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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1996.5
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元ライブラリ
  • サイズ:15cm/492p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-07004-5
文庫

紙の本

未来のイヴ (創元ライブラリ)

著者 ヴィリエ・ド・リラダン (著),斎藤 磯雄 (訳)

輝くばかりに美しく、ヴィナスのような肉体をもつ美貌のアリシヤ。しかし彼女の魂はあまりに卑俗で、恋人である青年貴族エワルドは苦悩し、絶望していた。自殺まで考える彼のために、...

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未来のイヴ (創元ライブラリ)

税込 1,650 15pt

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商品説明

輝くばかりに美しく、ヴィナスのような肉体をもつ美貌のアリシヤ。しかし彼女の魂はあまりに卑俗で、恋人である青年貴族エワルドは苦悩し、絶望していた。自殺まで考える彼のために、科学者エディソンは人造人間ハダリーを創造したが……。ヴィリエ・ド・リラダンの文学世界を鏤骨の名訳で贈る。正漢字・歴史的仮名遣い。解説=窪田般彌【本の内容】

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みんなのレビュー39件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

電気!電気!電気に勝利を

2005/09/03 12:54

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

人間の手で人間を作る、あるいは知性を生み出すという命題が提示されたとき、我々は、チューリングテスト、二足歩行と、直接に課題を撃破して目標に近づくことが出来る。
しかし魂、神といった概念を発明した人達には、その前に解決しなくてはならない思想の壁がある。その精神世界に敢然と立ち向かうのが、伝説の発明家にして稀代の電気学者であるエジソン氏。電気万能主義を擁して哲学的戦いを巻き起こさんとする、実在の人物を題材にした架空の物語だ。
メロンパークの魔術師の手になる魔法は当然ながら、蓄音機で人間の言葉を再生するようにして、電気的な力によって肉体も精神も再現することにある。培った叡智を集大成した成果である人造美女ミス・ハダリーをもって、理性への冒涜をものともせす、恋愛というものがそこに成立しうるのか、いや従前の恋愛以上に魂を高揚させるではないかと主張する。人類の歴史の営為において組み上げられてきた論理に、電気の生み出す美が立ち向かうのだ。その描き出される優美さ、したたかさ、そして儚さには、たしかに男がすべてを投げ出し、捧げて惜しくないだけの魅惑があった。
その軋轢に生じる苦悩を喰らい、消費する現代読者は、さながら魔王であろうか、などと呑気なことを言ってる場合ではない。エジソン氏に提示された風刺は、今やリラダンから1世紀を経て予言となりつつあるではないか。すでに現出の兆しを見せるこの「空間」についての言説も、その実、エジソン氏の複製ではないのか。
この時を越える奇跡を可能にしたのは、フランス貴族である作者に、大西洋を挟んだニュージャージーの地下深くをこの幻想を実現しうる場所として選ばせる、美学と力学(電磁気学)が究極には通底することを発見したひらめきではなかったろうか。
ところで大貫妙子「ロボットマーチ」という曲で、リラダンはーかせの♪と歌われているのは、むろんこの小説にかけているのだろう。愛聴家必携。

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紙の本

科學といふのは、昨今では、さほど萬能でも興冷めなものでもありませんのよ、エディソンさま。

2004/06/01 11:11

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:べあとりーちぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「黙っていればお嬢様」などと言われたことのある女性は決して少なくないだろう。大人しそうに見えるのに…とか、冷静沈着で賢そうに見えるのに…とか。大抵は願望半分の思い込みで勝手にイメージを膨らませておきながら、実際は違うといって勝手に失望する。堪ったものではない。
 本書のヒロイン、ミス・アリシヤ・クラリーはさらにその上を行き、「黙っていれば女神様」である。ルーヴル美術館の「勝利のヴィーナス」像に瓜二つの完璧なプロポーションと美貌、音楽的で神々しい歌声を持ち、しかし魂は合理主義と拝金主義と常識の権化。彼女に恋する若きイギリス貴族、エワルド伯爵に言わせると「あまりにも俗物」ということになる。
 この世の神秘や至高の芸術、深遠なる哲学について語りたいエワルド卿はいつもアリシヤに「詩的なそして霞のやうなもの」と取り合ってもらえず鬱屈している。美の化身である彼女が、自分の「美」を商品としてしか捉えないことに我慢がならない。さりとて彼女を捨てることもできずに思いつめるあまり自殺を考え、別れの挨拶をしにエディソンを訪れたエワルド卿を救うためにある提案がなされる。「身代わりを作ってあげましょう」と。
 そうして科学の力で作られたハダリーには、モデルのアリシヤとはまったく異なる、気高く崇高な魂が宿っていた…。

