完本・逃げろツチノコ （山本素石の本）

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現在、絶版にて古書でしか入手出来ない貴重な本です。幻の珍獣ツチノコの第一人者、山本素石氏の渾身の記録。

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ツチノコ？んなあほなー。
っと思うあなたはこの本を。
読み終えると必ずどこかの山へ探しに行きたくなる、そんな一冊。
ツチノコは本当にいます！（いた？）

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大変おもしろかった。「大の大人が子供みたいに夢中になって稚気あふれる云々」と聞いたふうなことは言いたくないけれど、でもこの面白さはそのためなんだろうな。北海道の釣宿に集まる常連客の釣り友達は、しゃばっけも含めてみんなこんな感じ。彼らと話しているみたいで、楽しかった。
ツチノコは食べ過ぎた蛇なんじゃないかと思っていたが、そうではないそうだ。本当にいるのかもしれないな。
ツチノコが見つかるかどうかはこの際どうでも良い。著者本人が書いているように、ツチノコには逃げ切ってほしい。その理由が、「青い鳥はみんなの心のなかにいるんだよ」ではない点が気に入った。