルずつ進む。月も太陽もいびつに歪み,行く手と来し方に地面は競り上がっている。原因は不明だが都市では女子の出生率が異常に低いため,通過する周囲の村々から女性を「借り」て,子供を産んでもらう……。いや参った。このアイディアの奇妙さ,見事さには正直脱帽である。
 しかも,その素晴らしいアイディアだけに寄りかからず,なんでここがこんな世界なのかという謎をベースにおきながらも主人公ヘルワードの成長と苦悩,葛藤をキチンと描いて小説としても一級品に仕上がっている。傑作であります。加藤直之さんのカヴァー絵も吉。

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紙の本

他者がいたから「わたし」に目覚めた人類のように、別の物理制約の上に存立する世界があるからこそ、「この世界」を問う。パラダイム・シフトに満ちたSF作品。

2005/07/27 16:22

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「パラダイム」という今やもうどこか懐かしい言葉があとがきにあり、目を刺された。SFが最も頻繁に扱ってきたテーマが「世界認識の変革」だという記述を『SFエンサイクロペディア』から引いてきて、『逆転世界』がまさにそのテーマを持つ作品だと解説している。
「天動説→地動説」「ニュートン力学→アインシュタイン相対性理論」といった物の見方の革命的変化——『科学革命の構造』(みすず書房)を著したトマス・クーンは、それを「パラダイム・シフト」と呼んだ。
 歴史というもの、そこでは科学の進歩を対象としているのだが、科学進歩が単なる積み重ねによる連続的発展ではなく、断続的に転回を伴って変化していくという指摘。この理論は自然科学よりむしろ社会科学の方で歓迎され、特定のパラダイムは限られた時代や共同体を支配するものであり、いずれ別のものに取って代られるという、イデオロギーの代用語のように便利に使われてきた。
『逆転世界』におけるパラダイム・シフトは2段階に分けて周到に用意されている。いずれも昼が闇になるとか、隷属者が支配者になるといった予想され得る「逆転」とは異なっている。
 今のこの現実世界のパラダイムをシフトさせて作者プリーストが構築する奇妙な別世界が、多くのSF作品と傾向を同じくする第1段階の変革である。その世界はレール上の可動式都市であり、レールは軌道敷設担当者により常に建設され続けている。複数のギルドと呼ばれる管理組織で運営される都市、その構成員たちで保持される機密事項。
 移動する不思議のほかに、子どもたちが集団的に養育される不思議や母親たちがどこにいるのかという不思議が、この閉鎖的空間と、それを取り巻く原住民の土地との交流により徐々に明かされていく。それは概念やイデオロギーの違いといったものではなく、この世界とは異なる物理的条件に支配され左右される別世界の在り方なのである。これを解いていくのが主人公ヘルワードで、彼は成人を迎え、託児所の生活から未来測量ギルドの見習となったばかり。
 全部で5部構成となっているのだが、そのうち奇数の第1部、3部、5部が1人称の語りであるのに対し、偶数の第2部、4部が3人称となっていて、後者でパラダイムに関わる説明がなされていく。実はパラダイム・シフトの第2段階が、「認識」そのものの問題に絡んでくる。よって、1人称と3人称の使い分けは、その点へ注意を促す仕掛けになっているのだろうと捉えた。
 第2段階のシフトにより、別世界を再び新たなる別世界に切り拓いてしまう作者の手管は、『魔法』(ハヤカワ文庫)で翻弄されて知るところであった。その第2の転換に先立ち、第3部の4節、ヘルワードが測量作業に従事したところで、子どものころ受けた教育について回想する場面がとても印象的である。地理も天文学も天体物理学も、理論としてしか教えてもらわず退屈だったものの、すべて自分が取り組む現実の仕事のために埋め込まれていたのではないかというような思いを彼は抱く。 特定の時代や共同体で、パラダイムをパラダイムとして支配せしめるものは何か。それが教育の役割だということが感じ取られるような書き方がなされている。
このように作者のテーマの背景にある考えの枠組みを分析することは、滑らかな語りや会話でするする「読ませる」小説の楽しさをそぐことにもなりかねない。しかしそれでも、理論をこれだけ盛り込みながら、パラダイム・シフトを実行させながら、物語を練る鬼才ぶりを見せつけられると、技の巧みに感嘆してのカタルシスも大きいというもの。

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紙の本

この作品はアインシュタインと同じだ

2011/06/11 01:31

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チルネコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

