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紙の本
エンターテイメントを作るなら、読むべし
2001/03/31 22:43
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んで面白い小説の書き方講座というのはさして多くはなかったが、こいつは傑作。読んでいてわくわくする。
一部で話題になっていたので買ってみたが、大正解。面白い小説を書きたい人間には必読である。この『ベストセラー小説の書き方』は、娯楽小説、ジャンルに囚われない「面白い小説」の書き方について示した本なのだ。
たとえば登場人物の造形に関する指摘は、非常に興味深い。人物は外見描写や行動能力ではなく、その性格的弱点や美質が重要なのであるというのは、非常に心に響くものがあった。
外見の表現などにはさほど気を配らなくても、そのキャラクターなりの心の動き、動機、決心を決める要素を参加者には提出してもらうべきだろう。
背景設定の使い方に関する指摘も、単に世界設定を見せつけるための描写ではなく、ストーリーとキャラクターの個性を引き出すための道具として使うという考え方は、心に止めておいて損はないだろう。
紙の本
ベストセラー小説の書き方
2016/07/12 13:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Carmilla - この投稿者のレビュー一覧を見る
地元書店の「お薦め文庫」のコーナーで紹介されていたので、気になって手に取ったところ、著者の波長と合いそうだったので購入した。
タイトルこそ「ベストセラー小説」と銘打っているが、実際は「売れる『アメリカ流エンターテインメント小説』の書き方である。発刊されてから30年以上経過しているため、アメリカ国内の出版事情やセールス方法を扱った冒頭3章については、古さが目立つ。また作者の考え方を、そのまま日本の事例に当てはめるのは無理がある。とはいえキャラクターの造形方法、プロットの立て方、スランプ克服法など、豊富な経験に裏付けられた彼の見解は、今もなお説得力を持つ。筆者は短い簡潔な文体が好みのようで、形容詞を豊富に使った、日本流の長い文体を愛好する読者には、違和感をもつ可能性もある。最終章で取り上げられる「読んでおくべき作家」のリストは、著者の好みであるということをあらかじめお断りしておく。しかし、この本で取り上げられた作家たちは、作家志望の人間は、必ず目を通すべきである。そしてベストセラー作家になるためには、とにかく読み、書くこと。それ以外の近道はない。
紙の本
アメリカ発・小説作法
2002/03/24 22:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書が書かれたのは少々昔で、作者はアメリカ人である為、第三章の「移り変わる出版市場」は全面的には参考にならないかもしれない。しかしそれ以外は、驚くほど参考になるものばかりだった。例えば文体などは日本文と英文という違いがありながら、日本人の書いた小説指南書と殆ど同様のことを言っている。残念なのは、引き合いに出されている作者の文章が和訳されている為(和訳された文章は、作り物臭かったり幼稚な物が多い)、その良さが上手く分からなかったことだ。尤も、英文で書かれても分からないのだから、仕方ないのだが……。
第14章で紹介されている作品群は、どれだけ日本で出版されているのだろう? 外国の小説は殆ど読んだことがないのだが、どれか読んでみたくなってきた。
紙の本
読んで楽しい小説作法の指南書
2002/02/24 04:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて笑っちゃうほど単純明快。プロットの大切さと、ひたすらアクション! アクション! とアクションを盛り込むことの重要さを説く著者の声に耳を傾けていると、なんとなく軍隊で鬼軍曹にしごかれているような気持ちになる。この本に書かれているアドバイスが必ずしも効果的だとは思わないが、それでも読んでいて面白い。自作の作品をひきあいにだし、雄弁にベストセラーの書き方を指導するクーンツは、なんだか憎めない熱血教師のようだ。巻末に記された読書ガイド「読んで読んで読みまくれ」も熱い。さすがベストセラーの書き方を指南するだけあってサービス精神も旺盛。読んで楽しい小説作法の指南書。
紙の本
実践できるかは別。
2018/07/12 10:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカ合衆国の作家が、1981年に出版した本。時代や日本に合っていないと感じられる部分がある。しかし、やはり職業作家としての意識は強い。プロとしての心得てして読むのがいい。
紙の本
懇切丁寧
2001/03/13 13:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ディーン・クーンツといえば、海外ではかなり有名な作家らしいが、日本であまり知る人はいないだろう。
本書はタイトルの通り、「ベストセラー小説」の書き方が事細かに説明されている。読者が楽しんで読むことができるかどうか、に重点が置かれていて、文体、テーマ、ジャンルに新人作家が陥る罠などまで懇切丁寧に教えてくれている。
これが日本で通用するかはわからないが、僕のように小説を書こうなどとは思っていない人でも、それなりに楽しく読める。