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紙の本
色々な料理が登場するコージー・ミステリ
2002/03/01 02:03
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投稿者:キイスミアキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アガサ賞を受賞した長編。
都会に育った宗教者の娘である主人公は、絶対に結婚しないと思っていた神父を職業とする男性と恋に落ち、成功していた都会での生活を捨てて、彼の赴任先である田舎に移り住む。
子供が生まれ、退屈な生活に納得しかけてはいたものの、死体を発見してしまったことで、持ち前の積極的な性格が事件の捜査を始めてしまう。
図書館長シリーズもそうだが、主人公がやたらとウィットに富み、軽く呟いたりすることがいちいち面白い。一人称のキャラクターに対し、作者が自分の性格を反映させているのだろうか。
邦訳のタイトルは、田舎町で多くの人達から反感を持たれていた若い女性が殺され、それが「待ち望まれていた死体」あるというもの。なかなかいい題名だと思った。
主人公は料理が得意で、色んな料理だとか、ハーブティーなどの描写が多い。今回は特に蘊蓄が含まれているわけではなかったが、次回作からはレシピも書かれているとのこと。アメリカの料理にはあまり感心がないが、スタウトのネロ・ウルフシリーズに登場するような、いかにも美味というものであればと期待したい。