荒廃した土地に一つの巨大可動建造物がある。その中には人々が住み節度あるコミュニティが形成され、特に不自由ない暮らしをしている。だが、この巨大建築物は〔可動式〕であり、荒廃した土地を移動できるようになっているのである。それはなぜかというと、いつもその建築物の数マイル先に〔最適線〕という基準線があり、その線に着かず離れず着いてゆかねばならない。これはそうしなければならないとギルドによって昔から受け継がれてきた至上命題なのである。

主人公ヘルワード・マンも成人してギルドに入るまでは、建築物の外に出たことはなく、閉鎖的な都市内で教えられてきた事象以外何もしらない。なので、「なぜ最適線に向かって進まねばならないのか?そもそも最適線ってのは何の為にあるのか?」すら知らない。最適線に向かって都市を進めるため、〔牽引ギルド〕があったり〔未来測量ギルド〕があったりするのだが、主人公も読者も始めにドーンと提示された退廃的な世界にある巨大建築物に不可解で謎な点が多すぎてなにがなんだかわからなくなってしまうのだ。「この世界はどうなってるんだ?」という風に。

主人公と読者は同じ事象しか知らされないので、主人公とともにこの世界の事柄を少しずつ知ってゆくことになる。だがこれが謎へのヒントが一つ一つ提示されてゆくような、ちょっとしたミステリ的構造を持った流れとなっているので、SFとともにミステリ的仕掛けも楽しめてしまうのだから面白い。この謎に対する結末だが、これはエリザベスが○○から来たという説明があったとき、勘ぐってたものが確証へと変わったのでミステリ的しかけは自力で解けてしまった。だが、先日読んだレムの『ソラリスの陽のもとに』のテーマも一種の同系統作品だと思うのだが、○○の変革のテーマ(←未読の方の為に一応伏せておく)には良質な作品が多い気がする。そりゃそうだろう、既存の○○をぶち壊してしまうような思考実験~立証とは、アインシュタインもダーウィンもニュートンもそこを疑問視し覆したからこそ名前が残っているんだから。このテーマを扱った作品はSFだけでなくてもチェックしてゆかねばならない。

だが、本書は○○の変革というアイディアだけでここまでSF然するわけないと思ったのだが、あとがきにあるように本書にはとてもアイディアが詰まっているのだ。都市外の世界にある歪みはアインシュタインの相対性理論だし、事象の地平線はいわずもがな。科学に対する作者の敬意が感じられる上に、少しあっけなく真相が明かされるとはいえ語りも上手い。なによりこの軸のアイディアにはミステリ的しかけよりもやられた感が大きい。あまりにも見事だ。

こう考えたことはないだろうか?自分が見ている空の〔青色〕という色は、絶対に他人が見てる〔青色〕と同じなのだろうか?と。もしかしたら他人がいう〔青色〕というのは、実は自分がいう〔赤色〕に見えてて、それをただ〔青色〕という認識でもって表現してるだけかも知れない。僕の〔黄色〕はある人には自分的の中での〔白色〕のことで、ある人が〔緑色〕といったものは、自分の中では〔茶色〕に見えてるものかもしれない、と。街にある木々に「緑がいっぱいで気持ちいいねー」と言っても、相手には茶色に見えてるかも・・・・・そう思うとぞっとするが、本書を読んだ方はそれとなくありえない話ではないと思ってもらえるのではないだろうか。

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紙の本

認識の変革

2002/05/25 03:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

SFの持つ魅力のひとつに「認識の変革」があるという。これは、そ
の「認識の変革」に真正面から挑んだ作品。傑作である。

生き延びるためには動きつづけなければならない〈地球市〉という
不可解な存在、その奇妙な社会システム。そして〈地球市〉のまわ
りの世界は奇怪きわまりない歪みを見せる。都市の移動作業は困難
をきわめ、やがて彼らは次第に追いつめられて行く——

奇怪な世界での暗澹たる状況、恐怖と狂気がつのってくるうち、や
がて物語はSFならではの驚くべき真実を見せてくれる。SF者ならこ
の奇怪な世界を見ないでおくわけにはいかないだろう、ある種の究
極を行くSF作品である。

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紙の本

SFはスタイルか?アイデアか?