 「メンロ・パークの魔術師」エディソンの本作中での役回りは、デウス・エクス・マキナであると同時にリラダンの恋愛哲学、至高の愛の理想についての語り部である。エディソン(=リラダン)が忌み嫌う「合理的で常識的で堅実な」「科学万能主義の」現代社会への反証たるハダリーを、科学の申し子・エディソンが作り出すという設定に、リラダンの皮肉を感じずにいられない。純粋に精神的な恋愛の悩みを科学で癒すという筋書きも同様である。
 作中エディソンがとうとうと語る女性観は、エワルド卿でさえ「実に手厳しいですな」とコメントするほど独善的で、時に熱狂的な方向に脱線しがちである。訳者・齋藤磯雄氏による解題によれば、リラダン自身、アリシヤに幻滅させられたエワルド卿と同じ体験をしているのだという。その苦い思い出が、エディソンの偏執的なまでの「男性にアピールするための人工的手管」への攻撃に繋がっているのだろうか。「幻想に報いるに幻想を以ってす」と言い切るエディソンの悲鳴に似た言葉は、もしこれがリラダンの心情の一端なのだとすれば、あまりにも哀しい。

 ハダリー(古代ペルシャ語で「理想」を意味する言葉らしい)の制作工程が詳細に語られる章では、妖しくも幻想的な気分を味わえる。エディソンは真面目に「科学的な」説明をしているのだが、それは科学というよりもある種の魔術に関する薀蓄のようである。黄金の円盤、水銀を満たしたクリスタルの球や壺、プラチナの鋼線によるからくり、紫水晶や黒ダイヤや真珠の指輪に擬された各種のスイッチ、潤滑用の薔薇の油…。リラダンの時代には、「科学的」という言葉にはこのようなロマンティックな要素も含まれていたのかと思うと、ちょっぴり羨ましいような気がした。
 さらに忘れられないのが魂を吹き込まれたハダリーの悲哀である。エディソンはハダリーの言葉はすべて「事前に録音しておいたアリシヤの言葉を適宜再生しているだけ」と言う。生みの親にも、ましてやエワルド卿にも信じてもらえないが「自分はここに居るのだ」と切々と訴えるシーンは、(多少ウェットではあるが)情緒的で印象的だった。

 齋藤磯雄氏の訳文も、原著の持つ衒学的で幻想的で一種退廃的な美しさをあますところなく写し取っている。おそらく本書の魅力はこの訳文なくしてありえない。旧漢字旧かな使いなので慣れないと読みにくいかもしれないが、そういう訳で本書は断じて現代風に訳し直すべきではない。じっくりと時間をかけて読んでほしい。

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紙の本

知名度が意外とある作品

2017/06/09 22:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サラーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルは聞いたことがあるけど読んだことはない本の一冊に数えられるかと思います。中身は美しいが、内面はとても醜い人形を溺愛する話です。ストーリーはほとんど展開されず人形、ハダリーについて語る形です。ただそれをきいているうちに読者自身がその異常性を感じて、読み進めながらも異常さを考えてしまう、読者自身を考えこませるところがこの作品の本質かと思いました。翻訳文が古くさくて、分厚いところが敷居が高ねていると思い、星を1つ取ります

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2004/10/12 21:06

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2005/06/11 00:08

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2006/09/14 13:15

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2006/10/13 00:08

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2007/04/09 13:29

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2007/08/04 20:36

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2008/02/11 16:10

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2010/07/16 15:11

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2010/01/22 07:42

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2010/06/12 22:07

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2011/08/22 02:08

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2011/06/19 00:42

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