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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1996/08/22
  • 出版社: 角川書店
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/344p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-04-193202-5

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文庫

紙の本

死国 (角川文庫)

著者 坂東 真砂子 (著)

四国八十八ケ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡ると、死者が甦るという……わが子の死を悲しがる母が、その禁断の”逆打ち”を行ったことにより生じる恐るべき結果とは? 傑作伝奇ロ...

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死国

税込 638 5pt

死国

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商品説明

四国八十八ケ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡ると、死者が甦るという……わが子の死を悲しがる母が、その禁断の”逆打ち”を行ったことにより生じる恐るべき結果とは? 傑作伝奇ロマン。【商品解説】

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みんなのレビュー58件

みんなの評価3.3

評価内訳

紙の本

死国

2005/09/27 00:09

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:金魚 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「これって『ホラー』でしょ?怖くて読めない。」とおっしゃる貴方、違います。
 これは、『恋愛小説』です!
 民俗伝承を基に,恋心と生への執着を叙情・哀切豊かに描いた傑作と、おススメします。決して巷の評価を信じてはいけません・・・ただし、R指定、高校生から読んでね。
 とにかく、何でも『ホラー』にしちゃって。映画化すると『リング』にしても『死国』にしても、やたらおどろおどろしくして原作台無しです。でも、栗山千明くんだけは良かった。小説読んだオイラのイメージに近かったです。
 それにしても、映画化やテレビドラマ化は怖い。大抵は駄作になってしまいますから。映画を観ただけの方、怖がらずに小説をぜひお読み下さい。

 そして原作を読んだあなた、決して映画を観てはいけません!?これがほんとのホラーかも。

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紙の本

ミステリアス

2002/02/25 17:55

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るじゅあ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 怖いんだけれど切ない。死んでしまったものはもう帰ってこれない。

 「リング」の映画でラルクの「finale」が使われていたけれどこっちの作品のほうがあっている気がする。あの曲聴いたらリングじゃなくてこの話を思い出す。

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紙の本

死者を呼ぶ逆さうちが、恐怖を呼ぶ

2002/06/24 00:25

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くろねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

四国八十八ヶ所を、死者の年齢の数だけ逆に巡ることで死者を甦らせる
ことができるとする逆打ち。
死んだ者を思う気持ちの深さが、そんな伝説を生んだのでしょうが、
悲しいですね。
ましてや、親が、死んだ子を思って、ひたすら霊場を反対に巡る姿。
悲しく、そして鬼気迫るものがあります。

そうはいっても、通常、本当に、我が子が黄泉の国から戻ってくると
信じてそうする人間はいないでしょう。
先に逝った我が子をあきらめきれない思いを断ち切るための儀式として、
そういう伝説が存在するのではないでしょうか。

けれど、それが、「本当に」死の国の扉を開いてしまったとしたら…。

幼くしてこの世を去った莎代里。
その母親の妄執が、彼女を、この世に呼び戻したのです。
そして、それは、矢狗村の伝説をもこの世に実現させ…。

20年ぶりに故郷である矢狗村に帰った比奈子は、初恋の人文也との
再会の喜びもつかのま、そんな恐ろしい伝説に巻き込まれるのです。
「親友」であった莎代里の死の知らせだけでもショックだというのに。

この世、この「生者」の世界にあって、「死者」は、異質なものであり、
それゆえに、生者にとっては超常現象と見える力を持ってしまう。
それは、やはり、お互いにとって不幸なことでしょう。
だから、死者は、この世に留まるべきではないのでしょう。
この世から、そこにある己の肉体から魂が離れ、
別の世界に行くことが死であるとするなら、
すでに死を迎えたものが、この世に留まってはいけないのでしょう。
たとえ、それほど、この世にやり残したことや、心残りがあったとしても。

けれど、年齢の故でなく、自らになんの責めもなく、命を断ち切られた者の
口惜しさ、この世への未練を、誰に責めることができるでしょう。
残して行く者、この先に待っていたであろう輝かしい未来。
それをあきらめろなんて、なんて残酷なこと。
でも、だからこそ、その無念さをこの世に受け入れてしまっては、
この世は、負のエネルギーに満ち溢れてしまうではないかという
矛盾した感情。

文也をはさんだ比奈子と莎代里の2つの想い。
莎代里は、もう、新しく恋をすることのない身。
それだけに、文也をこの手にという想いは、哀しくも激しい。
比奈子。
傷心を抱えて戻った故郷で、心安らげる初恋の人との再会。
やっとたどりついた故郷を手放したくなんかない。

どちらが強く心を打つかというと、莎代里なのです。
分かっています。
莎代里は死んでいて、そこにいいてはいけない存在。
でも…、!
あの日、はかなく消えた夢を、今、この手にと思うことが、
どうして許されないのか。

どうか、莎代里が、あるべき世界で幸せになりますようにと
願わずにはいられません。

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紙の本

死の国ってネーミングだけでも恐ろしい…

2002/05/17 15:27

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

死者を甦らせる「さかうち」という不気味で恐ろしい行為と、それによって翻弄されていく主人公とその恋人達。さかうちによって甦った莎代里の怖いことといったらもう…。
坂東真砂子の小説は、だいたい「このミステリーは繰り返されるのだ」風に終わるので、ハッピーエンドを望む読者にとっては何か歯にもの挟まる終わりを告げる形となるだろう。
それでも、ラストまで一気に読ませるのはやっぱり板東真砂子だと感じさせる。背筋が寒くなりたい方にはオススメの作品です!