2005/05/19 00:40

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品はプリースト氏が1974年に発表した2冊目の長編なんですが、
しばらく未訳のままでした。
イギリスのSF界では小説としての形式を優先するスタイル派と、
着想を優先するアイデア派が論争したことがあります。
アイデア派の代表がイアン・ワトソン氏、スタイル派の代表がプリースト氏でした。
日本では最初に1983年にサンリオ文庫で出版されています。

作品の出だしから打ちのめされそうになります(笑
「ついに650マイルの歳になった。ドアの向こうでは、
そのぼくをギルドの見習員に認める式のため、ギルド員たちが
集まってくれている。」
年齢が650マイルって何のこと?
時間を距離で表しているのか?ギルドって何だ?
頭の中が???、、、。
着いて行けない人は最初からつまづきます(笑
この作品は私たちの持つ世界の認識を根底から覆してしまいます。
全長1500フィート(約450m)の都市が、レールの上をゆっくりと進んでいきます。
その都市の中には封建的な社会生活を営む人々が住んでいます。
外の世界は変形した太陽、変化する時間や重力、伸び縮みする長さ、、、。

都市はなぜ移動しないといけないのか?
都市はなぜ作られたのか?
なぜ不思議な現象が起きているのか?
都市が存在するこの世界はいったいどこなの?
疑問だらけのまま物語は展開していきますが、読んでいくうちに認識の変革にせまられていきます。
スタイル派と言われてもアイデアの方もなかなかの物です(笑

この作品はディック氏と同じように「現実とは何か?」を扱っていると思いますが、
彼の作品と違って理路整然と展開していきます。
読み終わってから気づくことなんですが、作品内での何気ない言葉、不思議な現象や事件には
ある一定の法則性があったのです。
最終章(特に数ページ)で作品内の謎が見事に組みあがっていくのですが、、、。
同時に新たなパラドックスも提示され余韻のあるラストです。

ネタバレかもしれませんが、数学や相対論を予習して読むと、楽しいかもしれません。
太陽が○×なのも、時間や重力の変化も、原住民の女がああなってしまうのも同じ原因(理論?)です。
ただし、少しヒネリが入っていますから、見付けるのは至難の技かもしれませんが、、、。
当然、知識が無くても楽しめる作品ですが、、、(笑

誤訳(妙な訳?)が多少あって気にはなりますが、派手なアクションや事件ではなく
謎と登場人物たちのドラマで最後まで引っ張っていくのはプリースト氏の力量と思います。
形式優先で小ぢんまりとまとまった感はありますが、、、。

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紙の本

終盤の紙幅配分が足りないような気がします

2004/12/04 13:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

惑星地球からの移住者によって作られたとおぼしき都市世界<地球市>が舞台。この都市は軌道上を北へと移動し続ける要塞のような構造を持っています。

 施設で育った主人公ヘルワードは成人の日を迎え、はれて都市の外へ出ることを許されます。しかしそこには彼が聞かされていた世界は広がっていません。太陽も月も完全な球形ではなく、歪みを帯びています。

 都市で生まれ育った男女間には女児が生まれることがなく、その事態を補うために都市は定期的に外から「原住民」の女性を「転送」してきて、女児を産ませてきました。出産を終えた原住民女性たちを都市の南へと帰還させる任務を与えられたヘルワードをさらに想像を絶する世界が待ち受けています。果たしてこの<地球市>はいかなる事情のもとに宇宙のどこに作られた世界なのか…。

 判じ物としての面白さが急速に増すのは物語も300頁を越え、第四部が始まる辺りからです。そこに至るまでに興味の糸が切れかかったことが幾度かありました。息もつかせぬ急展開の連続という物語ではありませんし、またよく言えば斬新な、言葉を換えれば突飛な舞台設定なので、読者の好みの分かれるところではないでしょうか。
 
 謎の解明からエンディングまでは意外と短く、もう少しヘルワードのその後を描いてほしかったなという気持ちが残りました。

 翻訳には不満がいくつかありました。ヘルワードが南への旅に連れて歩く原住民女性3人の名をルチア、カテリーナ、ロザリオと表記していますが、彼女たちの母語はスペイン語という設定ですから、名前はルシア、カテリーナ、ロサリオとすべきでしょう。
 

 尋ねてきたヴィクトリアにヘルワードが「何が欲しいんだ」と訊ねる場面がありますが(89頁)、原文がWhat do you want?ならば「何の用だい?」と訳すところでしょう。

 こんな具合にいくつか妙な和訳が散見されました。

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2012/10/29 21:18

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2005/06/09 01:25

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2010/11/23 22:40

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2012/10/28 21:01

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2011/08/22 12:44

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2010/05/01 11:12

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