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紙の本

初めて「坂東眞砂子」作品を読みました

2010/11/09 17:10

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふるふる - この投稿者のレビュー一覧を見る

文章はさすがに上手いです。後に直木賞を受賞するだけのことはあります。

読むのが初めてなので、これはミステリー作品なのかホラー作品なのかわからずに読み進めました。中ごろまではわからなかったです。それまでにも確かに怪しい場面が何度かありましたが、気のせいだと済ませられる程度の怪しさでした。

しかし、その後はっきりと超常現象が現れて、やっとこれはホラー作品なのだとわかりました。なかなかの怖さです。

四国は死国。行くのがちょっと怖くなりそうな気がします。おそらく四国各県の観光関係の人たちは、苦々しい思いでこの作品を読んだのではないでしょうか。さらに映画化までされましたし。

普通のミステリー好きの私としては、中学生のときに死んだ莎代里は実は同級生の誰かに殺されていたのでは、などと推測していました。その犯人をヒロインの比奈子が推理していくと、愛し合いはじめていた同級生の文也が実は犯人だった、という展開にもなりえたとも思います。どうでしょうか。

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紙の本

土俗的な死の物語。

2002/06/20 13:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ストーリーにそれほど凄い斬新さがあるわけではないが、上手い書き方をしているので、陳腐なホラー小説にはなっていない。流石である。普通の小説家なら、反自然的な出来事をここまで自然に書くことは難しいだろうから。雅や粋とは違い、どろどろした日本の因習が見られる。岩井志麻仔氏もこの手だと思う。
 智内兄助氏のカバー絵もとても良い。

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紙の本

この身震いはくせになる。

2002/03/25 22:36

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:文子  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 真夏のちょうど30度を超える気温の日の午後に、一気に読み干しマシタ。さあ〜〜〜っと血の気が引きました。明くる年の夏に映画化されました。またまた、引きました。著者は秀才だと思う。だっていつ読んでも新鮮な艶めかしい薫りがするもの。

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紙の本

あなた、どうあっても幸せになれないのねぇ。

2001/09/08 00:36

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:takumi_y - この投稿者のレビュー一覧を見る

 20年ぶりに故郷を訪れた比奈子は幼なじみの莎代里が18年前に事故死していたことを聞かされる。
 故郷へ帰る道すがら白装束に身を包み、四国八十八カ所の霊場参りをしているらしい莎代里の母照子を見かける。けれど照子は死んだ人の年の数だけ霊場を逆に巡れば、死者がよみがえると信じ、娘を生き返らせるべく15回の霊場巡りを終えていた…………。

 東京での生活に疲れて故郷に帰ってきた比奈子が、子供の頃思いを寄せながらも内気だったために言い出せずにいた文也くんに惹かれていく様などとてもオーソドックスでよかった。離婚して村に戻ってきながらもどこかに居心地の悪さを感じている文也のそこはかとない哀愁、比奈子も傷心を癒そうと戻ってきてみたものの結局は異邦人である疎外感を覚えてるあたりの描写がいい。

 中盤までは比奈子が目にしていない風景をいつの間にか描いていたり、莎代里の父の書いた「四国の古代文化」の記述や、莎代里の母照子の不気味な言動、八十八霊場巡りをしている人の体験など不穏な気配はするものの、比奈子と文也のうら若き少年少女のような恋愛模様が中心だったので、クライマックスの不気味さがいや増します。
 あのほのぼのは、どこ行ったの〜?! って叫びたいくらいに。そして比奈子さんは、結局とっても踏んだり蹴ったりな目に遭ってます。

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紙の本

本能が不可思議なものの存在を潜在的に認知している

2000/10/09 21:43

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もぐもぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 四国は死国。ちょっと怖いフレーズ。
 美しく成長し、故郷の高知に戻ったとき、少女の頃のおとなしかった自分を思い出した比奈子。同時に幼馴染みの莎代里がいつのまにか死んでしまっていたことを知る。彼女は代々、口寄せができる霊力を持った家系であった。莎代里が思いを寄せていた文也と比奈子は再会し、恋に落ちた。しかし、その時から莎代里の気配を色濃く感じる日々が始まる。
 おとなしかった自分じゃない、思ったとおりに行動できる決断力のある女性に成長できた比奈子。しかし文也は莎代里にその生命ごと、奪われてしまう。
 その他の登場人物にもいろいろな過去や罪がある、亡くなった人への思いがある。
 よくありがちな−人間のやる気や信念を以ってすれば何事も成せる−的な話ではない、不可思議なものの力、人間がどうしても及ばないものが存在するという話である。読んでいて寒気を感じるくらい怖い。怖いのは、本能が不可思議なものの存在を潜在的に認知しているからかもしれない。
 八十八ヶ所の霊場巡礼が厳かに見えてくる。

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紙の本

幽霊話

2002/04/23 07:10

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真  - この投稿者のレビュー一覧を見る

都会での生活に疲れた比奈子は、故郷の高知へと戻って来た。そこで同級生たちと再会する比奈子だったが、子供の頃一番仲が良かったはずの莎代里が、実は18年前に死んでいたことを知り、愕然とする。そしてその日から、比奈子は誰かに見られているような気が……
ありきたりと言えばありきたり。どこかで聞いたことのあるような話。しかしそれでも最後まで読んでしまうのは、やはり作者の力。巧みな語り口で、ぐいぐい読ませる。

しかしいくらなんでも、「都会での生活に疲れた女」「偶然再会した初恋の男」「女を追いかけてきた浮気性の男」という三角関係は、陳腐すぎるでしょう。本書の前に読んだある小説とまったく同じだったので、ちょっと笑ってしまった。

個人的には全然怖くなかったんだけど、「幽霊」モノとしては一級品なので、このテの話が好きな人におすすめします。

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2004/10/11 10:05

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2004/11/22 19:51

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2005/02/02 09:32

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2008/03/24 03:09

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2006/01/26 22:23

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